伊藤塾でなら法律を楽しく学べる。学費免除に必要な知識・論文の書き方は伊藤塾で修得できます。
B.Sさん:中央大学法学部4年 ◆学部成績/[GPA]: 3.89 S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=67:43:10:2 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、法科大学院別過去問分析講義、法科大学院別法律科目論文模試、コンプリート論文答練など
合格校/慶應義塾大学法科大学院(既修)、中央大学法科大学院(既修)半額免除
はじめに
私が法律家を目指したきっかけは、高校生の頃に弁護士の先生にお会いしたことにあります。その先生は私の両親の相談に真摯に対応してくださりました。それにより我々家族の不安は解消されたため、このころから「弁護士」という職業を意識するようになりました。そして次第に自分も法律家になって周囲の人々の不安を解消してあげたいと思うようになりました。
大学に入り、授業で法学を学びましたが、難解な専門用語が多くあまり好きになれませんでした。大学2年生になり司法試験を受けるために受験指導校に入っている友人の話を聞き、伊藤塾の体験授業を受けに来ました。そこでは難解な専門用語が、例えなどを用いて非常にわかりやすく説明されていました。そのため、伊藤塾でなら楽しく法律を学べると思い伊藤塾に入塾しました。伊藤塾で勉強する利点としては、例えば大学の試験等で通塾できない場合にもWeb受講ができる点・受験生の中で多数派に位置できる点にあると思います。
中央大学法科大学院を目指したのは自分が中央大学出身であるからであり、慶應義塾大学法科大学院を目指したのは私立の法科大学院の中で近年の司法試験合格率が最も高いためです。
私の勉強法
〈基礎学習について〉
基礎マスターで学べるのは、条文知識、その文言の解釈(主に判例)、専門用語の説明等です。これにより短答問題・論文問題を解くための基礎を築けました。基礎マスターを聴くにあたり注意していたのは、同じ講義は一回しか聴かないことです。同じところを何度も聴いて理解を深めるより、まずは一周することをおすすめします。その代わり、講義を聞くときは二度と聞かなくていいようにたくさんメモをとっていました。講義を聴いた後はなるべく復習するようにしていました。時間のない時は講義だけは聴いてスケジュールから送れないようにしていました。講義を聴いて復習・短答問題にとりかかっていた方が予備試験に受かっていたので、そうすることをおすすめします。
論文マスターで学べるのは、答案の書き方です。いくら知識があっても、書き方がわからなければ冗長な答案になってしまいます。予備試験・法科大学院の既修者試験では短い時間内で数個の問いに答えなければならず、読み手に伝わる簡潔な文章が要求されますが、これは答案例を通して学ぶことができます。論文マスターでも基本的に変わりませんが、予習の段階で答案を書いたり、答案構成をしたりということが求められます。私は、わからないながらも無理やり答案を書き・答案構成をしていました。例えば、当事者がどんな主張をするのか、どの条文が問題になるのかから考えてから講義を受けていました。ここで気を付けていたのは、答案構成(約10分)の間は基礎マスターを開かないということです。とりあえずその時間内で自分なりに足掻いてから基礎マスターで知識を確認していました。この勉強は法科大学院既修者試験直前もやっていました。
これらにより得た知識により、学部の授業の理解度は深まりました。そしてだんだん法律を学ぶのが楽しくなっていきました。また、基本書等を読む際に以前ほど抵抗がなくなりました。
〈法科大学院対策について〉
【中央大学法科大学院について】
中央に限らず法科大学院の既修者試験で問われる知識は、基礎・基本であり、それは伊藤塾のテキストでいうAランクの知識に相当します。私は中央大学法科大学院の過去問以外に特別の勉強をしたわけではなく、伊藤塾の問題研究に取り組み、わからないところを基礎マスター(判例百選も用いた)で確認していました。二週間前になると、公式ホームページに掲載された過去問に取り組みました。一年分時間を計って解き、それ以前は問題を見て何が聞かれているかを考える程度でした。
同大学院の既修者試験を志望している受験生は、伊藤塾の論文マスターをやり込めば大丈夫だと思います。直前でこれを見ている受験生で、試験日までに準備が間に合わなそうな人は、過去問を見て出題傾向を見極めてください。
例えば、憲法では時事的な問題が出るため、日頃からニュースを憲法学的な視点で見ることが対策になりますが、下三法の中には三年分といえどある程度出題傾向がつかめるものがあったりなかったり、、、(笑)とにかく大事なのは「条文」です。商法では適切な条文を挙げられれば点数があがるともいわれているほどです。もう頑張っているとは思いますが、頑張ってください。
【慶應義塾大学法科大学院について】
慶應義塾大学院の既修者試験も、同様に伊藤塾の問題研究を繰り返していました。B+ランク以上の問題の基本的な知識が書けるようになっていれば大丈夫だと思います。同大学院のホームページでは、2005年までの過去問を掲載してくれているため、出題傾向を見極めやすいです。特に2018年度までの過去問であれば出題趣旨も掲載してくれているため、どの条文とどの論点(判例)が問題になっているかをメモしていくと、憲法・民法・刑法の中にもある程度出題傾向がつかめるものがあるかもしれません。もちろん下三法にもある程度傾向が見られます。私も直前は今年出そうなところを重点的に復習していました。同大学院の既修者試験は特に時間が足りないため、書けることはたくさんありますが、書くべきこと(要件・効果、定義等)を抽出することが大事です。最後まであきらめず、頑張ってください。
おわりに
何度も言うようですが、法科大学院の既修者試験で合格のために必要なのは、何よりも条文や定義等の基本知識であり、それが答案に反映できれば合格はもちろん、上位合格(半額免除・全額免除)も狙えます。そして、そのような基本知識は伊藤塾で修得できます。また、論文マスターでは答案の「書き方」も修得できるため、本当に伊藤塾を利用してよかったと思います。
法科大学院入学後は、伊藤塾で修得できた基本知識をより深くして、盤石な基礎を形成することが目標です。さらに来年の予備試験に最終合格したいです。
今伊藤塾で勉強している皆さんの中で予備試験に受かっている人を除いて、法科大学院の既修者試験前に法律の知識に自信が得られる機会は少ないと思います(私もその一人でした)が、その試験を終え合格をいただけると自信をつけることができるので、もう少し頑張ってください。一教科でミスしたとしても、他教科で持ち直すことは可能です。最後まであきらめず、自分の席に座り続けて試験を受け切ってください。応援しています。