明日の法律家講座 東京校第327回
2023年5月20日(土)実施
法律実務家として活躍するために大切な考え方
講師プロフィール
西尾 有司氏
(「弁護士法人心」代表弁護士(愛知県弁護士会所属)、元伊藤塾塾生)
勤務弁護士2年目で年商1億円超を達成した経験をもとに、独立後14年で弁護士47名を含む総勢200名体制を構築し、年商25億円のグループへ成長させる。
相続、交通事故、債務整理、刑事事件、中小企業法務などに注力している他、税理士法人、社会保険労務士法人、行政書士法人、不動産会社、保険代理店、デザイン会社、システム会社等を経営するなどして、幅広い分野で活躍している。
講師からのメッセージ
近年、採用活動をしていると、司法修習生(予定者)の方から、「弁護士の仕事が減っているのが不安だ」などという声をよく聞きます。
確かに、弁護士数の増加により弁護士一人当たりの仕事が減り、困っている弁護士もいるのかもしれません。しかし、試験科目だけではなく、弁護士として実務で求められる専門的知識をしっかりと学ぶことに加えて、コミュニケーションや心理学等に関する「正しい考え方」をきちんと身に付ければ、仕事に困ることはありません。
弁護士法人心には、案件を対応するごとに、依頼者、紹介者の方からとても喜ばれ、どんどんと紹介が増えていき、一人では対応しきれないほどに仕事が来て、売上としても年間1億円を超える弁護士が何人もいます。弁護士としてうまくいかない方の最大の原因は、「我流でやる」ということです。自分で最初に思いついたやり方が、正しい方法である可能性は天文学的に低いといえます。他方で、「マニュアルを丸暗記する」というのもうまくいきません。弁護士のところに相談に来られる方は、状況、性格、職業、経歴などが様々で、とおり一辺倒の対応では、到底、真の満足は得られません。当法人では、「マニュアルを丸暗記するのではなく、考え方を身に付ける」というのを徹底し、弁護士各自が成長しています。
今回の明日の法律家講座では、考え方の中でも中核となる「おおもと主義」「チャンキング」「マーケットインとプロダクトアウト」「3C分析」「H-GLOWモデル」「S-CAPDサイクル」等を中心にお話しいたします。実務に出てからだけではなく、試験対策や就職活動にも役立つ考え方も多くありますので、ぜひ、このタイミングでご参加いただければと思います。