会長挨拶~伊藤塾同窓会創立に寄せて
伊藤塾開塾25周年、そして伊藤塾の同窓会の設立、誠におめでとうございます。
そして、この度は、私を同窓会の設立発起人・初代会長に選任くださり、身に余る光栄と存じております。今後、伊藤塾同窓会の意義ある発展に向けて粉骨砕身、力を尽して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、私の伊藤塾との関わりは、伊藤塾が創立された1995年から始まります。この年に私は司法試験に合格し、合格祝賀会を伊藤塾近くの南国酒家で催していただきました。このとき伊藤塾長から、「憲法価値の実現を根本の目的とし、それを実践する高い志のある法律家を育成するんだ、それが伊藤塾創立の理念だ。」ということを熱く語っていただきました。
私はその話に大変感動しまして、以来、「択一実践道場」や「試験直前気合い入れ講義」など、折々にさまざまな講座を担当させて頂いてまいりました。
そうした中で、私は伊藤塾の25年というのはまさに有言実行の歩みであったなぁと感じております。創立翌年の1996年からは「明日の法律家講座」を開講し、また、「スタディツアー」も開催し、最先端の問題意識や、国内外の問題に直に触れる機会も提供してきました。さらには、伊藤塾長ご自身が、一人一票実現運動を始めとして、憲法価値実現に向けてまさに手弁当でさまざまな活動を展開されていらっしゃり、そのことは弁護士会でも極めて高い評価を受けているところでございます。
伊藤塾がその理念を25年間ブレることなく貫きとおして来られたことに心から敬意を評しております。
私自身、25年間のなかで伊藤塾からたくさんのことを教えて頂いて参りました。本日、皆様に私が今年3月に発刊した「成功へと導くヒューマンライツ経営」という書籍をお配りさせて頂きましたが、これはまさに伊藤塾長から教えていただいた憲法価値の実現を経営の世界に及ぼすために執筆した本であります。皆様にお渡しできましたことを心から感謝しております。ありがとうございました。
さて、本年4月に、西社長はじめスタッフの皆様が私の事務所にいらしてくださいました。そして、25年間の歩みのなかで、合格者である法律実務家から、弁護士同士のつながりを広げ、実務上の学びを深めていきたいとの要望や、弁護士、司法書士、行政書士という隣接業種同士のつながりを広げていきたいとの要望があり、伊藤塾同窓会を設立したいとのお話をいただきました。
現在、日本では憲法改正問題、新安保法制の問題、一人一票実現の問題などなど憲法価値を巡る情勢について緊迫の度を増しております。西社長の熱いお話を伺って、このような時に、伊藤塾の理念のもとに実務に出ている同窓生が、仲間たちとともに、実務上の学びを深め、隣接業種同士での交流を広げて、さらに伊藤塾の理念を世界に根付かせていくことは、極めて大きな意義があるものと確信いたしました。
そして、私はこうした中で、この度、伊藤塾長からのご指名により、伊藤塾同窓会の設立発起人及び会長に就任させていただくことになりました。
私は心の底からうれしく、また誇りに思っております。
そして今、高らかに伊藤塾同窓会の設立を宣言して、伊藤塾の理念実現に向けて一致して邁進して行くことができれば望外の幸せだと思っております。
それではこれから皆様とともに伊藤塾同窓会を盛り上げてまいりましょう!
よろしくお願い申し上げます。本日は誠におめでとうございます。
ありがとうございました。