論ナビに情報を一元化
試験まで時間がないときにも効率的に論文知識の復習ができました
C.Dさん:慶應義塾大学法学部4年 ◆学部成績/[GPA]: 3.84 S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=69:47:18:2 ◆受講講座/司法試験入門講座(本科生)+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、予備試験全国公開短答模試、予備試験論文直前答練・全国公開論文模試など
合格校/慶應義塾大学法科大学院(既修)、早稲田大学法科大学院(既修)全額免除、中央大学法科大学院 (既修)全額免除、東京大学法科大学院 (既修)
はじめに
私は大学入学時、法曹になる気はなかったのですが、大学2年のときに履修した演習授業で法律って面白いなと思ったので法曹を目指し始めました。学部のクラスには法曹を目指している人が割と多く、みんな伊藤塾に通っていたので安心かなと思ったので伊藤塾を選びました。大学1年の頃に授業で法律は学習していたものの、全く勉強の仕方がわかっていなかったので受験指導校を利用して勉強の仕方から教わることは非常に役に立ちました。また、法律を初めて勉強するのにいきなり大学の授業で扱うような分厚い基本書を読んで理解しようとするとすぐに心が折れてしまいます。しかし、受験指導校で基礎的なことを初学者にもわかるように噛み砕いて教えてもらうことによって理解がしやすく、効率も良いと思いました。さらに、伊藤塾は他の受験指導校よりも歴史が長く、合計の受講生も多いことから保有している情報が圧倒的に多く、講座の内容はそれらの情報を分析して構成されていることからも効率的な学習ができると思いました。
私の勉強法
基礎学習について
学習の初期段階は特にですが、勉強の仕方が全くわからなかったので講師にひたすら勉強の仕方を尋ねました。講師の方は真摯に質問に答えてくださったので、とても具体的に勉強の仕方がイメージできました。そして、講師の勉強の仕方にとても忠実に復習をしていました。また、早めの段階から論文の練習をしておくと良いと思います。実際に問題を解く方が理解も深まりますし、全然知らない問題が出たときの現場対応力も磨かれると思うからです。また、私は基礎マスター段階では講師のゼミに入っており、論文マスター段階では予備試験ゼミに入っていましたが、ゼミはとても役に立ちました。確かに、基礎マスター段階からゼミに入って難しい論文問題を解くと、全く違うことを書いてしまって悲しくなってきます。しかし、それを乗り越えるとメンタルがとても鍛えられますし、そのとき以上に難しいと思うような問題に直面することがほとんどなくなるので現場でパニックになることが減ります。また、ゼミは対面で講師と会話しながらすすめていくので理解が深まりますし、口述対策や大学のソクラテス式の授業対策にもつながると思います。さらに、ゼミで周りのゼミ生のレベルを知ることで自分の相対的な立ち位置を知ることもできます。なので、非常にゼミは役に立ちました。苦労した点は、基礎マスターや論文マスター、コンプリート論文答練、ゼミなどが立て続けに入ると予習復習が間に合わなくなり、パニックになることです。なので、スケジュールをしっかり管理して計画的に勉強をすすめることをおすすめします。
法科大学院対策について
今年は予備試験の短答式試験の直後に早稲田と中央の入試があったので対策の十分な時間がありませんでした。そして、講師の方が予備試験の勉強は法科大学院入試に直結するとおっしゃっていたので、早稲田と中央の法科大学院の対策としては前日に数年分の過去問を見て問題の出し方を確認するくらいにして、大半の時間を論証の確認に費やしました。早稲田大学の刑法の後半の問題は特徴的なので、ここは優先的に対策すると良いと思います。ある講師が情報を一元化するようにおっしゃっていたので、論ナビに情報をまとめていたのですが、論文知識を1つにまとめていたおかげで試験まで時間がないときにも効率的に論文知識の復習ができたので良かったです。慶應の法科大学院は上の2つに比べて時間があったので、周りの受験生数人で過去問を解いて議論し合っていました。これによって周りの受験生のレベルを確認できました。大学院の多くは、出題趣旨は掲載していますが模範答案は載せていないので、伊藤塾の講座で実際にどのくらいのレベルの答案で合格するのか、理想的な答案を知ることができていればもっと安心して試験に望めたのかなと思います。東大の法科大学院も慶應と同じように周りの受験生と過去問を解いて、答案を見せ合って対策をしていました。法科大学院入試はほとんどの学校で時間がシビアなので、何度か時間を計って解いてみて時間配分を確認しておくのと、大学院ごとの出題形式を確認しておくと良いと思います。他の知識の部分については伊藤塾の司法試験講座で十分カバーできるので、講座の復習をしておけば十分だと思います。
おわりに
まだ私も勉強している段階なので、大学院入学後も気を緩めずに勉強に励んでいきたいと思います。普段受けている講座の復習をしっかりやっていれば合格できると思うので、これから法科大学院を受験するみなさんは日頃から努力を重ねて盤石な知識の基礎を築いていってください。