山村講師の講義を受けたときの感動は忘れられません。
おかげで、記述がとても好きになりました
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
法学部に入学して、将来は法学部であることを活かした職業に就きたいと漠然と考えていました。また、自分が女ということもあり、結婚や出産で仕事を辞めなくてはならない可能性があるし、子育ても考えると自分で時間も場所もマネジメントできる、開業ができる資格を取りたいと考えるようになりました。弁護士には憧れがありましたが、奨学金を借りてまで法科大学院に行って絶対受かると思えるほど自分に自信はなく、受験制限もない司法書士試験を受けることにしました。また、東日本大震災で父の勤めていた会社が潰れてしまい、父が自営で開業した時に司法書士の先生にお世話になったこともひとつのきっかけになりました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
①入門段階の学習法について
「入門講座」はWeb受講をしていました。講義を溜めてしまい、なかなか消化できず全部視聴しただけで終わってしまいました。
②中上級段階の学習法について
〈年内の勉強法〉
毎年のことで合格した今年に限らず、試験後は勉強のモチベーションが上がらず、気分転換に行政書士や宅建など他の試験の勉強をして12月ごろにやっと本格的に勉強をはじめていました。
〈年明けの勉強法〉
択一は伊藤塾の「演習コース」をペースメーカーにし、テキストを読んで過去問を解くのと並行して演習に臨むようにしました。演習の解説講義は自分があやふやなところや間違えたところのテキストの該当箇所を休み時間中に探しておいて、テキストを見ながら、書き込みをしたりして講義を受けていました。記述はひな型を毎日不登法、商登法各15分ずつ見るようにし、あとは演習を受け、間違えノートを作り、1週間後、1ヶ月後、さらに1ヶ月後に再度演習を解いて、記述も結果的に4~5回解きました。また、記述式の本試験の問題は答練と違い、情報が散在していて解きにくいと感じていたので、過去問を10 年分と「うかる!記述式」を受講し、2日に1回は記述の問題に触れるようにしていました。「うかる!記述式」は3回繰り返しました。
私は2年目の年明けからようやく司法書士試験に向き合いはじめ、このままじゃだめだと今までのWeb 受講をやめ、答練のライブ受講をはじめました。結局「司法書士過去問 伊藤塾セレクション」(法学書院)を1度したのみで2、3年目は、基準点近くまでいきました。4年目は「伊藤塾セレクション」を2度やり、間違えた問題はプラス2回繰り返しました。結果的に択一の点数が伸びたので過去問は「伊藤塾セレクション」のみで十分だったと思います。
試験1 ヶ月前はテキストの読み込み、過去問の2回目と間違えたものや答練で不安だったものを中心にやりました。
試験1週間前は精神的に安定させることに重点を置き、あまり自分を追い込まないように適度に休憩をしながら勉強していました。ただ、試験時間は意識して、9:30~11:30、13:00~16:00は必ず机に向かうようにしました。4月からは2週間に1回、日曜日に年度別過去問を解き、本試験と同じ状況で過ごすようにしていました。また、試験前日は自分が間違えた過去問や答練の問題、テキストの不安な箇所を復習しつつスマホで写メを撮り、前日の夜から当日の本試験前までタブレットで眺めていました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
山村拓也講師
私はなにより山村拓也講師に出会えたことにとても感謝しています。はじめて「記述式答案構成力養成答練」で山村講師の講義を受けた時の感動は忘れられません。要点を押さえてわかりやすい上に、無駄がなくどんどん進んでいき、私の性格にはとても合っていました。(当てられるのが怖くて前の席には座れませんでしたが…笑)「記述式答案構成力養成答練」で最初は全くの白紙で何も書けませんでしたが、ちょっとずつ書けるようになり、記述がとても好きになりました。記述が安定するようになると、択一の不登法と商登法もある程度できるようになっていき、択一をどうにかすれば受かるのではないか、という気持ちになり頑張ることができました。山村講師の厳しくも前向きな言葉もまた、勉強のモチベーションをあげてくれました。
最後に
試験勉強では自分を信じることと、自分を受け入れることが大切だと思いました。受験期間中はやはり遊んでしまったりだらけてしまったりすると罪悪感がありますが、理想を追い求めず完璧にできる人なんていないし、これは頑張るための休息だと思って自分を責めないようにしました。
また、なかなか勉強が捗らないときはカフェに行ったり、スマホを使わないように使用制限ができるアプリ(主人が作ってくれました笑)を、使ったりしていました。
私は働くことも大切だし、友達が好きだから友達とも遊びたい、サークルもしたい、試験も大切だけど人間関係も大切だと思っていたので、なかなか全てを捨てて勉強すると覚悟をすることができずに時間がかかってしまいました。3年目の試験後に入籍もしました。主人が理解のある人だったので、4年目は年末に仕事を辞め、はじめて専業受験生として恵まれた環境で勉強することができました。私が働かないことも、家事を完璧にできないことも文句ひとつ言わずに勉強をさせてくれて、支えてくれた主人には感謝してもしきれません。入籍したときは試験も受かってないのに入籍してしまうことに後ろめたさがありましたが、結果的に勉強に専念させてもらえ、絶対次で受からないといけないと自分を奮い立たせることができたので、主人と結婚できたから受かることができたんだな、と思っています。
人それぞれ事情も環境も違うと思いますが、受かるべきときに受かりますという山村講師の言葉を聞き、私は今年が受かるべき時だと信じて勉強をしていました。試験勉強は自分と向き合うことになるので、精神的に厳しいですが自分を信じてあげてください。努力は無駄になりませんし苦しんだ分得るものがあると思います。