「山村クラス最高~!!」 友人達と励ましあいながら勝ち取った一発合格
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
私は、仕事で法律を少し勉強したことをきっかけに法律に関心を持ち始め、法律に関する仕事をしたいと思うようになりました。2005年に、他の指導校の通信教育で勉強を開始したのですが、仕事が忙しくなり、過去問を開くこともできないまま、民法、不動産登記法を軽くさわった程度で、挫折しました。法律の仕事をしたい気持ちは変わらなかったのですが、仕事に追われそのまま勉強することなく月日が流れ、このままのぬるい環境ではダメだ・・・と、思い切って仕事を辞め、受験に臨む決意をしました。私は、自分に甘いため、通信教育ではダメだと思い上京しました。その為、なにがなんでも一発合格する!次の受験はない!と背水の陣でのぞむ決意だった為、受験指導校は、慎重に選びました。その中で、
伊藤塾は、ほぼ初学者の私にとって他にはないフォロ-制度が充実していたこと、受講料が良心的な事、電話で質問した際のスタッフの対応が親切だったことが決め手になったと思います。本当に良かったと思います。受験勉強としては、2月~4月が最大の山場でした。科目・量も多く、今までの科目の復習と本当に苦しかった。気持ちのみでついていったと思います。互いに切磋琢磨し、互いに相談しながら、頑張った伊藤塾の友人の存在も大きかったと思います。
わたしがとった学習方法
(1)勉強開始時期について
一度、仕事をしながら他の指導校の通信教育で受講していたのですが、最初の民法・不動産登記法以外の他の科目は、まったくの初学者だった為、まず講座を必ず休まず通学して、集中して講義を聴きついていくことにしました。
山村講師の講義は、熱いメッセ-ジあり、講義の中のポイントなど面白く、初学者の私でもよく理解できました。当初は、民法のみなので、余裕が少しあり、講座の中で、山村講師がお勧めされた本、お話、学習方法を参考に、自分なりの学習方法を構築しました。最初は、長時間の勉強に耐えることが難しく、山村講師の学習環境を整えることが重要との言葉通りに、自然に机に向かう癖をつけ、やる気がなくても、過去問をやってみる。そうすると不思議なもので、やっているうちに、やる気というか、自然な感じでできるようになっていました。
(2)入門段階での「択一式対策」について
択一対策として、民法・不動産登記法・民訴・憲法は、過去問・テキスト・基礎問題集、他の科目は、過去問・合格シ-ト・テキスト・基礎問題集のみを使用しました。過去問は、テキストの重要部分と思う箇所を解答部分に補足し、あいまいな部分をアンダ-ラインなどをして、解答や考え方があっているかをチェックしました。よく間違える肢がある問題、解答が全部出ない問題は、付箋を貼り直前期に繰り返しました。山村講師に講義中に紹介していただいた本を参考に、自分なりにアレンジして、講義の翌日、その3日後、その1週間後、2週間後というように繰り返し過去問・合格シ-トを行いました。初学者の私にとって、当然ながら後になればなる程、辛くはなりましたが、知識・考え方も確実に定着し、忘れることも少なかったので、絶大な効果があったと思います。
(3)入門段階での「記述式対策」について
記述式は、初めてということもあり、最初は難しく、択一で解答できることでも、記述で活かされていないことに気が付き、不動産登記法の過去問を解く際に、記述の雛型が思い浮かぶか?どう申請するのか?を意識しながら解き、解答部分に記載していました。商業登記法は、合格シ-トがよくまとまっていて、択一式はもちろんの事、記述式対策としてもすごく使いやすかったと思います。記述式は、入門講座の基礎問題集、山村講師の「できる!記述式」の問題を覚えてしまうまで1日1問繰り返し解きました。また講義の中で教えていただいた答案構成の仕方を、最初は基本通りに実践し、慣れたところで、アレンジして、どうしたら早く確実に答案構成できるかを考えました。
(4)試験当日について
試験当日は1時間早く会場についたのですが、当然緊張しており、持って行った試験までに見るためのノ-トを見ても集中できなかったため、さっと確認だけし、本試験は、自信を持って臨むことが重要だと思い、これだけ頑張って来たんだから、「絶対にできる。自信を持って臨もう。」と精神を落ち着かせていました。また、後ろのほうで受験したので、試験中もピリピリした緊張感も余りなく、自然に落ち着きを取り戻せました。昼は、終わったことは考えても仕方がないと、模試でも切り替えの練習をしていたので、「できた」「できない」が頭によぎることなく、午前の部のことはすっかり忘れて、午後の部に集中することができました。
山村講師のおっしゃる通り模試で本試験の練習をしてきた効果が出せたと思います。
(5)総論
