勉強が大嫌い、テストの成績も下から数えたほうが早かった私が司法書士試験に合格。
法律初心者だから、ただただ言われた通りに勉強した。そうしたら、気が付いたら合格していた!
「司法書士は先生と呼ばれるよ」
「それならやってみようかな」
司法書士をはじめるきっかけは、高校3年生の時に父に「司法書士になれば、周りから“ 先生” と呼ばれるよ」と言われ、「やってみなよ」、「それならやってみようかな」その程度の感覚で受験を意識しました。はじめは父が買ってきた難しそうな分厚いテキストを読むことからスタートしました。高校の勉強と同じで、ただ暗記すればいいのだと思っていましたが、書いてある言葉は難しく、司法書士試験はそんなに甘いものではありませんでした。購入してもらった書籍も「そのぶん洋服を買ってもらえばよかった」と思うようになり、司法書士試験は「そのうち受験するけれど今じゃなくてもいい」と思って大学に進学しました。
大学は、昔からファッションやマーケティングに興味があったので、両方とも学べる大学に進学しました。大学時代はアルバイトをしていたのですが、その時「私は企業への就職や、組織で働くことは向いていない、自由な仕事がしたい、独立したい」と痛感しました。そんな経験から、まわりに「就職はどうするの」と聞かれると「司法書士になるから」と応えていて、大学3年生の時に真剣に受験を決めました。独学で受験勉強をするのは絶対無理だと考え、家から通いやすかった新宿にある受験指導校で勉強することを決めました。しかし父が「最近伊藤塾がいいらしいよ」と言っていたので、試しに伊藤塾に訪問してみると、スタッフは丁寧に説明し講師との相性もよかったので「入門講座」高城クラスを受講することにしました。
法律初心者の
受験勉強がスタート
法律用語が全くわからないところからのスタートでしたが、高城真之介講師は難しい法律用語も具体例を挙げて何度も詳しく説明してくれます。重要な箇所はランク付けもしてくれるので、メリハリがついて非常に役立ちました。またフレンドリーでとても質問しやすい雰囲気を作ってくれたので、全くの初心者でも安心して受講できました。しかし最初は、やさしく話してくれた具体例すらわからないときがありました。復習のドリルも全然解けず、もうやめてしまおうかと思いましたが、「受講料がもったいない!」と思いとどまりました。
わからない・・・
だったら繰り返し勉強しよう
内容は理解できていなかったのですが、とりあえず講義を繰り返し繰り返し聴くことを目標にしました。それこそ何回も何回も繰り返し受講しました。講義を聴いて大切なところを書き込み、講師がマークと言ったところはマークし、ひたすら何回も講義を受講しました。ここまで繰り返し講義を受講したのに、問題を解いてみると全く解けません。高城講師に相談すると「問題慣れしていない」と指摘され講師の言われたとおり過去問やドリルを解きました。また、それからは過去問など問題で出題されたところもマークするようにしました。そんな勉強で1回目の受験では合格はできないものの、午後の択一は基準点を越えられました。
中上級コースでも
講師の言われた通りに
講義は何回も何回も受講しましたが、テキストも読み込みました。私はテキストを分解してそれをお風呂で声を出して読み込みました。お風呂だと自分の声が反響してまた耳に帰ってくるので記憶にも役立ちました。また記憶の定着にはプリントしたものに穴を開けてリングで束ねて暗記カードを自作して持ち歩きました。これなら満員電車でも勉強できるので活用しました。