明日の法律家講座 バックナンバー
明日の法律家講座 東京校第178回
2011年5月21日(土)実施
大規模法律事務所の現在と未来~ニッポンを元気にするために法律事務所は何ができるのか?
【講師】
「西村あさひ法律事務所」の弁護士の先生方
梅林 啓 氏 (パートナー43期) 当日の司会をご担当
宮崎 信太郎氏 (パートナー48期)
新家 寛 氏 (パートナー 50期)
志村 直子氏 (パートナー 51期)
河合 優子氏 (アソシエイト 59期 伊藤塾出身)
沼田 知之氏 (アソシエイト 新60期)
講師からのメッセージ
今日の世界においては、産業構造をはじめ様々な劇的な変化が起きています。弁護士業界も例外でなく、司法改革に伴う激動の時代を迎えています。ニュースなどでは、我が国の地位の低下が語られることも多く、また、弁護士業界に関しても必ずしも明るい話題ばかりというわけではありません。しかしながら、豊かで公正な社会を実現するために弁護士が力を発揮すべき場面は、まだまだ大いに開拓の余地があると我々は考えています。
当事務所は現在弁護士等約500名、スタッフを含めると約1,100名の日本最大の法律事務所です。昨年は北京、ホーチミンにもオフィスを開設しました。取扱い分野も、コーポレート、M&A、ファイナンス、訴訟、事業再生、独禁法、知的財産等に加え、国際通商、危機管理といった新たな分野も加え続けています。専門店が集まった何でも買えるデパートのような法律事務所です。同時に、案件に応じた最適のチームを、専門分野をまたがって機動的に編成することもでき、いわば専門店が協働していっぺんに全身をバランス良くコーディネートすることもできるといった特徴があります。個々の力と組織力をバランス良く発揮できることが売り物です。そして、多くの若くて優秀な個性を集め続ける大規模事務所であるからこそ、長期的な視野を持って未知の分野開拓に日々チャレンジし続けることができていると自負しています。
今回は、様々な専門分野を有する当事務所の弁護士や、伊藤塾出身者を含む若手弁護士が、日々どういう業務に携わっているかを具体的にご紹介し、日本において大規模法律事務所の果たすべき役割といったテーマに基づいてパネルディスカッションを展開したいと思っています。