明日の法律家講座 バックナンバー
明日の法律家講座 東京校第301回
2021年3月6日(土)実施
今日からできる![実践]将来海外で法律家として働いてみたいあなたへ
長岡 隼平 氏(弁護士、西村あさひ法律事務所所属、元伊藤塾塾生)
講師プロフィール
長岡 隼平 氏(弁護士、西村あさひ法律事務所所属、元伊藤塾塾生)
2014年 東京大学法科大学院を修了。同年、司法試験に合格。
2015年 弁護士登録
2016年~2018年 西村あさひ法律事務所東京オフィスで勤務。
2018年~2020年 西村あさひ法律事務所ハノイオフィスで勤務。
現在はCovid-19の影響で東京からリモートでハノイオフィスの仕事に対応している。
講師からのメッセージ
私は京都で育ち、ロースクールを卒業するまで、海外に行った経験は数回の旅行のみで、当然留学経験もありませんでした。しかし、法律の勉強を始めた頃から、日本の法律事務所の海外進出が始まり、自分もいつか、日系企業の海外進出の最前線である現地で、法律家として、日本の優れた物・サービスと、現地の社会との架け橋になりたいという想いを持っていました。そして今、その想いは現実になっています。
帰国子女ではない自分が、わずか2年の弁護士実務経験で、海外駐在を実現したのは、実は学生時代から弁護士登録に至るまでの周到な準備が背景にあります。また、実際に海外駐在を経験してみて、学生の当時は意識していなかったものの、「この経験が(意外にも)役に立った」という発見もありました。本講義では、帰国子女もそうでない人も、現在学生である人もそうでない人も、将来、海外で法律を使った仕事がしてみたいという人であれば誰でも、その日から実践できることを具体的に説明します。
また、リモートワークが定着した現在、実際に海外に駐在しなくても、日本の法律事務所に勤務して、外国の案件に取り組むという弁護士も多くいます(むしろその方が数としては圧倒的に多いです)。いわゆる渉外事務所でなくとも、外国人の刑事弁護や、外国人従業員・実習生に関する相談、外国企業とのトラブル等、「法律家が、外国語で、仕事関係の人と話したり、書面を読んだり、書いたりしなければならない」場面はあります。本講義は、そういった仕事に関心のある方にも、必ず役に立つ情報を提供するものであると信じています。
さらには、法律家の仕事は楽しく、やりがいのあるものだということも、本講義における重要なメッセージですので、自分は外国には興味がないという人も、勉強のヒントやモチベーションを得られる場になるはずです。
是非多くの方にご参加いただきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。