中上級講座を受講すると、いままでの勉強の非効率を
実感しました。資格は取ってからが勝負、努力を続けます
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
動機は法律に関する資格が欲しかったため、また、周りに同じように資格取得を目指す友人がいたためです。
伊藤塾を選んだ理由は、同じ職場の友人にすすめられたからです。Web ¥で、自由な時間や日程で受講できるのは魅力でした。
伊藤塾を活用した私の学習方法
①中上級段階の学習法について
ある程度の知識はあっても、それが頭の中でバラバラになっているように感じたので、その整理のためにインプット講座を受講しなおそうと思い、アウトプット講座がセットになったコースを思い切って受講することにしました。
私は申し込み時期が遅く、それに伴い受講時期も遅れてしまったため、インプット講座を年内に、アウトプット講座を年明けより受講しました。
中でも「択一合格アドバンス講座」は、知識の整理にとても役立ちました。
講義の進行方法が独特で、テキストに指定された色のラインマーカーを引く作業を指示されますが、その色分けにも意味があり、復習の時に役立つのはもちろんですが、この作業が加わるだけで、講義が聴くだけの受動的なものから能動的なものになり、より集中して参加することができたように思います。
テキストだけではなく、パワーポイントの資料もセットで使用することになりますが、現時点の講義内容だけではなく、それに関連した論点や、混乱しやすい論点が比較して整理されており、テキストだと膨大な量になるものが、簡易に視覚的に入ってくるようにまとまっているので、理解しやすく、復習にも役立ちました。
また、宇津木卓磨講師の講義は、文章にするとわかりづらく難解な言い回しを、口語調で理解しやすいように説明してくださるので、今まで分かったつもりになっていただけの、もやもやした部分もすっきりとし、自分なりに解決できたところも多々ありました。
出題予想も兼ねた重要度をランク付けて教えてくれるのもありがたかったです。重要だと思っていたところが意外に低かったり、見落としていたところが高かったりと、独学ではこの辺りの判断は難しいように思うので、効率よく勉強ができたように思います。
復習では、テキストの右側に余白部分があるので、関連箇所にパワーポイントを貼り付けたり、講義中にとったメモを書き込んだり、マーク部分を読み直すようにしました。
自分で手を加えたテキストは、講師の講義内容のメモを書き込んでいるので、ざっと見返しただけでも苦手箇所が把握できるので便利ですし、愛着が持てました。
「択一式必修300問」は、「択一合格アドバンス講座」で得た知識の確認に最適でした。
「速解記述式パターン60」は、問題を解きつつ、ひな型を覚えるのに最適だと思います。また、坂本龍治講師の講義は、わかりやすく丁寧な講義内容のみならず、勉強の方法も教えてくださったので、自分の勉強方法を見直すきっかけになりました。問題を解いてわからない箇所、間違えた箇所は、基本のテキストを決めて、そこに戻るようにとの指導がありました。実際にはその少しの手間がなかなかできなかったのですが、その通りやった箇所については、おぼろげながら、そのテキスト部分が視覚的にうっすらとイメージできた時もあり、本来はこのように勉強すればもっと良かったのだろうと後悔しています。
「択一実戦力養成答練」では、時間内にいかに効率よく問題を解くかのテクニックを教わりました。解説もそれを意識したものになっており、特に午後の択一式の解答時間短縮に非常に役立ちました。
「記述式答案構成力養成答練」は、本試験に近い形で様々な論点を組み合わせた問題を取り扱っているため、繰り返し解くことで、幅広い範囲をまとめてカバーでき、効率よく勉強できました。山村拓也講師が講義中に受講生に一問一答で解答を求める場面が多くありますが、どれも記述の問題を解くうえで重要で必要な工程や知識の確認であるため、自分も参加しているつもりで解答をするようにしていました。参加型の講義は、考える作業が入ることで、講義内容が印象に残りやすかったです。見落としやすい部分や注意すべきポイントなど、減点対象になりやすいところまで幅広く教えていただきました。
この総合講座をとってみると、いかに自分の勉強方法が非効率的であったかが、よくわかりました。受講時期に遅れがあったため、特にそう感じたのかもしれませんが、「中上級コース」は、かなりボリュームがありました。また、内容が濃いので、他の受講生の方がこれを聴いているのに、自分が聴いていないのは不利になると思い、必死で講義を聴きました。
逆に言うと、これ以外のものには手を出さなくても良い内容とボリュームになっているので、今まで勉強方法に迷いがありましたが、迷っている間もなく、講義やその復習をこなすのに手一杯だったのが、かえって良かったように思います。
②直前期の学習法や試験当日について
1~2ヶ月前の直前期は講義で使用したアウトプットの問題を繰り返し解き、それに加えて「全国公開模試」を申し込みました。その時の髙橋智宏講師のアドバイスに従い、6月は暗記が必要な問題を繰り返し解きました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
Webでの受講であったため、受講中は画面を通じてしか窺い知ることができませんでしたが、どの講師の方々もわかりやすく丁寧な講義や解説はもちろんですが、それぞれ講義内容に講師毎の個性があり、勉強は大変ではありましたが、楽しく聴講できました。
また、この講師の方々の指導通りに勉強すれば大丈夫だという安心感を抱かせてくれたように思います。
特に宇津木卓磨講師には祝賀会や合格体験記のアドバイスなど、Web受講生にまで幅広くフォローしてくださったお心遣いは本当に嬉しかったですし、大変感謝しています。
講師の方々にお世話になったのはもちろんですが、口述試験の練習では、スタッフの方にも親切に対応していただきました。
本当にありがとうございました。
最後に
10年ほど、調剤薬局の事務をしているので様々な薬剤師の方と一緒に仕事をさせていただきました。
知識の更新を怠らず、努力を続けておられる方は、患者さんからの信頼も厚く、知識も豊富で、責任感を持って仕事をこなす姿は、尊敬の対象でした。
これを見て、やはり資格は取ってからが勝負で、いかにそれを活かしていけるかが大切なのだと間近で見て感じました。
私も慢心せず、ここからがスタートであると気持ちを引き締めて努力を続けるつもりでいます。