講師の添削と指導は適切で、わかりやすく、効率よく改善していくことができました。
A・S さん(22歳)
早稲田大学法学部4年在学中 ●最終合格: 特別区Ⅰ類 ●内定:江戸川区役所 ●予定進路先:江戸川区役所 ●受講講座:法学既修者のための国家総合職(法律区分)プラス国家一般職・地方上級コース |
はじめに
私が公務員を目指したのは、中学3年の頃です。それまでは某巨大テーマパークの正社員になることが将来の夢でしたが、自分自身がゆとり教育やいじめ問題などで揺れる教育現場の中で中学生活を送ったことで教育行政に強く興味を持つようになり、将来は教育行政に携わる仕事がしたいと思うようになりました。
大学1年生の秋からは、各種受験指導校の説明会に行くようになりました。その中で伊藤塾を選んだ決め手は、ほぼリアルタイムでのインターネット配信講義と受講料の二つです。インターネット講義は収録の翌日18時には見られるようになるので、鮮度の良い講義を受けることができたと思っています。
また、私はサークルやバイトなどを掛け持ちしていたので、時間をかけて2年がかりで試験勉強をしようと思い、大学2年の春から講座をスタートしました。
私がとった勉強方法
専門試験(択一式・多肢選択式)について
大学2年の春から試験勉強をはじめてよかったと思う最大のポイントは、専門試験の勉強を前もって時間をかけてできたことです。2年生のうちに核となる憲法・民法・行政法を重点的に学べたことは、3年の時の勉強の負担を減らすうえでも、とても大きかったと思います。
行政法の講義は、パワーポイントがわかりやすく、さくさくと内容が頭に入ってきました。内田講師の憲法と民法は、講師のコメントが面白く印象的だったので、内容が記憶に残りやすかったです。どちらの講師も納得のできる、論理的につながりのある説明をしてくれたので、内容を理解しやすかったです。
そして、専門科目を仕上げるうえで一番大きかったのは、直前期のゼミに参加したことでした。ゼミでは、講師に当てられたりするため、講義の予習にも力を入れていました。その予習した内容をゼミでアウトプットし、さらにその後すぐに復習して、「これ完」を解くようにしたところ、得点力が格段に上がり、得意科目にすることができました。
教養試験(択一式)・基礎能力試験(多肢選択式)について
教養科目の鬼門は何と言っても、数的処理でした。数的処理は、とにかく時間と忍耐です。毎日問題を解き続けると、だんだんとコツがつかめ、急に解けるようになる瞬間がやって来ます。数的処理というと理数系のイメージが浮かぶと思いますが、実は、数的処理の核は文章の読解能力ではないかと私は感じています。文章力、読解力が備わっていれば、文系の人であっても数的処理は得意科目にすることができると思います。
他の人文科学や自然科学、時事は、知っているか知らないかの世界ですし、他にも重要な科目が山盛りですから、高校の時に学んだ科目の知識の掘り起こし程度にとどめました。個人的には、坂本講師の解説、コメントに共感できるところが多く、大変講義が面白かったです。
教養論文試験・一般論文試験(記述式)について
論文の対策は、伊藤塾の講義と課題が中心でした。提出期限に間に合わなかった時も校舎に連絡を取ったら、実際に対面で講師に見てもらえるようにしていただけたので、とても助かりました。講師の添削と指導は適切で、わかりやすく、効率よく改善していくことができました。
面接対策について
私は、各試験種計2回の模擬面接練習、エントリーシートの添削を1回、見てもらいました。
なかなか厳しいことも言われましたが、そのおかげで本番の面接が穏やかだったと感じたくらいでした。模擬面接は数少ない実践の場ですから、事前にしっかりと準備を整えてから望んだ方がいいです。
また、エントリーシートの添削では、それまで知らなかったこと(特別区の面接では、1回目で人柄をみて、2回目で仕事への理解・適性をみる)も教えてもらえ、最初に作っていたものよりもずっと良いものに仕上げることができました。
受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー
私は、通学フレックス生でしたが、実際にはほとんどインターネット受講でした。受講する時間帯が毎日早朝か深夜であったため、自分の空いている時間に受講できるインターネットフォローは本当に助かりました。
直前期と試験当日
直前期、試験期、試験当日に最も心の支えになったのは、ゼミで一緒になった友人たちとのやりとりでした。メールで励まし合ったり、予定を合わせて校舎で一緒に勉強したり、本当にみんなには助けてもらいました。
また、特別区のマークシートのあまりの滑り具合に愕然とした時、講師カウンセリングでじっくりと話を聴いててもらい、アドバイスをしていただけたことがその時の気持ちの立て直しだけでなく、その後の試験、面接、そしてこれまでの自分を振りかえって今後の自分について考えるいいきっかけともなりました。講師に言われたこと、教えてもらったことは、今でもよく思い出し、忘れないようにしています。
合格・内定と進路決定
私は、私立大学の職員採用試験も並行して受けていたため、結果的にはあまり公務員試験を受験することができませんでした。そんな中でも、特別区の試験では合格と江戸川区に内定をいただくことができました。江戸川区とつながったご縁を大切にし、懸命に働かせていただきたいと思っています。
モチベーションの維持について
追い込み期から直前期にかけては、各説明会で公務員への憧れを強くしたり、同じ公務員試験を目指す仲間と交流したりすることでモチベーションを保っていました。
最後は、知識ではなく、体力と気力です!きつい時期ですから、友人や家族、伊藤塾の講師・スタッフの方々の力を存分に借りて、どんどん支えてもらいましょう!!
最後に
公務員を目指すかどうか迷っている人は、一度、公務員の説明会と民間企業の説明会に行ってみるといいと思います。実際、私は自分の進路を固めるうえで、大学2年の秋に官民両方の説明会に行ってみました。この経験は、私が公務員一本に絞ることを決断するうえでも、そして直前期の折れそうな心を支えるうえでも欠かせないものであったと思っています。
たくさんの方々に支えられて、中学時代からの夢をつかむことができました。本当にありがとうございました。