自分の方法を見つけて愚直に繰り返す、
そして心身健康であきらめない
不撓不屈が合格の決め手です

立花 探さん(40代)
会社員
★働きながら合格

◆受験回数 7回
◆主な受講講座
中上級講座》記述式答案構成力養成答練、択一実戦力養成答練
直前対策講座》うかる!記述式、択一クイック総整理講座、
 全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 大学を出て、プロゴルファーを目指し、毎日毎日ボールを打ち続けていました。30 歳になり、もう一流にはなれないと夢を諦め、サラリーマンになりました。スポーツ施設の運営会社で、用地の取得や、賃貸借契約を担当する中で、民法や借地借家法に触れる機会があり、まずは、宅建士の資格を取得しました。学生時代は勉強が苦手だった自分も、宅建士の勉強をしていく中でどこかに火がついたのかもしれません。より専門的な知識を身につけ、仕事がしたいと思うようになり、司法書士に挑戦することにしました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

入門段階の学習法について

 入門講座は他の受験指導校のものを受講していましたが、伊藤塾の「全国公開模擬試験」にチャレンジしました。入門段階ですから、箸にも棒にも掛からぬ成績でしたが、問題がよく考えて作られていたこと、解説が丁寧だったこと、記述式の採点者の方のアドバイスが非常に的確だったことから、2 年目以降は伊藤塾でお世話になろうと心に決めました。

中上級段階の学習法について

 たくさんの講座にお世話になりましたが、中でも「記述式答案構成力養成答練」、「うかる!記述式」を受講していなければ合格することはなかったと思います。「記述式答案構成力養成答練」では、特に事例から問題を考える力が身につきました。それまでは、特に方法論も持たず、ただ出された問題を解くだけでしたが、山村拓也講師の教えにより、「考える時間」と「答案を作成する時間」を分けて解答すること、あくまで考えることが重要であるということを強く認識させられました。決して答案構成を作ることが目的ではなく、考える力を養うことができ、今年の本試験においても力を発揮することができました。また、合格する答案を作成することが目的であり、完璧な答案を作成する必要はない。その中でもフレームの重要性に重きを置いた講義は、現在の司法書士試験記述式の講座の中では秀逸なのではないでしょうか。
 「記述式答案構成力養成答練」で培った考える力は、蛭町浩講師の「うかる!記述式」により盤石なものになりました。「うかる!記述式」で出題される問題は、本試験レベルを超える問題でした。しかし、難問というわけではなく、ある程度勉強をしてきている受験生であれば当然知っていなければならない択一知識を記述式で出題するもので、量も多く、毎回時間との闘いでした。その中で考える力を磨き、「早く考える」ことができるようになったことが最大の収穫だったと思います。

直前期の学習法や試験当日について

 過去の経験から、直前期に一番留意したことは、体調管理でした。毎年追い込みすぎて直前期に風邪をひくという悪循環だったので、今年の5 月以降は、夜12 時以降は勉強しない、睡眠時間は6 ~ 7 時間は確保する、週に1 回は休むことを徹底して実践しました。試験勉強をしていて一番疎かにしがちな身体のコンディションですが、本試験において100%の力を発揮するためには健康体であることは大前提です。直前期に勉強を早く切り上げたり、休んだりすることは非常に勇気のいることでしたし、不安にもなりました。しかし、合格のための戦略として積極的に休むようにしていました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

山村拓也講師

 いつも暖かい言葉を掛けていただき、励ましていただいていました。記述式を得意科目にすることができた恩人です。「完璧な答案を作る必要はない」という教えには目から鱗が落ちました。

蛭町浩講師

 特に印象的なのは、「不合格は能力の否定ではなく、技術的な敗北なのだと」いう言葉でした。毎年、不合格が確定し、下を向いていた自分を叱咤激励していただいたのはこの言葉でした。ダメなら技術力を上げるしかないと開き直るキッカケにすることができました。

司法試験からの転進について

 目標は変わりますが、結果を出すために全力を尽くすこと、真摯な努力が必要ということは変わりません。司法書士試験の受験を決意した以上は、絶対にこの試験に合格するのだと覚悟を決めることが必要です。
 司法試験からの転進は、多少の調整は必要ですが、これまで法律を学んできた経験が非常に大きなアドバンテージになります。ただし、午後科目については、司法試験受験経験者向けの講座を受講する方がより効率的に準備が進むと思います。私自身が、独学で勉強をはじめたため非常に苦労したので、これから目標を変える方々にはぜひ利用を検討していただきたいと思います。

最後に

 応援してくれた家族や親戚、友人たち、そして、蛭町講師、山村講師をはじめとする伊藤塾のスタッフの皆様に心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
 自分は合格まで時間が掛かってしまいましたが、合格への一番の近道は、自分の方法を見つけ、それを愚直に繰り返すこと、心身が健康であること、そして、諦めないことです。辛くなったり、迷ったりするときは周りの合格者や伊藤塾のスタッフに相談してみてください。きっと解決策が見つかると思います。皆様の一日でも早い合格を心から祈念しております。ここまでお読みいただきありがとうございました。