勝因は、基礎をおろそかにしなかったこと。基礎マスターと論文マスターに切り替える決断で合格
E.Jさん
東京大学法学部 4 年在学中
※プロフィールは、2015年合格時点のものです。
はじめに
私が法律家を目指したきっかけは、自らの資格で働く仕事につきたかったこと、及び、社会人として、社会を支配しているルールたる法律の専門家になることはどの分野に手を広げるにしろ、有益に違いないと思ったことにあります。大学2年の春、周りの友人の多くが伊藤塾に入塾していることから、私も入塾することにしました。
私がとった勉強方法
基礎的な法知識・法理論の修得について
私は基礎的法知識・法理論の修得にあたっては、基礎マスターテキストを使いました。受講にあたっては講師の発言を全てテキストに書き込み、後日見直した際に講義内容が頭の中で再現できるような工夫をしました。
基礎マスターテキストを完璧に覚えることができれば、予備試験合格に必要な知識の9割、ほぼ全てをカバーできると思います。特に基礎マスターテキストではランク付けをして知識の重要度を選別してくれているので、とても修得しやすかったです。
よく「基礎が大事」という言葉を耳にします。しかし、「基礎とは何か」、各人によって考え方が異なることはあり得るでしょうが、私は、試験において大事と 言われる「基礎」とは、基礎マスターテキストの記載事項である、と考えています。この考えは基礎マスターテキストを繰り返しやってきた友人たちも多く合格 していることからして、正しかったのだろうと思います。そのテキストの中の、A、B+の論点はいわば基礎中の基礎であると思って学習しました。そして、このように受験指導校側から「基礎とは何か」を示してもらえるというのは、短期合格には必須のことであったと思います。
短答式試験対策について
短答式試験対策としては、基礎マスターテキストの読み込み、及び過去問演習を行いました。基礎マスターテキストに情報を一元化することに決め、何度も読み込み、抜けている箇所については付箋を貼って直前機に再度読み込みました。
論文式試験対策について
論文試験対策としては、論文マスター、及び予備試験ゼミの教材を活用しました。論証の暗記にあたっては論文マスターで出てきた論証を情報カードに書き写す ことで暗記しました。大学3年時、5月から論文マスターを始め、7月中に全て講義を聴き終えることで、論文式合格まであと4点まで迫ることができたので、 やはり論文試験対策としても論文マスターの修得に尽きる、と言えます。
伊藤塾の学習と大学生活との両立、学習フォローについて
伊藤塾のインターネット講座を前期のものに振り替えることで、スタートが遅れた分を取り戻すことができました。また、大学の試験に対しても余裕をもって臨むことができました。
最後に
私の勝因は、基礎をおろそかにしなかったことだと思います。一時期、市販の演習書に手を広げてしまったこともありましたが、基礎マスターと論文マスターに切り替える決断をしたことで合格することができたのだと思います。