大阪梅田校で蛭町浩講師にかけていただいた言葉で
頑張ることができ、今年合格できたのかもしれません
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
学生を卒業し、法律関係の仕事がしたいと思い、法律事務所に事務員として就職しました。そこで、たくさんの法律問題と出会う中で、法律を知らない方が意外にも多くおられることを感じました。仕事で多くの民事訴状の作成に関わりましたが、「法律をちゃんと知っていれば、こんなことにならなかったのに・・・」と思うことが結構ありました。
その後、事務員としてではなく、自分の名前で仕事がしたいと考えるようになりました。
そして、予防法務の分野、法律のことを国民に多く知ってもらえる活動をやってみたいと思い、司法書士になろうと決意しました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
実は、「入門講座」を利用しませんでした。当時、結婚もしていまして、自分のためだけに大金を使うのはできないと考えました。結局、自分で過去問を中心に勉強をしはじめましたが、これが、長期受験生となるプロローグとなってしまいました(笑)。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
本当に伊藤塾の講師の方々は、熱意を持ってわかりやすく説明してくださる講師ばかりでした。ですので、Web 受講でも安心して受講することができました。また、どの講師も根幹となる指導方針にブレがなく、伊藤塾司法書士試験科が一丸となって教材作成、指導が行われていることが感じられ、これも伊藤塾を信頼して頑張ろうという思いになることができました。
あと、大阪梅田校のスタッフのみなさんが受講の申込の際など、事務的ではなく、いつでも笑顔で親切、丁寧に対応してくださり、個人的ですがとても好感を持っていました。本当にありがとうございます。
ライブ講義の蛭町浩講師「うかる!記述式」は圧巻でした。講義内容はハード過ぎて(笑)、毎年、ついて行くのがやっとでした。でも、蛭町講師の姿を生で拝見し、「書かないと点にならない」、「今できなくても恥ずかしくない。繰り返し練習して欲しい」と熱く指導していただき、勇気と気合いをいただきました。また、個別で質問に行っても、いつも熱心に僕の質問に耳を傾けてくださり、丁寧に解説していただきました。
今年は、最後に「いつも仕事帰りで本当にご苦労様です。しんどいですよね。でも頑張って」(金曜日の夜コマで、毎回、仕事帰りの格好で出席していたからだと思うのですが)と声をかけていただきました。この時、大勢の受講生がおられるのにちゃんと見てくださっているんだ・・・。と感動して涙が出そうになりました(当時は色んな意味で本当にしんどかったので)。このお言葉があったからこそ、なんとか頑張ろうと踏ん張ることができ、今年は合格できたのかもしれません。
ありがとうございます。
仕事と勉強、両立の秘訣
朝は7 時に自宅を出て、帰宅は22 時、23 時ぐらいでした。遅いときは24 時を越えることもありました。勉強時間は、朝5 時に起床し6 時までの1 時間。通勤電車の中での時間(往復1 時間強)ぐらいでした。早く退社した時(20 時ぐらい)は、ファーストフード店で21 時ぐらいまで勉強していました。平日はほとんど勉強できなかったので辛かったです。
自宅から大阪駅まで(電車で20 分ほど)は、書式の申請書のひな型確認(「解法パターンで学ぶ書式80」で勉強)。起床からの1 時間と通勤時間、勤務中の外回り時間は過去問を解いていました。
スケジュールが遅れたら躊躇なくリセットしました。
試験をやめたい!と思ったこと、何度もありますよ。ですが、ドロップアウトした後、何するの? と自分に問うと、「やっぱ、受験でしょ。と12 回繰り返してきました。もちろん、妻、妻の両親、私の両親の精神的支え、協力があっての話ですが。
あと、昨年から気の合う受験仲間2 人(職場の後輩)と出会えたことも大きかったです。
会社で働いている受験生の方は、大変だと思います。むちゃくちゃしんどいと思います。短期合格者の勉強法を参考にして、必ず自分なりにアレンジをして挑戦してください。いや、挑戦し続けてください。大阪に12 回も受験したドアホがいたことを忘れないでください。
最後に
これからは、司法書士として国家から資格を与えられ仕事をするので、今まで以上に自分の言動、行動に責任を負うことになります。また、自分自身が多くの国民の目に晒される訳ですから、更に自分を律して善良な国民のために頑張っていこうと考えています。登記関係に縛られることなく多方面で活動できればいいなと思っています。しかし、それには今まで以上に多くの(多方面の)勉強をしなければなりませんので、学ぶ姿勢は今まで以上に維持し頑張りたいです。
正直、司法書士試験は大変な試験です。技術(知識)だけではなく、精神力を真正面から問いただされる試験です。(人生をかけた)精神力を試させられるほどきついことはないと思います。私がなぜ今年合格できたのか、未だにわかりません。11 回も失敗したので、勉強方法は他の短期合格者の方を参考してください。11 回も失敗しているのに「今年も頑張るぞ!」なんて受験できたのは、私が相当な鈍感で、周りのこと、自分の人生を顧みない大バカ野郎だったからで、決して努力家でも何でもありません。「粘り強く」と表現すれば聞こえは良いですが、本当はよくいる往生際の悪い男なんですよね(笑)。
最後になりましたが、365 日常に最後まで諦めない環境を整え、12 年、毎年、万全の体制で受験会場に送り出してくれた妻、息子に「ありがとう。心より愛しています」と感謝しています。
また、伊藤塾の講師の方々、大阪梅田校のスタッフの皆様、教材作成、インターネット講座の編集スタッフの皆様、在宅校で教材を発送していただいた皆様、その他ご関係者の皆様、本当にありがとうございました。この場をお借りして感謝申し上げます。