伊藤塾講座はすべてWEB受講、仕事や主婦業と両立しながら3年間で合格
A.Kさん (38歳)
広島大学総合科学部卒業 受験回数:3回 【受講講座】
〔入門講座〕司法書士入門講座本科生
※プロフィールは、2010年合格時点のものです。
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
司法書士の勉強をはじめるまで、私は法律とは全く無縁の生活をしていました。30歳半ばで今後の人生を考えた時に、もう一度何か資格取得を目指してみようと思うようになりました。それまでは英語を使った仕事や一般事務の仕事をしていたのですが、「この資格があればこの先ずっとその仕事をやっていける」というような仕事に就きたいと思うようになりました。そんな時、出会ったのが司法書士という仕事でした。
わたしがとった学習方法
(2)入門段階での「択一式対策」について
1年目は、仕事をしながら講座を受けていたため、内容を理解することが精一杯で、本試験を意識した択一式対策をする余裕はありませんでした。ただ、講座はどんなに疲れていてもスケジュール通りに受講し、その翌日復習し、該当する部分の過去問はきっちり解いていました。
試験当日の1日のスケジュールは、1ヶ月くらい前からトイレに貼って毎日イメージトレーニングしていました。そのため特に大きな混乱もなく予定通りに試験に臨めたと思います。ただ、試験開始前、トイレに行く際に眼鏡をなくしてしまい、一瞬あわてました。しかし、予備の眼鏡を準備していたためすぐに平静さを取り戻すことができました。これも山村講師の「予想していない事が起こることを予想しておくように」という言葉を聞いていたお陰だと思います。
テキストを中心に勉強しましたたが、もっと問題集を活用すべきだったと反省しています。
<民法>
「民法を制するものは司法書士を制する」という言われるほど比重の高い科目です。初学者の私にとって、民法を理解し、暗記することが最も大きな課題でした。民法は条文そのままではなく具体例に当てはめて出題されることが多いため、まず過去問を解きその解説を通じて条文を理解するという方式が最も効果的だったと思います。
<刑法>
過去問を中心に勉強しました。過去問もただ解くだけでなく、解説をきっちり読み、必要な箇所を暗記しました。
<商法>
過去問と択一クライマックスのテキストを中心に勉強しました。H18年に会社法が改正されたため、過去問だけでは不十分だと考え、択一クライマックスのテキストを中心に勉強しました。
<民訴・民執・民保全>
過去問と入門講座のテキストを中心に勉強しました。午後のマイナー科目は、まず実体上の流れを理解する事が重要だと思いました。講座の順番では民訴→民執→民保と習う事が多いと思いますが、実際は、民保→民訴→民執の流れになると思います。それぞれの役割を理解した上で過去問を解くと、文字面だけでなく内容もしっかり頭に入った気がします。
<不登法・商登法>
記述式の問題と併せて勉強しました。記述式演習ではA・B+ランクの知識を中心に、それ以外は過去問でフォローしていました。
自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー
スケジュールの管理について
最後に
私は全く法律に縁が無い状態からこの司法書士の勉強を始めました。今でこそ民法もその他の法律もかなり身近になりましたが、それ以前は「法律」または「法律家」は、私にはとても遠い存在でした。そのため、初めて法律相談やその他の依頼に来る人の気持ちが分かる気がします。(以前の私なら法律相談に行くのはかなり躊躇したと思います)また、この勉強をする中で、「法律の知識があるだけで本当に人を救う事ができるんだ」と感じる事もできました。今後は、この知識をより確実により広いものにして、少しでも他の人の役に立てるような仕事がしたいです。
また、30歳半ばで突然方向転換し、この試験勉強を始めたにもかかわらず、いつも私の受験勉強を応援してくれた夫・両親・友人に対し、感謝の気持でいっぱいです。そして最後に、この3年間どんな日も、透き通った真っ黒な目で私を励まし続けてくれた、7月30日に天国に行ってしまった愛犬に心から「ありがとう」のメッセージを送ります。