今回で最後と決めて臨んだ試験。
蛭町浩講師の言葉がなければ合格はありませんでした
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
大学卒業後アルバイトをしながら、他の受験指導校の入門講座を受講して1 回目の受験をしました。結果はもちろん不合格でしたが、そのまま受験に専念することに不安を感じたので、司法書士事務所に就職して、昨年まで補助者をしていました。個人事務所で、裁判を除いてほぼ全ての業務を取り扱っていたので、司法書士の仕事を目の当たりにすることができました。自身もこの仕事をしたいと思ったのが受験を続けてきた理由です。
伊藤塾を活用した私の学習方法
中上級段階の学習法について
択一式はここ数年、基準点を突破できる水準にはありましたが、本試験後1 ヶ月ぐらいは試験勉強をしていなかったため、知識の再確認という意味で、年内は基本書や、条文を丁寧に読みこんでいました。その際に気をつけたのは、単に暗記するのではなく、制度の趣旨を理解すること、自分なりに考えることでした。複数回受験で過去問はすでに繰り返しやっていたのでまた一から全て解いても意味はないと判断し、今年は、「司法書士過去問伊藤塾セレクション」(法学書院)だけを使用しました。本書には問題のランク付け(A、B +、B、C)がされているので、間違えても構わない問題を判断するのに非常に役立ちました。択一式基準点を突破するにはA、B +までが解ければ十分とわかっていたので、B、C の問題については必要以上に深追いしすぎないようにするうえでも良かったです。
年内(9 月~ 12 月)
合格には記述式の点数底上げが必要と判断したため、蛭町浩講師の「分析的手法で書式の点数を積み増す講座」を受講しました。テキストの分量はかなり多く、問題演習であるワークブックもかなりの量でしたが、実際に解くことで自分が苦手な問題がよくわかりました。苦手な問題には付箋を貼って何度も復習しました。さらに、講座に添付のCF 集を毎日、不登法、商登法を各10 分ずつやることにしました。こちらは試験前日まで続けました。
年明け(1 月~ 3 月)
これまでにインプットした内容をすんなりとアウトプットすることができるか確認するため、「記述式答案構成力養成答練」、「択一実戦力養成答練」を受講しました。
「択一実戦力養成答練」では、正答率が高い問題が解答できていれば十分としました。個人的に意識したのは、解説講義の冒頭に各問のランクの判断が発表されるのですが、自身の判断とそれが合致しているかでした。その判断ができれば、どの問題を間違えてもよいか、正解すべき問題に時間をかけて丁寧に解答できると思ったからです。A ランク、B +ランクのうちで間違えたものは重点的に復習しました。そのうえで、復習用の問題・解説冊子に、間違った思考判断をしてしまった理由や、ケアレスミスをした理由などを書き込むなどして、再度復習する際に一目でわかるようにしました。
直前期の学習法や試験当日について
記述式は依然として不安であったため、蛭町講師の「うかる!記述式」を受講しました。本講座は問題の分量が非常に多く、難易度もかなり高かったため、全く点数にならない回もあり大変落ち込みました。ただ、「本番は7 月なのだから今はできなくてもよい」と自身に言い聞かせ、何度も繰り返し演習しました。それでも試験本番までに、時間内にすべてを正確に解答することはできませんでしたが、最後にはそれなりに点数を取れるようになっていました。
択一対策としては、「うかる!司法書士必出3300 選」で繰り返し間違えた肢と、「伊藤塾セレクション」、答練・模試で間違えた正答率の高い問題のみを繰り返し解いていました。記述式は、「記述式答案構成力養成答練」、「うかる!記述式」の問いを一日一問は解くようにしていました。
模試の結果には一喜一憂せずに、択一ではA、B +ランクがきちんと解答できるか、記述式では枠ずれがないかだけを気をつけました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
「うかる!記述式」を受講して、時間がない状況に陥ることまでも想定できたお陰で、本試験の記述式の分量にもめげずに何とかそれなりに解答欄を埋めることができました。本講座を受講して、「とにかく解答欄を埋めて、1 点でも多く獲得する」との言葉を聞いていなければ、合格はなかったと思います。本当にありがとうございました。
最後に
講座を受講させて頂いた各講師、伊藤塾のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
本試験の最後の一分一秒まであきらめずに試験をやりとげればきっと合格することができると思います。複数回受験をされている方は、きっと合格できる知識は身についていることと思います。あとは、当日までの受験のスケジュールや、当日の解答順などの戦略面、メンタル面だけだと思います。それらは、無料公開講座にも参考になる情報があるので、色々参加してみるのもよいと思います。私は、合格体験記のメンタル面の内容で参考になることが多かったです。