明日の法律家講座 バックナンバー
明日の法律家講座 東京校第317回
2022年7月16日(土)実施
現場で憲法とともに歩む
――若手弁護士の活動日誌:ヘイトスピーチ、表現の不自由、入管、DNA訴訟などを中心に
講師プロフィール
熊本 拓矢 氏(弁護士、「名古屋第一法律事務所」所属、元伊藤塾塾生)
シンガポール日本人小学校卒業
東海高校卒業
京都大学総合人間学部卒業
京都大学人間・環境学研究科中退
同志社大学法科大学院修了
2017年 司法試験合格
2018年 名古屋第一法律事務所入所
講師からのメッセージ
私は、受験生のみなさんのほんの少しだけ先輩の、若手弁護士です。
受験生の頃と同じように、四苦八苦しながら、目の前の事件に取り組む毎日です。
わからないことばかりで、先行きも見通せず、もがくばかりなのは、受験生の頃と変わりません。
それでも、私がこれまでやってこれたのは、伊藤真先生の「結果が必ずしも明らかでなくても挑戦することにこそ、人としての意義がある。」との言葉に触れたからです。
そして、私たちには、先行きの見えない「暗闇」の中でも、法、何より憲法というてがかり、もっといえば「希望」があるのです。
「憲法」という希望、てがかりとともに、未知の状況・問題に立ち向かい、人に尽くす。
若手弁護士でもそうしたことに取り組めるのだという「希望」を、私の経験から、皆さんと共有したいと思います。