私は小中学校を海外で過ごした帰国子女、外語大に入学したものの英語が苦手、かっこよく英語を話したい、そんな“もやもや”を解消するために、会社を退職して語学留学を果たしました。その後、手続きの繰り返しという仕事に“もやもや”していたころ、仕事で接した“かっこいい司法書士”になりたいと、受験を決意しました。人生にはいろいろ不思議な因果があるなと思っています。
目標の第一歩、
伊藤塾との出会い
わかりやすく
楽しい講義で安心
行政書士の勉強と比べると深いところまでほりさげた講義、パワーポイントを使ったわかりやすい講義はとても面白かったです。私は外国語を勉強していたのですが、法律学習と、学問としての語学学習はとても似通ったところがあると思います。たとえば、英語の表現では、原則はこういう意味だけど、ある単語が加わると全く異なった意味になることがあります。法律も原則が、ある場面や特殊な条件では、このように発展していく、というような場面があります。原則と例外という概念がとても似通っていたので、法律の勉強が初めてでも、馴染みやすく勉強ができました。また法律用語は意味がわからなくても、覚えていけば自然と理解できる、こんなところも英単語と似ていると思います。講義では、難解な法律事例もわかりやすく具体的な例を示してくれます。たとえば法律書にありがちな“甲野太郎”ではなく“カレー屋しんちゃん”などはわかりやすくて事例がイメージしやすかったです。
時間が限られているからこそ
効率的になる
働きながら、最初は帰宅後に夜の時間帯に勉強していたのですが、疲れて効率が上がらず、だらだらと寝る時間を失ってしまうので、あるときから朝方の勉強に変えました。これだとスッキリした頭で勉強でき、また出勤までの時間が決まっているので、かえって効率的な学習ができました。また、コマ切れの時間も活用しました。通勤時間は15分程度と短かったのですが、その時間にちょっとだけ見直す、覚え切れなくても、見るだけでも、その後の理解が違いました。時間がこれしか確保できないという区切りがあるほうが、私には合っていたのかもしれません。
勉強中は手を広げないことを意識し、どれだけ繰り返し学習できるかを意識しました。繰り返せば覚えられ、理解できます。忘れてもいいという気持ちで繰り返し勉強すると、あいまいな知識も正確な知識になります。
失った3ヶ月の
大きな重み
今年受験した感覚は合格したという実感がわくものではなかったのですが、試験の数日前には、全部の科目の復習がすべてできているという満足感がありました。いわゆる“やりきった感”を持って自信を持って試験に臨めたのは1年目2年目とは全く違う感覚でした。
本当の意味の
“かっこいい司法書士”を目指す!
今まで仕事で馴染みのあった、不動産登記や信託などを中心に幅広く勉強していくつもりです。司法書士の仕事は、その資格でないとわからない知識や専門性があり、派手ではないが司法書士でないとできない仕事ばかりです。私はこの司法書士の仕事がとても“かっこいい”、そしてその“かっこいい司法書士”に絶対なりたいという気持ちを強く持っていました。仕事との両立で悩んだときも、受験勉強の断念ではなく、仕事をやめようと思ったくらいです。法律を知ることで、今まで知らなかったことを知ることができ、知的好奇心を満たしてくれるだけでなく、生きていくうえでの視野が広がると思います。あきらめなければ絶対合格できると実感しているので、楽しんで学習できるといいと思います。これからもっともっと勉強して、本当の意味で“かっこいい司法書士”になって社会に貢献していきたいと思います。