自分を信じる“信じられる自分になる”
そのためにはこつこつ勉強を続けるのみ

E.Tさん(30代)

◆受験回数 3回
◆主な受講講座
入門講座入門講座本科生(山村クラス
中上級講座》中上級コース
直前対策講座》プレ模試、全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 宅建の勉強をしていたときに法律の勉強が楽しかったことから、合格後、もっと法律を深く掘り下げてやってみたいと思いました。そして、家族に、「一生ものの資格で、宅建とも相性のいい司法書士を目指してみたらどうか」と言われて興味を持ち、その頃はとにかく法律を学べる好奇心に後押しされ、司法書士を目指すことにしました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

①入門段階の学習法について

 「入門講座」は山村拓也講師のクラスをライブ受講しました。私は法学部の出身ではなく、以前に他の資格試験の勉強の際に法律を独学で学んだのみで、法律を体系的に、また講義を通して教わるのは、今回がはじめての機会でした。受講してみると、初学者でもわかりやすい内容で、今まで漠然とストックしてきた知識がどんどん明確になり、知識と知識がつながっていく様が面白く、毎回授業に行くのがとても楽しみでした。講義を受けた後は山村講師のアドバイスに従って、講座付属の問題集や過去問を解き、翌日と1週間後と1ヶ月後にテキストを読み返して復習をしました。この方法だと復習の量が多くなって大変でしたが、後悔するのは絶対に嫌だと思い、最後までこの方法で復習を続けました。今思うと、ここで頑張れたことで、しっかりした基礎作りにつながったのではないかと思います。それと、これは反省点ですが、色々と制約があったので民法は受講しなかったのですが、民法は出題数の多い科目ですし、法律の中でも基礎となる法律なので、初学者の私が民法を入門時にしっかりと学べなかったのは、合格を遅らせた最大の要因だと思います。これから学ばれる方には入門段階で民法をしっかり学ぶことをおすすめします。

②中上級段階の学習法について

 2年目は宇津木卓磨講師の「択一合格アドバンス講座」をインターネットクラスで受講しました。復習方法は1年目と同じで、講義の翌日と1週間後と1ヶ月後にテキストを読み返すものでした。宇津木講師は、ラインマーカーをする箇所をはっきり指定してくれて、また、重要度によって色分けするので、復習時にマーカーをしたところだけを読めばよく、重要なところは何度も読むようにしたので、勉強の効率が上がりました。テキストは試験合格に必要な知識が凝縮されていたので比較的薄く、「これだけをやればいいんだ」と思え、精神的に楽になりました。アウトプットは演習講座で使った問題を中心に使いました。
 2回目の試験では手応えがあったので合格点まであと4点というところで落ちた時は本当に辛かったです。登りきったと思っていた山をまた登り直さなければならないのは非常にきつく、司法書士試験の難しさを思い知った瞬間でした。ただ、本試験後に行政書士試験の勉強をはじめていて、そちらの方はうまくいったので、なんとか気分を盛り上げることができ、11月下旬から3年目の司法書士試験の勉強をはじめました。3年目はアドバンス講座のテキストを繰り返し読み、過去問を中心に問題を解くようにしました。過去問を解くようにしたのは、各受験指導校に問題の癖があるように過去問にも癖があるので、その癖に慣れるためです。

③直前期の学習法や試験当日について

 11月からやってきたことをひたすら繰り返しました。具体的には全ての科目のテキストのマーカーが引いてあるところを読み、そのあと、直前期に再度やろうとセレクトしてあった過去問を解くというのを1セットとして、3セット程やりました。記述式は不登法と商登法を交互に1日1問過去問を中心に解きました。直前期は持っている知識を血肉化することに努め超直前期はどうしても間違ってしまう論点を暗記して、泥臭くても「試験に受かるための頭」をつくるようにしました。昨年の試験で欠けていたのは、何が何でも受かるという執念だったと思ったので、夜型を朝型に変えたり、美容を一旦諦めたり、当日の服装を身体を締め付けない楽なものにしたり…合格に近付けることはできる限りやりました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

山村拓也講師
 はじめて法律を教わったのが山村講師で本当によかったです。山村講師は「○条がこうなっているのはベースにこういう考え方があるからだ」というのを説明してくれるので、暗記ではなく理解ができて、学んでいてとても楽しかったです。また、講義を通してお人柄に信頼が持て、「この人についていこう」と思えたのも勉強に熱中できた要因だと思います。
山村講師には法律家としての基礎を学びました。今の私があるのは山村講師のおかげです。ありがとうございました。
宇津木卓磨講師
 宇津木講師のアドバンス講座では合格に必要かつ十分な知識を凝縮して教えてもらえたので、何をやればいいのかが明確になりました。そして、テキストのラインマーカーをしたところをやれば合格できると思えたので、丸2年ボロボロになるまで、繰り返し読みました。このテキストに自分のやってきたことが詰まっているので、しばらくは手放せません。合格できたのは宇津木講師のおかげです。ありがとうございました。

最後に

 合格後、今まで支えてくれた方々の喜ぶ顔が見られて本当に嬉しかったです。改めて、一人でとった合格ではないんだと実感しました。今まで支えてくれた皆様に感謝します。ありがとうございました。
 
これから受験される皆様へ
 司法書士試験は過酷な試験だと思います。努力したからといって結果が約束されるものではありません。だからこそ、自分を信じるしかなく、「信じられる自分」になるには毎日こつこつと勉強をするしかないと思います。あまり遠くを見ず(遠くを見ると不安になってしまうので)、今やるべきことを地道にやることが大事だと思います。そして続けていればチャンスが必ず来ます。ぜひそのチャンスを掴んでください。