働きながら学習し一回の受験で合格。
山村講師の講義はわかりやすく、
熱意と誠実さが垣間見え、
何度聞いても飽きがこない講義でした

市村 治さん(40代)
★一発合格

◆受験回数 1回
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生(山村クラス
中上級講座》演習コース
直前対策講座》直前パック、プレ模試、全国公開模試

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 20年ほど前に何かのきっかけで伊藤塾長を知り、法律の分野に興味を持ちまして、やるならばと司法試験の講座を受けたのが始まりでした。講義は楽しかったのですが、地方からの通学が厳しくなり途中で挫折してしまいました。
 その後10年ほど前に不動産関係の法律に興味を持ち、ためしに司法書士の講座を受けるも、不登法で早々に挫折して今の仕事を続けてきました。
 そして今回やはり法律家として仕事がしたいと思い直し、簡裁訴訟代理や後見代理など司法書士の仕事に魅力を感じ三度目の正直で伊藤塾の講座を受けることに。
 他の受験指導校も検討したのですが、法律に興味をもった原点である伊藤塾長の伊藤塾に決めました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

①入門段階の学習法について

 6月から山村拓也講師の「入門講座」をWeb 受講し、同時に過去問にも取り組みました。改めて、一から学びなおすつもりで山村講師の講義を聞くことに徹しました。
 出勤前と帰宅後に一講義ずつ、休憩時間に過去問を解き、営業という仕事柄、車を運転する時間が多かったので、通勤時間+移動時間に講義をBGM 代わりに聞いていました。
 山村講師の講義はわかりやすく、熱意と誠実さが垣間見える話し方で何度聞いても飽きがこない講義でした。また、ご自身やご家族の話など合間にしていただき、画面を通してですが身近に感じることができ、臨場感を持って受講できました。

②中上級段階の学習法について

 年が明けてもやることは変わりなく、テキスト・ドリル・過去問でした。
 また、自分にとっては午後の択一式と記述式を3時間で解答することがとてつもなく厳しく感じていたので、「記述式答案構成力養成答練」と「択一実戦力養成答練」を受講しました。
 先輩合格者の方と同じように、山村講師の質問には一番に答えられるように努めました。実体関係を時系列でしっかりふまえた構成力を重視された講義内容は、記述式に対しての苦手意識を全く感じさせず、逆に記述を解くことが楽しくなったぐらいです。まずは模倣からと思い構成の枠を外さないことを重視して、問題と解答講義を繰り返しました。
 そして、『試験当日まで1日たりとも記述から離れてはいけない!』との約束を守って、これを書いている現在でも記述の1日1問解答は続けております。
 高城講師の講義は、何といっても熱気が画面を通しても伝わってきました。ともすると飽きがきてしまう択一を、いかに楽しくわかりやすくされようとする気持ちがとても印象強く感じられる内容でした。
 おかげ様で、平均で午後の択一式35問を70分で解けるまでスピードアップができました。

③直前期の学習法や試験当日について

ちょうど8月から転職することが決まっていたので、思いきって3月をもって仕事を退職し、受験に専念することにしました。
 Web 受講ですとどうしても孤独になりますので、図書館と某コーヒー店の2か所で勉強を続けていました。
 新しい知識を得るよりも、今まで学んできたことを再度学び直すことが重要だと話されていたので残り2ヶ月で全講義を受け直すことにしました。
 1日で、講義を倍速で7~8回分、記述式を3~4問を解き、そして合間に過去問といった感じです。
 正直言いますと、仕事をしていた時より大変でした。ですが、山村講師の『合格するのは崖から落ちそうなときに、最後まであきらめず耐え続けた者である』、『勝負は試験当日。最後の2週間でぐっと伸びていく』という言葉を信じてやり抜くことができました。
 ですので、模試は本番慣れのためと割り切り、点数や順位は無視していました。
 試験当日は、午前は大きなミスもなく解答できましたが、午後は択一式の不登法で思った以上に時間を使ってしまい30問解いた段階で70分近く経過したので残り5問を5分で解き、あせりがあったのか、記述式も商登法で大きなミスを2つしてしまいました。
 ですが、記述式はヒットを打つことだけを考え、不登法は枠を外さないこと、商登法は役員変更と株式の発行を重点的に勉強していたのでなんとか基準点は超えることができました。

最後に

 私は常に3つのことを意識していました。
 1つ目は、素直であること。山村講師のおっしゃったことはできる限り実行して、最後まで信じてついていくこと。
 2つ目は、選択と集中です。やることは単純でして、テキスト・講義・ドリル・過去問のみを繰り返すことでした。人は不安になると新しいものや安易なものに流されやすいので、時間がないからこそ基礎を繰り返すことが一番効果があると思います。
 3つ目は、初心を忘れないことです。厳しい受験期間には誰でも気持ちが下がり、あきらめる理由、やらない理由が頭にあがってくることがあるかと思います。そんな時こそ、この司法書士試験に挑戦しようとしたきっかけや想いを思い返すようにしました。私は好きな言葉である『艱難汝を玉にす』をよく言葉にだしていました。
 山村講師をはじめ、伊藤塾の講師の皆様は、講義の内容のわかりやすさ、充実感はもちろん、受講生が最後まであきらめずにやり続けられるようともに目的に向かって寄り添い、厳しくも暖かい言葉や思いが強く感じられますので、これを読んでいるあなたもきっと良い結果を得られると信じています。
 実力不足ながらもこうして合格できたのは、伊藤塾の皆様と父のおかげです。そして司法書士として1日でも早く自分を必要としてくれる人のために貢献できるよう、より精進してまいります。