明日の法律家講座 東京校第354回
2024年10月26日(土)実施
憲法の理想と現実についての私見
~どうすれば多くの人に届くか悩みながら~
講師
三輪 記子 弁護士
(元伊藤塾塾生/三輪記子の法律事務所。憲法YouTuber)
1976年10月24日生まれ。
京都府出身。東京大学法学部を卒業後、司法浪人を経て立命館大学法科大学院に入学。2009年に司法試験合格、2010年12月弁護士登録。
2021年3月に「三輪記子の法律事務所」を開設。
テレビ番組のコメンテーターとしても活躍中。
※弁護士三輪記子のYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@MiwaFusako_B
講師からのメッセージ
憲法の理論と実社会との乖離について、弁護士になる前に感じていたこと、弁護士になってから感じるようになったこと、コメンテーターをするようになってからさらに感じるようになったことについて、そこから見えてくる日本社会の課題や課題解決に何が必要かについて一緒に考えたいと思います。
憲法で最も大切な概念は「個人の尊厳」だと私は考えています。しかし、実社会では本当に「個人の尊厳」は尊重されているのでしょうか。甚だ疑問を感じる事象ばかりだと思うのは私だけでしょうか。そもそも「個人の尊厳」ははっきりと目に見えるものではなく、私たちが「発見」してきたものです。私たちが憲法的な価値観を実社会に浸透させるためには何が足りないのか、どうすれば「個人の尊厳」が真に尊重される社会になるのか。私も日々悩んでいますので、その悩みを共有させてもらえればありがたいと考えています。