明日の法律家講座 バックナンバー

明日の法律家講座 東京校第197回

2012年7月7日(土)実施
 

依頼者のために「闘う弁護士」になるには〜緻密な戦略、絶対に折れない精神力〜

【講師】 
堀 鉄平 氏(弁護士法人 Martial ARTS 代表弁護士)


講師プロフィール

堀 鉄平 氏(弁護士法人 Martial ARTS 代表弁護士)

堀 鉄平 氏
弁護士、格闘家
1999年中央大学法学部法律学科卒業。36歳。
弁護士法人Martial Arts代表パートナー。
平成16年10月に弁護士登録後、3年間の勤務弁護士時代を経て東京都港区にて独立開業し、 現在は60社を超える企業の顧問を務める。
また、総合格闘技の試合にも出場し、平成20年3月より前田日明主催「THE OUTSIDER」に継続参戦中。
平成23年5月(株)RINGSとプロ契約。
【戦績:2008年-2012年 MMA戦績 10勝7敗1分】
その他、不動産業、スポーツジム、IT会社を経営する経営者でもある。
 
【ご著書】
・格闘家弁護士が教える反撃の技術(かんき出版)
・弁護士開業・業務マニュアル(日本法令)
・弁護士営業・経営マニュアル(日本法令) 
  
 

講師からのメッセージ 

 2011年版弁護士白書によると、弁護士の数はここ10年で7割以上増加し、2023年には、(新規法曹を年間2,000人程度に維持したとしても)弁護士人口は47,116人になると予測され、約3万人と言われる現在の弁護士人口と比較すると、さらに1.5倍以上に増大する勢いです。弁護士資格があれば食べるに困らないという時代は終わり、弁護士同士で従来のパイの奪い合いが始まっており、広告費用をかけられる事務所が拡大していく一方で、修習を終えたばかりの弁護士で就職できない人数は毎年数百名に及びます。
 まさに弁護士大競争時代に入ったわけですが、今後、生き残っていく弁護士とは、どのような弁護士なのでしょうか。私は、それは依頼者のためにともに闘っていく気概のある弁護士であると確信します。
 2007年10月に東京都港区にて独立開業して以降、様々な企業経営者や個人のお客様等々と知り合い、実際に事件を処理する中で、その考えはますます強くなり、2009年3月に事務所名を弁護士法人Martial ARTS(闘う弁護士集団)と改名するに至りました。
 本講義では、私が弁護士登録してから、独立開業し、現在の「闘う弁護士」ブランドを確立するに至るまでの体験談をお話しするとともに、今後、顧客から選ばれる弁護士として他にどのような弁護士が考えられるか、また、修習生や受験生の段階から心がけておくべき事項、身に着けておくべき素養などについて、私なりのアドバイスをさせていただきたいと思います。
 皆さんが司法試験合格後・司法修習修了後に活躍できるフィールドを具体的にイメージできるような、夢のあるお話ができれば幸いです。