失敗の原因を考え、対策し、見事上位で合格!
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
大学入学時から法律資格を在学中に取りたいと思い、最初は司法試験に挑戦しましたが、仕事内容に目を向けてみると司法書士の仕事の方が自分のやりたかったことに近かったため、大学2年の秋から本格的に司法書士の勉強をはじめました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
①入門段階の学習法について
1年目の「入門講座」は、秋から本格的に勉強をはじめたこともあり、民法と不登法はWeb 受講で、会社法以降はライブで講義を聞いていました。大学の授業後やアルバイト後に講義に行ったりしていたので、3時間の講義を常に集中して聞くのは大変でしたが、講義の際に山村拓也講師がモチベーションをあげてくれるようなお話をしてくださったので、勉強のモチベーションを最後まで保つことができました。
勉強方法としては、講義を聞いたあと、「司法書士過去問 伊藤塾セレクション」(法学書院)の該当箇所を解いたり、不登法・商登法に関してはそれに加えて「入門講座」の記述の問題を解いたりしていました。また、「択一実戦力養成答練」、「記述式答案構成力養成答練」、「うかる!記述式」の問題を繰り返し解きました。問題を解く際、必ず答えがあっていても、テキストに戻って確認するようにしていました。1年目は、以上のように問題を解いて、基本的な知識を定着させるよう努力しました。
②中上級段階の学習法について
2年目は、択一では、過去問を繰り返し解くことに加え、全科目のテキストの読み込みを何度もして本試験に臨みました。記述では、10年分の過去問を解き、「記述式答案構成力養成答練」、「うかる!記述式」、「全国公開模試」の問題を繰り返し解きました。この年は、6回模試を受けて全て合格レベルに到達していたので、いけると思っていましたが、午前の部で残り1分というところで答えを変えてしまった問題が不正解で基準点を超えず、不合格となってしまいました。その時、大学4年で就職活動もせず、司法書士試験一本にしぼって勉強していたので、基準点を超えないことが分かったときは本当に絶望し、もうやめようかと思いました。ただ、諦めても諦めきれない結果でしたので、自分に来年が最後だと言い聞かせて、また9月から勉強をはじめました。
3年目は、まず、なぜ本試験で失敗してしまったかを考えることからはじめました。2回目の試験で、私は試験慣れをしていないせいで、どうしても本試験独特の緊張感に飲み込まれ、本来の力が発揮できないことがわかりました。なので、どんな状況でも正確に知識が引き出せるように、知識を自分の中で「当たり前」にするまで知識の定着を図ることが必要だと思いました。勉強方法としては、基本的に2年目と変えてはいませんが、テキストの読み込みを工夫して行いました。2年目は全てのページを何度も読んでいましたが、3年目は民法と会社法のみテキストの読み込みを行い、その他の科目は過去問を解いて、正解不正解関わらず、テキストの該当箇所を読むという形で勉強していました。テキストの読み込みは、過去問でよく出るところやA・B+ランク箇所は毎回読み、何も見ずに自問自答できるまでにする、それ以外は2~3回に1回読んで、見て思い出せるまでにすると目標を決めて行いました。そして、どうしても忘れてしまう知識は、付箋に書いてルーズリーフに貼り、移動時間や寝る前に見たりして、覚えた付箋は捨てるといったこともしていました。記述でも、ルーズリーフを用いて、忘れやすいリストを作り、リストに書いたことを忘れるたびにチェックをつけ、試験前に重点的に見るべき点を可視化しました。
③直前期の学習法や試験当日について
直前期も勉強方法は特に変えませんでした。ただ、3年目は大学を卒業して勉強を続けていたので、精神的に非常にきつかったです。勉強に身が入らない、集中できない日は、思い切って休み、自分の好きなことをやって、なんとか本試験まで勉強を続けていきました。
3年目の本試験当日は、とにかく緊張したくなかったので、受験指導校の人がパンフレットを配っていない道を通って、会場に向かいました。しかし、会場に入るとやはり緊張してしまったので、試験開始前に択一の基礎的な問題(一問一答形式)を100問くらい解いて、緊張した状況でも解けると自分に言い聞かせるようにしました。そのおかげか緊張せずに問題を解くことができ、上位で合格することもできました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
山村拓也講師
「入門講座」の時から、本当にお世話になりました。2年目の本試験で失敗して面談をしたとき、さまざまなアドバイスや前向きな言葉をいただいたおかげで、もう1年挑戦する決心ができ、今このように合格することができたと思います。本当にありがとうございました。
最後に
自分が思っていたよりも合格するのに時間がかかってしまい、つらいこともたくさんありましたが、受験生活は私にとってかけがえのない経験になりました。努力したのに結果が出ない悔しさと努力したことに対して結果が出る喜び、両方経験したことによってさまざまなことを学ぶことができました。置かれている環境は人それぞれだと思いますが、勉強は自分との闘いなので、自分の置かれている環境の中で最大限努力することが重要だと思います。そうすれば、きっと結果はついてくると思いますので、頑張ってください!
今まで支えてくださった方、本当にありがとうございました。