伊藤塾の講座を受講していなければ、私の合格は99%ありえませんでした!
上田 浩司さん(32歳)
受験回数:4回
受講講座:〔入門講座〕司法書士入門講座本科生、〔中上級座〕択一実戦力養成答練、記述式「答案構成力」養成答練、記述式スキルアップ講座・ツーステップ登記法講座、記述式リアル「解答力」養成講座、〔直前対策講座〕うかる!記述式「合格への直前予想編」、〔模試〕全国公開模擬試験
※プロフィールは、2011年合格時点のものです。
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
「何か人の役に立つ仕事がしたい。一企業の歯車としてではなく、自分の価値判断で仕事がしたい。」と思い、弁護士か司法書士を目指そうと思いました。当初は弁護士が良いのではと思っていたのですが、私は高卒のため予備試験を受けなければならなかったり、弁護士は学閥社会だということを小耳にはさんだので、弁護士を目指すのは断念しました。その点司法書士は、学歴は関係なく誰でも受験できて、学閥社会でもないので、今の自分には司法書士がピッタリだと感じて司法書士になろうと決意しました。
伊藤塾に入塾したきっかけは、司法書士の試験科目は11科目もあり、独学では無理だと思い受験指導校をネットで色々調べていました。その時に、入門講座の一部をストリーミング配信で見てとてもわかりやすかったので、これなら自分にもできるのではと思い入塾を決意しました。
私がとった勉強方法
入門段階の勉強方法について
私は、入門講座(DVD)を受講しました。DVDで講義を聞き、必ず次の日、その3日後、その1週間後、その2週間後、その4週間後に復習をするようにしていました。最初の復習はとても時間がかかりますが、2回目、3回目と回数が増えるにつれ復習の時間は短くなってきます。私の復習の内容は、まずは、テキストの読み返しです。そして、講義でやった範囲の過去問にチャレンジしていました。最初のうちは全然正解できなくて本当に焦りました。この問題は何を聞いているのかもわからない状態でした。
しかし、過去問をやる意味は、1.今の自分と本試験のレベルの差を認識するため。2.本試験委員が問題を通して何を聞きたいのかを知るため。と講師が講義中におっしゃっていたため(違っていたらすいません)、過去問をといて何を聞いているのかわからないときは、テキストに戻って該当部分を良く読み返していました。
私の場合は、たいてい読みが浅く勘違いして覚えていたために、何を聞いているのかわからないという状態に陥ってました。後、私がよく犯していたミスは、問題文を読み間違うことでした。主体を取り違えていたり、単語を勝手にすり替えて読んでいたり(例えば、売主を買主としたり、監査役会を取締役会としたり)ということが、結構ありました。この勘違いと読み間違いがあるときに、問題の意図がわからないという状態になっていましたので、その点に注意して勉強していました。
中上級段階の勉強法について
択一式の対策については、テキスト4割、過去問6割位の比率で勉強していました。記述式の対策は、記述式スキルアップ講座を受講して、その問題を毎日必ず不登法2問以上、商登法2問以上をといていました。これは、本試験の前々日まで欠かさずしていました。記述式は基本がとても大事だと思います。もちろん択一式についてもそうですが、難しい問題をとく練習をするより簡単でも大事な論点が盛り込まれている記述式スキルアップ講座のような良問の問題を繰り返しとく方が私にとっては良かったと思います。
直前期の勉強方法について
択一式については、過去問を繰り返しといて、わからないところはテキストや条文に戻って勉強してました。記述式については、時期的に遅いと思いますが私はこの段階で、できる記述式の問題をときはじめました。しかしながら、記述式スキルアップ講座のおかげで基礎が着実についていたのですんなりと理解することができました。また、この講座を受講したことによって、答案構成というものを知り、とても効率よく問題をとけるようになりました。この答案構成力を養ったおかげで記述式の点数が安定するようになりました。この講座の問題は、アルバイトがある日は、一日不登法か商登法のどちらか1問、アルバイトが休みの日は両方を1問ずつといてました。
総論「私の合格ポイントと反省ポイント」
択一式、記述式両方とも、間違いノートを作りました。自分はどのようなミスをするのか、どのような読み間違いをしたのか、どのような勘違いをしていたのかというのをノートに書いて見直していました。これは、とても効果がありました。
反省点は、私はテキストは良く読んでいましたが、条文はあまり読んでいませんでした。民訴法・民執法・民保法は条文知識の問題が多いですし、会社法も条文を読んでおけば良かったと思うことが多々ありました。
自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー
私は、入門講座はDVDで他の中上級講座はインターネットで受講しました。特に両者についてこれが便利、不便というのはなかったです。しかし、DVDには私にとって1つインターネット受講にはないメリットがありました。それは、5年までDVDをお借りすることができる、という点です。インターネット講義は1年で講義が聴けなくなりますが、DVDは5年あるので安心です。もちろん、私も一発合格を狙っておりましたが、結果として4年かかってしまいました。そんなときでもDVDなら大丈夫です。
伊藤塾の講師の方々は、皆さん素晴らしい方ばかりです。入門講座を受講していなければ私の合格は99%ありえなかったと思います。冒頭でも記した通りわかりやすい講義はもちろんのことですが、何といっても講義のはじめのお話がとても私の心に響いてきました。入門講座を受けたことで法律家として法律の基礎知識を身につけると同時に、人としてとても成長できたと思います。伊藤塾で学べて良かったです。本当に有難うございました。
最後に
私の理想の司法書士は、『依頼者に心から感謝される仕事をする司法書士になる』・『依頼者の心の痛みに寄り添えるような司法書士になる』・『地域住民の方たちに信頼され、何か困ったことがあったら真っ先に相談に来てもらえる司法書士になる』です。憲法の理念を大事にして必ず理想の司法書士になります。
最後に、私はアルバイトをしながら勉強していましたので、自分の将来がとても不安でした。不安で勉強が手に付かない時期もありました。しかし、その不安は合格しなければ消えませんし、合格するためには勉強しなければいけません。結局不安を解消するには勉強するしかないんですよね。最後は自分を信じて頑張りぬくしか方法はありません。『やればできる!必ずできる!!』この言葉は本当です。私にできたんですから、絶対あなたにもできます。
妹からのお土産で机に座って前を見ると見える位置に張っていました。 なぜかこれをみると、「あっ、勉強しなきゃ」という気持ちにさせてくれる不思議なものです。 きっと、妹の思いがこもっていたのかもしれません。
平成20年一発合格を目指して貼ったものですが、あえて落ち続けても合格年度を変更せずに 平成20年のままにしていました。自分は平成20年に司法書士になると決意してそれからどのくらい遅れているのか というのが嫌というほどわかるので、自分への戒めという意味で貼ってました。