講師のマーキングの指示が的確で見やすく、メモしたコメントは後々の学習に役立った

受講講座：司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング　コンプリート論文答練　予備試験口述模試など

はじめに

2019年7月に入塾しました。会社での仕事に閉塞感があり、会社から離れて何か情熱を注げる目標を持ちたかったのがきっかけです。会社では法務系の仕事をしていたため、どうせなら高い目標を、と予備試験ルートでの司法試験への挑戦を決意しました。最大手ならば教材、講師などが一番信頼できると考え、伊藤塾を選びました。

私の勉強法

◇基礎学習について

呉クラスをWeb受講しました。講義は1.5～2倍速で聴きました。呉講師は「えー」「あのー」などの間投詞がほとんどないので本当に聴きやすいです。
基礎マスター段階の勉強方法としては、①講義を聴いたら、②論証を覚えて、③その分野の短答問題を解くことを繰り返しました。基礎マスターはとにかく重要です。最大の山場となる予備論文では、単発の論点を聞かれることはあまりなく、複数の論点が組み合わされて出題されることが多いです。そのような複雑な論文問題に対応するには、まずは基礎マスターで各論点をしっかりと理解し、その論点に関する論証を覚えることで、基礎体力を身につけることを心がけました。なお、②論証の暗記については、他の科目をやった後数ヶ月ぶりにやってみると全く思い出せないため絶望するかもしれませんが、合格までに何回も何回も基礎本を繰り返しますので、そのうち数ヶ月ぶりにやったとしてもキーフレーズを思いだせるようになります。

◇論文学習について

B（+）以上の問題については、必ず答案構成を25分で行いました。全部書いたのは塾に提出する添削問題のみです。呉講師作成の答案例の完成度の高さは本当にすごいです。改行やナンバリングの型、どの論点をどの位置で書くか、どのくらいの量を書くかなどについてわかりやすく説明いただきました。

◇短答式試験対策について

まずは基礎マスター段階で2006年以降の過去問題を一度解きました。最初の受験の時は短答試験3ヶ月前からもう一度過去問を解きなおして、間違えたところの基礎本の該当箇所を読み直すという勉強を繰り返しました。2度目の受験の時は、短答試験1ヶ月前から1度目の受験の時に間違えた過去問のみを解きました。

◇論文式試験対策について

とにかく問題研究（論文の試験問題集）と予備論文の答案構成をひたすら何度もやりました。その過程で、覚えていない論証を何度も何度も暗記しました。最初は論証を思い出すのに必死でしたが、基礎本を繰り返して論証を思い出すことに労力と時間を使わなくてもよくなると、答案構成を作成する際に出題者はどの論点について一番厚く書いてもらいたいと思っているかについて意識できるようになり、書く力が飛躍的に伸びました。

◇口述試験対策について

口述模試に申し込むと、再現答案集をいただけたのでそれも一通り読んで自分の知らない又はよく覚えていない事項について付箋を貼って基礎本で復習するとともに、直前に見返しました。

働きながらの学習方法について

日中は仕事をしなくてはならないことと、夜は残業がある場合もあり家族との時間もありますので、纏まって勉強する最適の時間帯は早朝でした。もともと朝型だったので、朝の勉強は頭も冴えていて答案構成をするのにうってつけでした。その分、好きだったお酒は封印しました。

おわりに

呉講師のご指導のおかげ、に尽きると思います。呉講師の基礎本のわかりやすさ、マーキング指示の的確さ、マーキングの見やすさによる復習のしやすさ、手書きメモが後々の学習に大変役立ったことなど枚挙に暇がありません。特にこれから受講を検討されている社会人受験生の方々には呉講師のクラスを強くおすすめします。