量が余りにも膨大なので、そのことを考えると嫌になるので、毎日、淡々と勉強する日々でした。当たり前のことを当たり前にすること!それだけでも大変でした。私にとって午前の基準点が高く、応用問題も多いことから、特に民法を得意とされる方は多いので重点をおいて学習しました。民法は、基礎知識と応用問題なので、基礎は確実にしたうえで、応用問題をいかにとれるかにかかっていると思います。本試験で難解な推論問題があまり出なかったことも大きかったと思います。山村講師が講義の中で言われる、「皆がとれる問題を確実に取ることが重要だ!」を念頭に、試験に合格する勉強に徹しました。
応用問題は、基礎知識を徹底して確実にし、それを応用できるような勉強を意識しました。伊藤塾のテキスト・合格シ-トは素晴らしく、特に、会社法・商業登記法・供託・民事執行・民事保全・司法書士法は、合格シ-トに要点が詰まっており、すごく使いやすかったです。他の事は何もしていません。講義を聴き、過去問・合格シ-トを徹底するので手一杯になり、他のことをする余裕などありませんでしたし、またそれで間違いないと思います。初学者でもかなりの実力は付くと思います。記述式は、今回、会社分割が出て、苦戦したので、合格シ-トの知識が徹底ではなかったこと、あまり出る内容でなかったのでと油断していたので、あいまいな知識では勝負にならないと受験後に再確認し、反省しました。
自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー
専業だったので、毎日8時間程度の勉強をしていました。調子が良いと1日10時間以上できるのですが、次の日に息切れを起こすので、毎日8時間をほぼ休みなく、講義がない日は、家に引きこもってしていました。年末年始の4日間と後何日か以外は、8時間は勉強していました。時々、ストレスが溜まりきった時は、その日何もせずに休むこともありました。メリハリが重要だと思います。「絶対に合格する!」という執念のみでやってきたように思います。また、
教室での講座受講後にインタ-ネットで復習できるのは、講義中によくわからなかった部分のみ確認できたので、非常に役に立ちました。
スケジュールの管理について
スケジュ-ルについては、大まかなスケジュ-ルのみを立て、過去問・合格シ-トにいつ解答したか?次はいつするのかを付箋で講座を受講後に行った単位で貼っていました。毎日、勉強開始前に付箋を見て、自分に甘い事は十分知っているので、今日のノルマのような感じで、強制的にやるようにしていました。2月に入り、科目と量の多さから、スケジュ-ルがずれてきてしまったので、このころまでに民法は過去問8回程度、不動産登記法7回程度になっており、間隔が空いてもある程度、覚えていられるようになっていたので、今の科目に重点を置き、講義前の時間や寝る前など時間を工夫して取り組み、重要科目を重点的に少しずつ修正していきました。トイレなどにも貼ったりしていました。繰り返すことによって、知識はもちろん、考え方も自然に身についてきたと思います。
伊藤塾講師陣について
心から受験生を思い、楽しい講義・的確な指導をしていただいた山村講師、気持ちよく質問に答えて下さった関講師、励ましのお言葉をいただいた伊藤塾長、わかりやすい解法を教えていただいた高城講師、蛭町講師、伊藤塾の講師の皆さま、スタッフの皆さまに心から感謝致します。感謝の気持ちでいっぱいです。また、伊藤塾の友人にも心から感謝致します。 伊藤塾で学べて本当に良かったと思います。山村クラス最高~!!
最後に
司法書士試験の勉強は、楽しさもあり、あっと言う間に本試験になった気が後でするのですが、その勉強を繰り返す日々の一瞬一瞬は本当にきついものでした。何度も今日は勉強しないで遊ぼうと思ったことか、今日ぐらいいいだろう。なんだかんだ言い訳をして挫折しそうになる自分がいました。 その時その時に初心に戻り、自分を引き締めていました。また応援してくれる方の為にも諦められませんでした。日々諦めることなく最後まで頑張りきれたのは、山村講師をはじめとする伊藤塾講師の皆さま、スタッフの皆さま、応援してくれた両親・兄弟、ともに励ましあいながら頑張った伊藤塾の友人のおかげだと思います。心から感謝申し上げます。互いに色々な思いをもって共に、苦しみながらも、必死に最後まで頑張り、切磋琢磨した伊藤塾の友人、心から尊敬できる友人に出会えました。伊藤塾で学べて本当に良かったと思います。ありがとうございます。
これから受験勉強されるみなさん、辛く苦しくて、逃げ出したくなると思いますが、絶対に最後の最後まで諦めずに頑張って下さい。絶対に諦めない心と努力の積み重ねが自信になり、本試験での強さへと変わると思います。通学されている方は、ぜひ友人をたくさん作って下さい。一生の友人になると思います。心から応援しています。
(2010年10月・記)