1.5倍速で講義を聴きながら、メモを取ると集中力が高まりました
A.Oさん: 同志社大学法学部3年 ◆学部成績/[GPA]:3.98 S:A:B:C=87:15:2:0 ◆受講講座/ 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、法科大学院入試対策ゼミ、 予備試験全国公開短答模試など
合格校/京都大学法科大学院(既修)早期卒業、 同志社大学法科大学院(既修)早期卒業・全額免除
はじめに
私が法律家を目指すきっかけとなったのは、大学で、弁護士の講師を招いて行われる企業法務の 授業を受けたことでした。そして、大学2年生の終わりから伊藤塾に入塾し、司法試験に向けた勉 強を始めました。伊藤塾を選んだ理由は、呉クラスの講義動画がとてもわかりやすく、この講義な ら毎日苦にならずに受けられそうだと思ったからです。私の周りでは大学1年生の時から勉強を始 めている人が多く、出遅れていると感じていたので、伊藤塾の指導を通して効率良く勉強したいと 考えたのも理由のひとつです。
私の勉強法
基礎学習について
基礎マスターと論文マスターの復習を中心に勉強しました。2月ごろから勉強を開始したのです が、その年中に短答式試験と京都大学法科大学院入試を受験すると決めていたので、それに間に合 うように基礎マスターはなるべく早く聴き終えるよう努力しました。結果的には、3年次入試の対 象科目である憲法、民法、刑法、商法について基礎マスターと論文マスターは受講し終えたうえで、 短答式試験を迎えることができました。勉強方法としては、何度もテキストを読み返し、短答過去 問を繰り返して演習していました。講義を受けるうえで心がけていたことは、後からテキストを見 たときに講義の内容が思い出せるよう、メモを取ることです。特に、呉講師が講義内で挙げていた 具体例や面白いエピソードなどは、軽くテキストに書き残しておくだけで、あとで見返したときに さっと内容が頭に入りやすく、何度も講義を聴く時間が省けるのでよかったです。また、1.5倍 速で聴きながらメモを取ると、手を動かすスピードも速くしなければならないので、集中力が高まりました。論文についての勉強は、短答式試験が終わった8月ごろから本格的に始めました。問題 研究の内容を頭のなかで何回も起案したり、ひたすら論証を暗記したりしていました。Aランクや B+の問題を特に重点的に復習しました。
法科大学院対策について
京都大学法科大学院の対策としては、論文マスターを反復していました。特に論文マスターの問 題は5周くらい解きました。京都大学法科大学院は、憲法の統治の問題も出題されるので、統治の 範囲については、基礎マスターの勉強をメインにしました。全般的に、短答式試験に向けての知識 が論文を書くベースになったので、短答式試験の勉強は法科大学院入試対策としても効果的だと思 います。過去問についてはほとんど分析せず、試験の2週間前に過去2年分を取り組み、LS入試 直前対策ゼミで答案添削をしていただきました。このときまで、フルで答案を書いたことがなかっ たので、特に刑法は時間が足りず焦りました。しかし、そのおかげで時間配分の計画が立てられた のでよかったです。また、自分の答案に対してフィードバックをもらうことがなかったので、到達すべき答案のレベルがわかりとても勉強になりました。問題の内容対策の面では、論文マスターの 勉強だけで十分だとわかりました。同志社大学大学院の対策は、京都大学とほぼ同じです。ただ、 同志社大学では京都大学の試験科目に加え、行政法も対象科目でした。私は、今まで憲法、民法、 刑法、会社法に絞った勉強ばかりしていたので、大学の期末試験の勉強に加えて、行政法の勉強を進めるのは大変でした。
早期卒業・飛び入学合格について
早期卒業のメリットは3年次入試だと受験科目数が少ないので、比較的短期間でも入試に向けて 対策することができる点だと思います。デメリットは、京都大学の法科大学院入試のあとにも大学 の期末試験や履修免除試験、同志社大学法科大学院の入試と、試験が立て続けにあるので忙しい点だと思います。予備試験の勉強が、法科大学院入試の対策につながったので、まずは予備試験に向けて自分を追い込むといいのかなと感じました。
おわりに
伊藤塾を利用したおかげで、比較的短い間でも、なんとか第一志望の法科大学院に合格できたと 思っています。時間のない方も、諦めずに基礎を固めれば十分合格できると思うので、自分を信じ て頑張ってください。私も、今まで以上に気を引き締めて、司法試験合格に向けて勉強していきた いと思います。