山村講師の熱い思いに支えられて勝ち取った一発合格
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
伊藤塾にお世話になり、予備試験・司法試験に合格した娘の姿を見て、私も何かを目指して必死に頑張ってみたいという気持ちが芽生えました。司法書士は、娘が生まれる前に、一度目指そうとしたものの、教材の量を見ただけであっけなく挫折した資格です。
「今度こそやり抜かなければ母親の面子が丸つぶれだ」という思いで、最後まで頑張れました。
伊藤塾を選んだのは、娘がお世話になっており、法律系では一番の質を誇る指導校だと確信していたからです。
伊藤塾を活用した私の学習方法
①入門段階の学習法について
はじめの2ヶ月は、フルタイムで仕事をしていましたが、どうしても一発合格を果たしたくて仕事を辞め、勉強に専念しました。
まずは、とにかく「入門講座」のカリキュラムを信じて、それをしっかりこなすことを心がけました。あれこれとたくさんの参考書や問題集に手を出すのではなく、テキストは「入門講座」の講義テキスト一本、問題集は基礎力完成ドリルと「司法書士過去問 伊藤塾セレクション」(法学書院)のみと決め、広く浅くではなく、確実な知識の定着に努めました。
講義→問題→復習と学習を進める中で、常にテキストに戻ることを心がけ、知識をテキストに集約することで、効率的で安定した学習を進めることができました。テキストへの書き込みは、「原則は青ペン、例外は赤ペン」と言ったようなルールを作り、視覚的にも捉えやすくなるように工夫をしました。
また科目数が多く知識が膨大なため、パソコンからIC レコーダーに録音した講義を何度も聴講して、知識の欠落を防ぎました。これは、通勤電車の中でも家事をしながらでもできることなので、隙間時間の有効活用にもなりました。
わからないことがあったらすぐにインターネットで質問ができたのも、大変助かりました。質問しない日はないというほど、たくさんの質問をしたので、担当の講師にはご苦労をおかけしたとは思いますが、質問した内容は不思議と知識の定着率が高かったように思います。
年明けから始まった「記述式答案構成力養成答練」、「択一実戦力養成答練」では、初回の結果に一喜一憂せず、できるようになるまで繰り返し解くことを心がけました。
②直前期の学習法や試験当日について
3月には「入門講座」の講義が終わったので、復習のペースを速めるとともに、本番を意識した学習に切り替えました。特に午後の時間配分を考え、択一問題を少ない選択肢で解答することや、答案構成を効率よく仕上げることを工夫し、訓練しました。
模試は「プレ模試」や他校も含め8回受験しましたが、毎回本番を想定し、休み時間の過ごし方やお昼ご飯、ドリンクに至るまで、本番と同じものにしました。そして本番当日は、模試にシミュレーションした通りに過ごし、平常心を保つようにしました。
本試験前夜は緊張で眠れない受験生が多いそうです。もともと不眠気味だった私は、睡眠対策のために、
• 前日は朝からコーヒーなどのカフェインを一切摂らない。(不眠要素を少しでも除去するため)
• 午前中には勉強を終わらせる。(交感神経の働きを鎮めるため)
• 翌日の荷物を何回もチェックする。(夜中に気になって起きることないように)以上のことを実践してみました。すると夜10時にベッドに入った途端にストンと眠りに落ち、朝までぐっすり眠れました。
そして本番の朝、応援に来てくださった講師の方々に、「落ちたらごめんなさい。」と言って会場に入りました。自信がなかったからではありません。試験を自分だけのために受けることで、余計なプレッシャーを排除するためでした。
こうして「体調的にも精神的にも心配のない状況を作った。後は実力を出し切るだけ。」と自分に言い聞かせ、本試験が始まりました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
山村拓也講師
山村拓也講師の講義なくして、私の合格はありませんでした。
わかりやすい講義内容と画期的な答案構成、そして何より受講生を応援する熱い思いに、支えられ、途中弱気になることなく、受験へと一直線に頑張ることができました。
山村講師から教えられたことは、法律知識だけではありません。法律家として、人として大切なものは何なのかを、教えていただきました。これから司法書士としての人生を歩んでいく中で、山村講師の言葉ひとつひとつが支えになってくれると思います。
最後に
これまで努力というものを避けて生きてきましたが、「入門講座」開始からここまで、周囲も驚くほど頑張りました。合格発表の瞬間、努力の先にある合格がこんなに嬉しいものだと実感できたことは、人生の宝になりました。
自分が頑張ったことばかり強調してしまいましたが、この歳になって勉強できるというのは、実はとても幸せなことだと思います。勉強に専念させてくれた家族、万全のフォロー体制で応援してくださった伊藤塾スタッフの皆様、そして学習面でも精神面でも支えとなってくださった講師の方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。