大学院の学業と両立。フォローの回答に励まされ、挫折せず最後まで勉強を続けられました
山下 大樹さん(24歳)
◆ 受験回数3回
◆ 主な受講講座
【入門講座】 入門講座本科生
【中上級講座】 中上級コース、演習コース
【直前対策講座】 うかる!記述式、択一直前総整理講座、Bランク分野攻略講座
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
私が司法書士を目指して勉強をはじめたのは、大学1回生と2回生の間の春休みからです。そのきっかけとなったのは、半年ほど前に、大学で開かれた「法律資格受験指導校の担当者による説明会」に出席したことでした。
実は、「司法書士になりたい」という目標そのものは大学受験生(浪人生)のときから抱いていたのですが、具体的にどの受験指導校を利用するかは決めていませんでした。そのような中で、伊藤塾の担当者がとても熱心に入門講座をすすめてくださったので、その熱意に押されるようにして、伊藤塾の門を叩くことになりました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
入門段階の学習法について
インターネット受講でした。そのため、講義を1.2倍速ほどの速さで聴き、聴いた直後に音読をして復習するというパターンが常道でした。ただ、模範的な受験生ではなかったため、講義をためてしまうようなことも多く、最大で約2ヶ月分の講義をためてしまったこともありました。
また、民法の段階では過去問にも挑戦し、間違いは多かったものの、何とか消化していましたが、不動産登記法以降は過去問にもなかなか手を付けることができず、どんどん消化できなくなってしまいました。ただ、そんな中でも「最低限、講義だけは聞くようにしよう」と割り切ることで、何とか講義の消化はできていました。とはいうものの、やはり、「過去問にも手を付けることができていれば良かったな」とは思っています。
学業との両立はなかなか辛く、何度も「止めようかな」という気持ちが頭をもたげてきましたが、フォロー制度などを利用して、その回答に励まされ、何とか挫折せずに入門講座を終えることができました。
とはいうものの、結局、講義を消化するのが精いっぱいだったため、本試験は惨敗に終わりました。特別、「悔しい」という思いも湧いてくることはなく、早々に次年度の勉強へと頭を切り替えました。
中上級段階の学習法について
迎えた2年目は、年内は市販の「必出3300選」を活用して知識を整理し、年明けからは答練を受講してレベルアップを図りました。また、「択一直前総整理講座」も受講して知識を集約し、ようやく手ごたえをつかみはじめた感じがしました。しかし、結果は午前の基準点に1問足りずに不合格。このときは、多少の悔しさを感じていました。
そして、3年目に突入した私は、思い切って「中上級コース」に申し込みました。年内は「択一合格アドバンス講座」をメインのテキストとして、そこに知識を集約していきました。宇津木卓磨講師の講義とテキストで、今まで苦手としていた「比較」や過去問未出の論点が得意になり、実力の底上げができました。また、蛭町浩講師の「分析的手法で書式の点数を積み増す講座」は、講義内容もさることながら、付録としてついてきた教材が秀逸だったため、何度も繰り返してパターンを身につけていきました。
年明けからは、前年同様、演習講座でアウトプットの訓練を積んでいきました。前年よりもさらに深く学ぶことができたという手ごたえを感じることができ、充実したひとときを過ごしました。そして、伊藤塾の「実力診断テスト」でも基準点超えを果たすことができ、自らの勉強法に手ごたえを感じはじめていました。
伊藤塾講師へのメッセージ
様々な講師の講義を受けてきましたが、伊藤塾の講師陣は皆、とても熱意にあふれていると思います。そのため、インターネット受講という環境にありながら、画面越しにその熱意が伝わってくる感じがしました。私がだれずに勉強を続けられたのも、ひとえにこの「熱さ」が理由なのだと思います。
宇津木卓磨講師のポイントを指摘する技術、蛭町講師の博覧強記ぶり、山村講師の切れ味の鋭さと的確な解説、高城真之介講師の見事な(?)ギャグのセンス、高橋智宏講師の真っ直ぐな感情など、どれをとっても講師陣の方々は一級品だと思います。本当にありがとうございました。
最後に
合格するまでに3年かかりましたが、長い人生における3年間だと思えば、その道のりは決して無駄ではないと思いました。今後は、この資格を活かして、登記はもちろん、成年後見などの分野でも活躍できるような司法書士になりたいと思います。
その際、「一司法書士として」というより「一人の人間として」何ができるかを考えながら仕事にあたっていきたいと考えています。
最後に、私を支えてくれた家族、友人、伊藤塾の関係者の方々には本当に感謝の念しかありません。今後は、少しでも恩返しできるように頑張りたいと思います。本当にありがとうございました。