真の法律家・行政官を育成する「伊藤塾」
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時間を有効活用できれば必ず道は開けます。海外での学習でしたが,伊藤塾の指導で安心感と勇気をいただきました。

厚生労働省

Y.Yさん(22歳)
 

合格者イラスト
◆ 出身大学 : 海外の大学在学中
◆ 最終合格 : 国家総合職
◆ 内  定 : 厚生労働省
◆ 予定進路先: 厚生労働省
●伊藤塾受講講座:
〔入門講座〕 国家総合職(法律区分・教養区分)併願本科生+リーガルトレーニング(3年コース)
〔オプション〕国家総合職(法律区分)記述試験対策講座、国家総合職直前政策論文試験対策講座

※プロフィールは、2015年合格時点のものです。


はじめに

厚生労働省で働きたいという思いから、国家総合職試験を受験しました。法律区分で受験するにあたって、大学で法律を学ばない身としては、できる限る法律教育に関して信頼できる受験指導校に入ろうと思い、結果、伊藤塾に入塾しました。講義・テキスト・問題集と,どれも信頼できるものが揃っており、「どの教材を使えばいいか」などの周辺的な事項にリソースを使うことなく、法律の学習自体に注力することができました

私がとった勉強方法

専門試験(多肢選択式)について
 

多肢選択式専門試験は配点が高く、同時に、その学習を通して論述試験における答案作成の基礎となる知識を得ることができるため、心して準備を進めました。その方法としては、講義を聴き、テキストの重要箇所をマークし、その後「テキストを読む→これで完成問題集(国家総合職用,地上・国家一般用の両方)を解く」という勉強をひたすら繰り返すというものです。問題集を信じきって、それだけに集中できたことが勝因ではないかと思っています。問題を解くときは、1問ごとの正誤よりも、各選択肢の正誤を理由も併せて分かっているかを重視しました。また、どうしても長期的に記憶に留められない事項があることが勉強するなかで分かったため、途中からは、試験前日に目を通す自分専用の資料集を作るという意識をもって勉強に臨みました。

試験前年の9月~12月(カナダの大学を休学し日本に滞在)
1、財政学と経済事情以外の講義を一度ずつ聴き、テキストの重要箇所をマーク
2、憲法・民法・行政法は2回、経済学・労働法・商法 (会社法のみ)については1回、問題集を解きました。この段階では、上述のルーティーンを単元ごと(例えば「精神的自由」など)に行いました。
1月
大学の勉強に注力したため、全く試験勉強ができませんでした。
2月~3月(大学の授業と並行して学習)
ここで、憲法・民法・行政法は4回、経済学・労働法・刑法・商法 (会社法)は2回ずつ解いた状態になっていました。
4月
大学が試験期間のため公務員試験の勉強がまたしてもできなくなり、焦りました。
5月(帰国後~試験まで)
1、憲法・民法・行政法は問題集5回目を、テキストを通読したうえで通して解きました。その後、3回目以降一度でも間違えた問題について、再度解きました。
2、経済学・労働法・刑法・商法の3回目と、その際に間違えた問題を再度解きなおしました。
3、ここで、財政学と経済事情の講義を聴き、問題を解きました (もっと早くはじめるべきでした) 。
4、試験4~2日前を使って憲法・民法・行政法の国家総合職問題集を再度解き、今まで引っ掛かったことのある肢を全て確認するとともに、記憶に残っていないと感じる部分について、些細な内容も含めてワードファイルにまとめました。
5、試験前日は憲法・民法・行政法についてはまとめたワードファイルを一読し、その他科目については今まで間違えた肢と重要判例を確認しました。



専門試験(記述式)について

テキストや模範解答から基本的な規範を書き取りノートにまとめました。
規範に関しては新しい問題を解くたびに足していき、最終的に5回程暗唱を繰り返しました。
講義と模範解答を参考に法律答案の構造を把握することに努めました。(三段論法、事実→評価など)
模範解答を精読し、法律論というよりも、法律解答の構造として変えられることはないか考えながら手を動かして解答を書き直しました (解答を書くことに慣れることができました) 。
問題を解くための思考法を体得するためにできるだけ多くの問題にあたりました。全ての問題について書きました (手が痛くなって書けなくなったときはパソコンで書きました) 。
自分では気がつかない問題点は誰にでもあるはずなので、添削をお願いすることをおすすめします。

基礎能力試験について
 

基本的には数的処理と時事問題を勉強しました。
試験1年前の夏から教養区分試験までに教養試験のための勉強として、倫理と世界史を勉強するとともに、その他の科目についても学習すべき内容をまとめました。
専門の経済分野の勉強が知識試験で生きました。

政策論文試験について

教えてもらえる基本的な構成を守れば、確実に得点することができると思います。
日頃から社会事情に気を配り、自分の考えを持つことを心がけておく必要があると感じました。

面接対策について
 

自分の知性(視点のユニークさと論理力)・社会性・忍耐力(心身ともに)・人柄(やさしいとか倫理観・責任感が強いだとか)をバランスよく表現することが大切であると感じました。
アドバイスを聞くことは非常に大切ですが、気にしすぎて自分を見失ってしまうのもよくないのではないかと感じました。アドバイスも聞いたうえで、最終的には自分が言いたいことを話すべきではないかと思いました。

官庁訪問について

志望動機に魂を込めましょう!(私は、自分の人生経験・大学での専攻内容・社会情勢を加味して考えました)
官庁訪問体験記から問われる質問を収集して、想定問答集をつくりました。
政策に関する基礎知識を白書から入れるとともに、それに対する批判を書籍やネットを通して学習しました。そして、そこからわかる政策の問題点をどうすれば解決できるか、自分なりに考え、一応の「政策案」を準備しました。
官庁訪問中は、特に体調管理に気を配るとともに、周りの人の情報はあまり聞かないようにしました。

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー 

私は海外の大学に所属していたため、インターネットを通して受講しました。かなり不安でしたが、塾生の部屋で勉強法に関する疑問も解決できましたし、添削についてもメールで行ってもらえるよう調整していただけました。また、個別面談では、テクニカルな問題を解決していただく以上に、安心感と勇気をいただきました本当に伊藤塾を選んでよかったと思いました。

直前期と試験当日 

よく寝ることと自分の体にあったお弁当を用意することに注力しました。
わからない選択肢は必ず出てきます。しかし、それまでの知識の蓄積を信じて、その選択肢に出てくる語彙から想像できる判例などを思い出し、その論理と矛盾するなどしないか考えて慎重に答えを出してみてください。時間もありますし、勉強が足りてさえいれば、多くの場合正解に辿り着けると思います。

最後に 

試験と官庁訪問を総体として捉えると、異様に高い壁だと感じるかもしれません(少なくとも私はその様に感じていました)。しかし、一次試験、二次試験、そして官庁訪問というひとつひとつの試練は決して乗り越えられないものではありません。先々の準備はしっかりと進めながらも、一歩ずつ着実に進んでいくために、時間を有効に活用していけば必ず道は開けると思います。頑張ってください。