伊藤塾のカリキュラムは効率がいいので、年内は講義の
日程に合わせて勉強を進めれば大丈夫だと思います
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
今まで他の受験指導校で入門講座や答練を受講しており、本試験になると基準点は突破するけれども、総合落ちするということが続いていました。自分が長年利用している受験指導校の答練や模試の問題に慣れてしまっていると感じたため、2016年度の試験が終わった後に、色々な受験指導校の解答速報会の動画を見て、伊藤塾の講師の方々について行けば必ず合格できると思い、伊藤塾を選びました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
①年内の学習法について
伊藤塾の校舎まで通うことが難しかったため、主にWeb受講をしておりました。「中上級コース」は回数がコンパクトで、講義は受験生が躓きやすい箇所をピンポイントで説明してくださるので、仕事をしながらでも順調にスケジュールにそって学習を進めることができました。
宇津木卓磨講師は、講義の中で、定義や重要箇所によって、アンダーラインの色を使い分けて説明してくださるので、講義が終わる頃には、厚いテキストが薄いテキストになっており、隙間時間でも十分復習できました。伊藤塾のカリキュラムは効率がいいので、年内は、講義の日程に合わせて勉強を進めていけば大丈夫だと思います。
②答練の活用法について
今まで使っていた答練は、主要科目は範囲別でした。第1回で民法の総則部分と物権が出題される形式で、範囲が絞られているので高得点を取りやすいですが、次の週には前回の範囲は出題されず、「全国公開模試」が始まる頃には忘れてしまい、直前期には成績が下がっていました。しかし、伊藤塾の「択一実戦力養成答練」は、各科目とも、全範囲からの出題となっており、民法の回は問題数が20問で構成されており本試験を体感できます。
今まで範囲別に慣れてしまっていた私には、年明けの答練から、1週間で民法の全範囲を学習することは大変でしたが、直前期には民法だけで1週間も時間を割けないのだから、今は民法だけに時間を使うことができるなんて贅沢じゃないかと自分を励ましていました。結果として、主要科目を1週間で全範囲終わらせることが知識の定着につながり、合格できたのだと思います。
民法1回目が始まる前に、答練の活用方法についての講師のガイダンスがあったのですが、この動画を見て、私のアウトプットの方法は激変しました。今までもわからない問題は後回しにしてはいましたが、個数問題が出てきても知っている論点なら解きにかかっていました。しかし、講師の、個数・推論・対話問題は後回しにするという、形式重視のルールにのっとり、2周目に触れる問題、3周目に触れる問題と仕分けることで、1周目に触れる問題(Aランク)をほとんど正解できるようになり、リズムよく解くことの重要性に気づかされました。この方法を取るようになってから、どこの受験指導校の模試を解いても、成績が安定しました。1問目から解くことに慣れている方は、このやり方に違和感を覚えるかもしれませんが、すぐに慣れますし、わかる問題から解いていくので時間短縮にもつながります。ぜひ一度、この方法をお試しください。
③試験当日について
午前の部は、答練で練習してきた通りに、わかる問題から解きはじめたので、リズムよく進みまして、1時間15分程で解き終えました。
午後の部も同じように解きまして、択一式は60分で解き終えました。記述式には時間を持って臨めたのですが、解き終えたのは終了時刻前でした。私は、毎年本試験では、不登法の記述式で時間をとられてしまっていたので、今年は答練や「全国公開模試」の段階から、商登法から解くようにしていました。今年の問題は、商登法の方が解きやすかったので、見事にこの方法がはまり、なんとか記述式の基準点を超えることができました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
坂本龍治講師
直前期に心が折れそうになり、不安な日々に押しつぶされそうになった時に、坂本講師に講師カウンセリングをしていただきまして、活をいれてもらいました。それから数日後に、直筆の激励メッセージが届きまして、毎日机の上に置いて勉強し、本試験当日はポケットに入れて受験しました。私にとって、何よりも大切なお守りです。
最後に
私は、合格発表を法務局まで見に行きました。午後4 時に合格番号が張り出された瞬間、涙が溢れてきて、10分くらい止まりませんでした。合格まで長い時間がかかってしまいましたが、大人になって涙を流せるような経験ができたことに感謝しています。
合格するまでは、辛い日々の繰り返しになると思いますが、諦めなければ必ず合格できるので、体調にはくれぐれも留意してください。受験生活が長引いていても卑屈になる必要なんてありませんし、高く飛び立つには、それだけ長い滑走路が必要なので、こんなにも大変な試験に立ち向かっているご自身に誇りを持ってください。