真の法律家・行政官を育成する「伊藤塾」
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伊藤塾の問題は洗練されているものが多く、納得いくまで時間はかかりましたが、着実に実力はついたと思います。

経済産業省

Y・F さん(22歳)
 

合格者イラスト
大阪大学法学部4年在学中
●最終合格:  国家総合職
●内定:経済産業省 
●予定進路先:経済産業省 

  受講講座 :〔入門講座〕 国家総合職(法律区分)本科生+リーガルトレーニング/ オプション講座 国家総合職(法律区分)記述試験対策講座

はじめに

私は中学生の頃から漠然と国を動かすという仕事に憧れを抱いていました。官僚になりたいという思いを決定的にしたのは大学3年の冬、多くの先輩、後輩、友人に支えられながらひとつのチームをまとめた経験でした。それをきっかけに人生を振り返り、自分がいかに多くの人に支えられて生きてきたかを実感し、自分をここまで成長させてくれた人々や社会に恩返しをしたいという思いから官僚一本で行くことを決めました。
受験指導校を利用しようと決めたのは、大学入学時「勉強ばかりではなくて大学生にしかできない色々な経験をしよう」と決めていたので、できるだけ効率的に勉強することが必要だと考えたからです。 
私が強く思うのは「頑張って勉強しないと官僚にはなれない。」ということです。伊藤塾には優秀な方が多いので過去の合格体験記では「短期間で合格できた」という文言が見受けられます。しかし、いくら伊藤塾のカリキュラムが効率よく組まれていても最終的に頑張るのは自分です。 私は2年時に入塾し、 大会や短期留学、 長期の旅行など合計7ヶ月程度全く勉強できない期間がありました。しかし、それ以外の時間はできるだけ試験勉強にあてました(一日7時間程度)。自分の実力を把握して計画的に勉強することが最重要だと思います。

私がとった勉強方法

専門試験(多肢選択式)について

試験勉強のうち大半の時間をこの多肢選択試験対策に費やしました。費やした時間の比率は憲:民:行:刑:商:労:国=4:5:5:2:2:1:1くらいだと思います。とにかく「これ完」を解きまくり、要点をレジュメに書き込んでいきました。最終的に全ての科目で5回は繰り返しました。ただ憲法・民法・行政法に関しては「これ完」を解くだけでは理解が進まなかったので、講義をもう一度聴き直しました。1回目より2回目の方が格段に理解が深まったのでおすすめです。

専門試験(記述式)について

私は苦手意識の強い択一試験に時間を費やしたため、記述過去問・予想問題演習の講義はそれぞれ3分の2程度しか消化できませんでした。ただ伊藤塾の問題は洗練されているものが多く、ひとつの問題を納得いくまで何度も繰り返し解いたことで時間はかかりましたが、着実に実力はついたと思います。
そして特に私がおすすめしたいのは一次試験後の記述直前対策講座です。重要分野に絞って要点をわかりやすくコンパクトにまとめているので効率よく記述のノウハウを吸収できました。直前期は法科大学院志望生が行っているのをまねて、模範解答をもとに論述カードを作ってひたすら暗記しました。

基礎能力試験について

英語と数的処理は多くのウェイトを占めるので対策が必要です。もともと英語は勉強していたため苦労しませんでしたが、数的処理は本番でも4割程度しか解けませんでした。数的処理が苦手な方は早い段階からこつこつ継続的に問題を解きはじめた方がよいかもしれません。

政策論文試験について

大学のゼミで鍛えられたせいか、得意だったのであまり対策らしい対策はしていません。時間の関係で添削用答案も作成できませんでした。ただ、坂本講師のユーモラスな講義は非常に楽しく有意義なものであったので勉強の合間に聴いていました。

面接対策について

伊藤塾の模擬面接とその講座しか利用していませんが、それで十分だと思います。 柳原講師の模擬面接は本番より厳しめに行われるので場馴れする意味では非常に重要です。

官庁訪問について

官庁訪問では民間企業の面接とは違い非常に長い時間拘束されます。しかし裏を返せばそれだけじっくりと慎重に人間を評価しているということです。面接のために取り繕った志望動機などはすぐに見破られてしまいます。常日頃から、「何にやりがいを感じるのか。」ということを考えておくことが大切です。そういった意味でも官庁の説明会だけでなく民間企業の説明会に参加することをおすすめします。たとえ心の中で官僚になりたいと思っていても、実際に自分のやりたいことは民間企業の方ができるという可能性もあります。そして官庁訪問では、そういう矛盾を必ず突かれます。常に視野を広く持ち、自分のやりたいことはなんなのか真摯に考え続けてください。

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー

私は、インターネット受講でしたが、質問への対応などが非常に迅速で的確であったため特に不自由を感じたことはありませんでした。 伊藤塾では実際に講師の方が質問の受付をしてくださっているようです。

直前期と試験当日

直前期(2~5月)は1日12時間勉強、6時間睡眠の生活を送っていました。直前期はストレスがたまりやすいので、できるだけ美味しいものを食べに行ったり、友だちとサッカーをしたりして発散していました。私は一次試験直前に完全にだれてしまい、予想ボーダーより1点上で合格した程悪かったのですが、 講師の言葉通り合格を信じ二次試験に向けてもう一度気合を入れなおすことができたので、二次試験で挽回し最終順位は一桁でした。

モチベーションの維持について

私は一人で勉強できない性格なので、法科大学院志望の後輩や友人に無理を言って夜遅くまで付き合ってもらいました。私の大学は官僚志望者が少なく同じ志を持って勉強できる仲間がいなかったため長時間の勉強はつらい時もありました。しかし、サークルの後輩たちがくれたメッセージ入りのキットカットや、先輩・友人がくれた励ましのメール、手紙を見て心を奮い立たせました。また、自分の行きたい省庁のパンフレットや合格体験記を常に持ち歩き将来の自分をイメージするのもやる気の維持には効果的でした。

最後に

冒頭にも書きましたが私は多くの人に支えられてここまで来ることができました。家族、友人、先輩、後輩、恩師。そんな彼らにもまた、家族、 友人がいます。 私にとって国民とは彼らの延長線上にあるものです。 少しでも恩返しができるよう、彼らが幸せだと感じられるような社会をつくる仕事をしたいです。最後になりましたが伊藤塾関係者の皆様、そして私の人生に大きく影響を与えてくれた大阪大学交渉学研究会の関係者の皆様、本当にありがとうございました。