「試験に専念しろ!」その一言で目覚めた。
いつか合格できるだろうでは絶対に合格できなかった
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
大学では法学部でしたが、法律の勉強は熱心ではありませんでした。しかし、卒業後、民間企業へ就職してから、何か資格を取りたいと思うようになりました。そこで、大学で同じゼミだった何人かが司法書士試験を受けていたこと、クラブの先輩が司法書士になっていたことから、自分も司法書士試験に挑戦しようと決意しました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
中上級段階の学習法について
伊藤塾の講座を受講するのは今回がはじめてで、10 月から「中級コース」を受講しました。
昨年の本試験後、年内(10 月~ 12 月)は、択一対策として、北谷馨講師の「択一合格エッセンス講座」を受講しました。この講座は入門テキストに沿っていたので、もう一度基礎から知識に触れることができました。受講後はQ & A テキストを解いた後に入門テキストを読むことで、知識の理解と定着に努め、年内はインプットに集中するため、過去問は解きませんでした。記述対策としては、蛭町浩講師の「新・原理原則で書式を解く講座」(Fコン)を受講しましたが、とくに商登法での、全て登記できるものとして、判断できたらどんどん答案を書いていくという方法は、本試験で時間不足で白紙答案になるという精神的圧迫を和らげるのに役立ちました。
年明け(1 月~ 3 月)は、択一対策は、アウトプットを中心に、全科目のQ & A テキストと過去問を解くため、1 日に進む範囲を決めてひたすら問題演習をしました。過去問は1 回目に全部通して解き、2 回目は間違えた問題のみ解きました。また、高城真之介講師の「択一実戦力養成答練」を受講しました。この講座では、時間のかからない問題から解いて、時間がかかるものは躊躇なく飛ばしてあとから解く方法が身につき、それまで自分はあまり意識せず択一を解いて時間不足に陥っていたので、この方法で時間不足がかなり解消され、ケアレスミスも減りました。記述対策は、土日を除いて毎日、F コンの事例検討ドリルと坂本龍治講師の「速解記述式パターン60」の問題やC & F を解いてひな型を覚えました。また、山村拓也講師の「記述式答案構成力養成答練」では、答案構成用紙を使った答案構成方法を身につけることで、それまで自分は記述の解法が定まらず、論点の見落としも多かったのが、解法を確立することで答案が大崩れするのを防ぐことができました。
直前期の学習法や試験当日について
択一対策は、北谷講師の「択一クイック総整理講座」のテキストを繰り返して、絶対に落としてはいけないA ランクの知識を正確に覚えるという作業に徹し、アウトプットは、今まで受講した「択一式スキルアップ演習講座」の問題を1 回、「択一実戦力養成答練」の問題を2 回繰り返しました。記述対策は、蛭町浩講師の「うかる!記述式」を受講し、分量が多く難度が高い問題を解くことで、本試験が易しく感じられるよう落差効果を狙いました。この問題は2 回繰り返し解きました。また、「記述式答案構成力養成答練」の問題も2 回解きました。模試は伊藤塾の「全国公開模擬試験」を2 回受け、本番のシミュレーションをしました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
「択一合格エッセンス講座」は、基礎から知識を入れ直したいと思っていた自分にはとてもあっていました。また、「択一クイック総整理講座」の本試験に正確な知識で臨むための直前期の勉強方法は、これまで答練や模試を受けてはその復習をしていた自分にとって画期的なものでした。
「択一実戦力養成答練」では、時間配分を意識した解法が身につき、これまで自分は時間のかかる問題に時間をかけすぎて落としてはいけない問題を落としてしまっていたのですが、これがかなり解消されました。
「記述式答案構成力養成答練」では、しっかり答案構成するという解法を確立でき、これにより論点の見落としを防ぎ、安定して得点できるようになりました。
F コン商登法での登記できると判断できたらどんどん書くという解法は、商登法の記述は記載量が多いうえに、自分は最後に解いていたので、時間短縮して解くための大きな助けとなりました。また、「うかる!記述式」の問題形式は、実際の本試験の不登法の記述とよく似ていたため、難なく対応できました。
最後に
この1 年合格だけを目標に試験に専念してきたので、自分が司法書士として何をするかはこれから考えていきたいです。試験に専念するようすすめてくださった事務所の所長、見守ってくれた家族や友人には本当に感謝しています。