アルバイトをしながらネット受講で合格!メリハリのあるスケジューリングがポイント

鈴木 慧さん (27歳)
 

合格者
明治大学法学部法律学科卒業 受験回数:3回(うち試し受験1回を含む) 【受講講座】
〔入門講座〕司法書士入門講座本科生

※プロフィールは、2010年合格時点のものです。

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

私は大学生のときは司法試験を目指して勉強していましたが合格することができませんでした。しかし諦めて一度就職しようと思ったときに、司法書士の仕事をみてみたら、登記・裁判・後見・企業法務・コンプライアンス等のコンサルティングや信託まで幅広い業務があり、非常に魅力的に思え、司法書士を目指す決意をしました。
3月くらいから勉強を開始したので次の年の試験を目標にしましたが1点差で不合格となってしまい一度絶望的な気分になりましたが今年何とか合格することができたので、今から目指す人はもちろん今年ギリギリで涙を飲んだ方などにも少しでも参考になればと思います。

わたしがとった学習方法

(1)勉強開始時期について

私は司法試験の勉強をしていたので受講したのは山村講師の「司法書士入門講座速修生」でした。とはいっても登記法の知識はまったくなかったので講義を一度聞いただけではほとんど理解できず、山村講師の「最初は理解できなくても当たり前」という言葉を信じ、講義を受けたらその日のうちに進んだ分テキストの復習をするよう心掛けて必死についていきました。講義を受講しない日は覚えた内容を忘れないように毎日のようにテキストだけを繰り返し読んで記憶を定着させるようにしました。 
また関講師の「司法書士合格への『思考力』完成ゼミ」も受講し、基礎講座で分からなかった箇所はゼミで補完していたので基礎講座とあわせて受講するとかなりプラスになりました。

(2)入門段階での「択一式対策」について
司法試験時代に「条文を知っていると択一にすごく強くなる」と教わって条文を読むようにしたら、文字通り択一にすごく強くなることができたので、司法書士試験の勉強もテキストを読んだ後は、必ず条文も読むことにしていました。あと目標がわからなければ方法もたてられないと思い、わからないながら過去問も初期段階から取り組むように努めていました。
(3)入門段階での「記述式対策」について
最初は全く何をしていいかわからなかったので、蛭町講師の「記述式スキルアップ講座」と「できる!記述式」の問題を繰り返し解いていました。山村講師に言われたように一日一問、時間がないときは最低答案構成だけでもいいので必ずやるようにしていました。直前期は同じ蛭町講師の「うかる!記述式『合格への直前予想編』」も受講したので、「できる!記述式」、「うかる記述式」と「全国公開模擬試験」で量も質も充分だったと思います。
(4)試験当日について

昨年は正直合格できる自信があまりなく、本試験でわからない問題が多くあったので途中で半分諦めて最後まで全力でやりきることをせず、結果1点差でものすごく悔しい思いをしました。その経験があったので今年は何があっても最後まで全力でやろうと思っていました。
今年も午前中終わった時点であまりにも感触が悪かったので諦めそうになりましたが、午後挽回すればかならず合格できると信じ、答案が回収されるまで100%の力を出しきりました。

(5)総論

勉強方法はシンプルだったので特に工夫した点はないのですが、勉強するときは勉強、遊ぶときは遊ぶ、寝るときは寝るというようにメリハリのある生活をしていました。一日中勉強しかしていないと息がつまってしまい一年間とおしてモチベーションが維持できないと思い、一日に自由時間を必ずつくっていました。特に直前期は勉強時間もかなり増え、勉強しなければいけないという気持ちが強く精神的にも不安定になりやすいので私は直前期も必ずリラックスできる時間をとるようにしていました。 
私はサッカーが大好きなので、今年はワールドカップを夜見ることを楽しみに、朝から夜まで勉強を頑張り直前期の辛い時期をのりきりました。人にもよるかとは思いますが私は楽しみをつくることによって一日の勉強を頑張ることができたのでよかったと思っています。

自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー

私は途中から講座を申し込んだのでインターネットで受講していました。 わからないところを再度見直したり、会社法が苦手だったので会社法・商業登記法は2倍速で見直したりと、自分にあった学習ができたのでとても良かったと思います。

スケジュールの管理について

私はアルバイトをしていたので、アルバイトのある日は少し早く起きたり、自由時間を減らしたりして勉強時間をつくり、一日どうしても予定がある日は前後の日を多めに勉強時間をとったりして臨機応変にスケジュール管理をしていました。私は事前にスケジュールをがっちり決めてしまうとそのスケジュール通りにうまくできないと嫌な気持ちになってしまうので、あまり年間をとおしたスケジュールなどは決めていませんでした。

最後に

今の自分があるのは伊藤塾の講師陣・スタッフのおかげだと思っています。本当にありがとうございました。今年惜しくも涙を飲んだ方、これから目指される方もこれから大変だとは思いますが、辛い経験は必ず報われると思うので頑張って下さい。

(2010年11月・記)