自分と戦った6年間。体のケアを十分に、
勉強法を工夫しながら講師の言葉に支えられて合格
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
学生時代に将来は資格を活かした仕事に就き法律の専門家(プロ)として働きたいと思い、身近な法律家である司法書士を目指すことにしました。受験途中にどうしても記述の勉強方法がわからず、考え方を学ぶことができる記述対策があると友人からすすめられ、伊藤塾の山村拓也講師の「記述式答案構成力養成答練」を受講することにしました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
①中上級段階の学習法について
山村講師の「記述式答案構成力養成答練」では最新の改正に対応した様々な難易度・問題形式・問題量の問題が用意されており、毎年受講するたびに記述の知識・テクニックが身につきました。特に感心した点が、試験傾向に合わせるだけではなく、予想論点も含まれていることでした。また山村講師の講義では、薄い知識ではいかに記述が解けないかを痛感させられ、自分が今まで何となく記述を解いていたことを自覚できました。またひとつの解き方だけではなく、これまでの伊藤塾出身の合格者の解き方を幾つも紹介してくれるので自分に合う解き方と見つけることができました。
②直前期の学習法について
私は4月までには過去問、それまでの過去問派生の答練問題を一通り繰り返し、5月の全国公開模試までに主要の科目(民法・会社法・不登法・商登法・民事訴訟法)を極めておきました。そして5月からの2ヶ月は当該主要科目の予想論点(「うかる!択一式」で掲載されていた過去問以外の知識)とそれ以外のマイナー科目を繰り返すことに集中しました。
直前期でも主要科目は範囲をやや広げ、他の科目は過去問を中心に極めるイメージです。
試験前日は3時間前後の勉強にしており、体調を万全にすることに集中しました。私は本試験会場の近くのホテルに泊まっていました。試験当日は暑いことを予想し、早めに試験会場に着き、体を冷ましながら午前科目(特に憲法・刑法の予想論点※予想が当たれば差がつく科目なため)を見て準備していました。午前が終わり休憩に入ると、午後に頭を切り替え、択一予想論点(特に民事訴訟法・商登法※私が苦手だったため)と記述のミスをまとめたノートを見ていました。ここで意識していたのは、休憩中にはそんなに詰め込まないことです。午後は体力勝負ですので頭を万全にして午後試験に臨みました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
山村拓也講師
私は記述が本当に苦手でした。しかも何故苦手なのかがわからない状況で山村講師の講座を友人の紹介で受講しました。受講した時は本当に自分の実力不足に気づくことができて、また記述の解き方というものに気づくことができました。18時に仕事が終わり、18時半に答練がはじまるという本当にしんどい通学でしたが、講師の受験生を奮い立たせる言葉で頑張ることができたと思います。
仕事と勉強の両立について
私は会社員で週5日働いていました。その中で特に意識したことは暗記の量を減らすということです。理解できる部分は暗記に頼らず理解し知識を頭に置いておけるようにしていました。直前期に本当に暗記しないといけない部分を抽出できるからです。また記述も問題量に頼らず解き方を固めどんな問題でも対応できるよう、対処法をまとめていました。
仕事を併用しての受験は体力面で本当にきつかったです。私は仕事でPCを使うことも多かったので目・首の凝りがひどくなり、鍼治療に行くことも多かったです。体を壊しては当日受験を無事終えることができないので、体のケアを十分にして勉強を続けてください。
最後に
私は会社員で営業を主にしてきました。様々な知識・経験を得たうえで司法書士試験に合格できましたので、その強みを活かしていろんな人の意見に耳を傾けることができる司法書士になりたいと思います。
次の試験を目指している方全員へ。司法書士は努力が報われる試験です。今年度本試験の自分の結果の分析を行い、弱い部分をどう改善していくか考えて試験勉強を続けてください。諦めなければ必ず受かります!