伊藤塾の教材・講師陣・フォローアップは質の高い最強の布陣
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L.Hさん |
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学部成績:3.62 /26:45:36:8
受講講座:司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験 論文直前答練+全国公開論文模試など
私の「推し講座」 | 私の「推しフォロー制度」 | 合格のカギ(秘訣) |
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予備試験論文直前答練 | 4年間のインターネットフォロー | 不屈 |
はじめに
私は高校時代から法律の学習に興味があり、法学部に入学することを決意していました。大学入学後、生協で行われていた伊藤塾の予備試験ガイダンスを聞き、そこで初めて予備試験の存在を知りました。せっかく法学部に入ったのだから、何か法律に関わる資格を在学中に取りたいと思い、私の大学の受講生が多く、合格率も高い伊藤塾に入塾することを決意しました。周りのほとんどの伊藤塾生は教室受講を選択していましたが、私はサークルやバイトの時間も取りたかったため、自分の好きな時間に受講できるWeb受講にしました。伊藤塾のような受験指導校で勉強する利点としては、カリキュラムがしっかり組まれているため挫折しづらい点だと思います。特に初学者のうちは基本書などを読んでも難しすぎて理解できず、どこから手を付ければいいかわからないため、早い段階で学習意欲を削がれ挫折をしてしまう可能性が高いのではないかと思います。そのため、多数の合格者を輩出し、膨大な情報量を持った指導校にカリキュラム等は任せてしまい、言われたとおりにやるのが良いです。それが、合格への近道だと思います。
私の勉強法
◇基礎学習について
私は論文式試験まで基本書等は全く使わず、伊藤塾の教材だけに絞っていました。余裕があれば基本書や参考書にも手を伸ばしてみると理解が深まるのでより良いとは思いますが、そうでなければ伊藤塾の教材だけでも十分合格はできると思います。私はWeb受講だったので、教室受講の方々とは勉強のペースもやり方もかなり違うとは思いますし、結局うまく活用できなかったものもあるので、参考程度に見ていただければ助かります。
入塾時期は大学1年生だったのですが、1年目はバイトにサークルに遊びにと忙しく、教材や講義動画は溜まっていく一方で、実質学習を始めたのは2年生からでした。この時点ですでに教室受講の同期生とはとてつもない差が開いており、爆速で追いつく必要があったため、基礎マスターを連日まとめて受講し、とりあえず個々の理解よりも全部を受講し終えることだけを優先しました。基礎マスターの受講が終われば、間もなく論文マスターに取り掛かりました。予習段階では、博士君マークに記載されているテーマに該当する部分の基礎マスター教材を確認して記憶を呼び起こし、これをどう答案に再現するか、という部分について講義を聴いて理解していました。論文マスターでは答案作成または答案構成をしてから受講することが推奨されていますが、時間がないうえに、何をどう書けばいいか全くわからないことも多く、そういう場合は潔く講義動画を受講し、解説を理解することに努めました。論文マスター受講開始段階では、何も書けないことに焦るとは思いますが、1周目に全く太刀打ちできなくても、何周も繰り返すことでいずれ形にはなってくるので、焦る必要はありません。本来ならば論文マスターの受講と並行して答練にも取り組むはずなのですが、私はとりあえず論文マスターの受講を優先して終わらせたかったので、全ての受講を終えてから総復習として一気に答練に取り組んでいました。もっとも、並行して取り組んだ方が講義の理解度も上がると思うので、できることなら並行して取り組むことをおすすめします…!
◇法科大学院対策について
私は早稲田大学法科大学院(特別・開放型、一般・既習併願)と一橋大学法科大学院(法曹コース一貫型)を受験しました。早稲田大学法科大学院については、行政法以外の法律6科目が出題されるのですが、予備試験論文に向けた学習を進めている皆さんであれば、特に新しく対策が必要なものはありません。予備試験の問題よりも比較的易しい問題が多かったと思います。基本的には論文マスターの復習をして、入試本番2週間前ほどになったらホームページに掲載されている過去問を解き始めると良いと思います。ただ、ひとつ注意点として、早稲田大学法科大学院では民法の問題で毎年家族法の分野が出題されますが、家族法分野は予備試験論文対策では手薄になりやすい分野だと思うので、この分野のみ短答の過去問を解くなどして知識の確認をしておくのが良いと思います。一橋大学法科大学院について、私は法曹コースに所属していたため、一貫型特別選抜の形式で入試を受けました。この形式では、学部成績・自己推薦書・面接の結果を総合して合否が決まるので、1年生のうちからしっかり学部でも必修の単位を取得し、良い成績を収めておく必要があります。私は単位は足りていたものの、成績は受験資格ボーダーライン程度だったので合格するか怪しいと思っていたのですが、運良く定員割れしていたため全員合格することができました。定員を超えていた場合には当然成績で競争負けしてしまうことがあり得るので、再履修なども活用してなるべく好成績を収めておくことをおすすめします。自己推薦書の内容も重視されるようなので、よく対策しておくのが良いと思います。
予備試験との平行受験において法科大学院入試で工夫したこと
予備試験受験から最初の法科大学院入試まで2ヶ月ほどありましたが、その間の学習は予備試験のための学習と何ら変わらないものでした。法科大学院入試で基本的な学習スタイルを変える必要はないと思いますが、その大学院特有の傾向があれば、適宜その部分の知識補強などはしておくのが良いと思います。過去問については、早いうちに1年分くらいは確認しておくのが安心かと思いますが、しっかり過去問に取り組むのは2週間前くらいからで十分だと思います。それよりも、個人的には論文マスターの内容をしっかり復習してさばけるようにしておく方が重要だと感じました。
法曹コースカリキュラムについて
私の大学の法学部では基本的に必修科目がなく、自由に履修を組めるのが原則ですが、法曹コースでは必修科目が多く設けられ、基本的に法曹コース生は全員同じ時期に同じ授業を受けることになります。また、法曹コース生限定の必修科目などもあり、春休みや夏休みには現役弁護士の方が直接答案作成を指導してくれるゼミもありました。このゼミでは、予備試験の過去問などを使って授業時間内に答案作成もしくは課題として後日提出し、添削を受けることができます。こうしたゼミで戸惑わないためにも、自分で予備試験の学習は進めておくのが良いかと思います。私の大学では、法曹コースを卒業するための必修単位が多く、卒業にGPA要件が科されるなど一定の制約があり、普通の法学部生よりは求められる基準が高いですが、法曹コースだからといって特段課題が多く忙しかったということはなかったように思います。真面目に授業を受けて単位を取得していれば問題なく卒業できるので、予備試験合格を目指していたとしても保険として法曹コースに入っておくことをおすすめします。
おわりに
伊藤塾は質の高い教材と講師陣、充実したフォローアップという最強の布陣での学習を提供してくれるので、どんな人にもおすすめできる指導校だと思います。予備試験に特化した教材は無駄がなく、自力で基本書のみで学習するよりも効率的に学習することができました。伊藤塾では受講生の受験状況に応じて、その後のステップに進むことができるように、論文奨学生など各種のサポートが充実している点も非常に助かりました。予備試験・法科大学院入試に絶対合格したい人にとっては、確実な手段として伊藤塾をおすすめしたいと思います。