去年より勉強は楽になったのに結果がついてくるのが
不思議な感じでした
自身の受験経験を踏まえた、成功例、失敗談など
私は不本意にも受験回数を重ねてしまいました。受験生の時は、いつも「自分はなんでこんなに出来が悪いのだろう」とか、「記憶力が悪いのだろう」とか悩んでいました。しかし、今年は去年までとは別人のようになり、このようなことで悩むことはなくなり合格することができました。そこで去年までと今年で何が変わったのか、何がきっかけで変わることができたのか、自分なりに考えることを書きたいと思います。
<去年まで>
勉強していなかったわけではありません。一生懸命勉強をしていたつもりです。去年までと今年で知識の量はほとんど変わらないと思います。しかし、今から思えば、悪かったと思うことは、一つ目は一科目ごとに集中して勉強していたこと(並行して複数の科目を勉強するのが苦手でした)、二つ目は過去問が重要だと考えて、大量の過去問を解こうとしていたことです。その結果、最初に解いた科目を次に解く時には、前にやったことは忘れており、又、大量の過去問を解いていたため、何度も反復をすることができず、記憶が定着することもありませんでした。このような勉強方法で結果が出ていなかったので、変える必要性は感じていましたが、長年の悪い習慣を自分で変えることは難しかったです。
<変わるきっかけ>
私は以前から記述式の演習講座は受講していました。しかし、択一については演習を受ける必要性を感じず、一度も講座を受講したことがありませんでした。しかし、去年、択一も合わせて申し込む方が得だということに気づき、得ならばという気持ちで、「演習コース」を申し込みました。択一式の演習講座は私が考えていたものとは全く違うものでした。解説は解説冊子を抜粋して読み上げる程度のものだと思っていましたが、実際は受験生が苦手としている所はしっかりと解説されていました。私は抵当権の物上代位が苦手でしたが、宇津木卓磨講師の簡明な解説を聞いた後、「本当にこれで解けるのか」と半信半疑で過去問を解くと簡単に解くことができました。宇津木講師との出会いが変わるきっかけになりました。
しかし、前述のような勉強方法だったため、主要4科目については、何とか講座のスケジュールについて行くことができましたが、マイナー科目に入ると破綻してしまいました。結果、マイナー科目については半分くらい受講せず、主要4科目については3回に1回、合格推定点を超えるという感じでした。本試験前には不合格を確信し、公開模試も申し込んだだけで受講しませんでした。
<今年>
本試験が終わり、不合格を確信していたので、すぐに勉強をはじめることにしました。去年の経験から宇津木講師の択一の講座を受講したいと思い、「中上級コース」を申し込むことにしました。宇津木講師は過去問の重要性は科目によって異なること、不登法については過去問の知識だけでは足りないことなど教えてくれました。授業を受けているうちに過去問に対する考え方は少しずつ変わっていきましたが、今までの勉強方法を捨て去ることはなかなかできませんでした。しかし、宇津木講師の指導に従って勉強することで結果がついてきました。「択一プログレス演習講座」については全ての回で合格推定点を超えていました。このことでようやく自分の考え方を変えることができました。去年までは、合格ゾーンという過去問集を使っていたのですが、今年は肢別本や「うかる!司法書士必出3300選」(日本経済新聞出版社)に変えました。そのことでできた時間をテキストの読み込みなどにあてることができました。去年より勉強は楽になったのに結果がついてくるのが不思議な感じでした。去年までのように「なんで自分はこんなに出来が悪いのだろう」とか「記憶力が悪いのだろう」とか悩むことはありませんでした。中上級コースのスケジュールに従って勉強することで自然と複数の科目を同時に回すことになっていましたし、宇津木講師の費用対効果を意識した授業を受け続けたおかげで無駄なことはしなくなり、何度も繰り返し復習する時間ができたことで自然と記憶が定着してきました。また、これだけやれば十分というアドバンステキストをもらったおかげで記憶の対象が明確になり何度も繰り返すうちに記憶が強化されていきました。このような経験は長い受験生活の中ではじめてのことでした。
今年は「択一実戦力養成答練」をスケジュール通り受講し、1回を除いて合格推定点を超えていました。また、「プレ模試」と2回の「公開模試」を受けて、3回とも合格推定点を超えていました。他校の模試は受けませんでした。
現在学習中、またこれから学習を始める方へのメッセージ
<悩んでいる受験生の方に>
皆さんの中にも何をやってもうまくいかないと悩んでいる方がいると思います。しかし、何かのきっかけで別人のようになり合格することもあります。あきらめずに頑張ってください。
また、受験勉強を続けていると不安なことも多いと思います。そのうちのひとつに試験前日、寝られなかったらどうしようというのがあると思います。私は今年は絶対に合格すると思っていたら前日興奮して目がさえて寝られませんでした。結局、朝まで一睡もすることができませんでした。それでも合格できました。試験前日、寝られなくて不安な時は、私のような人間もいたことを思い出してください。寝ずに受験しても合格できます。安心してください。
伊藤塾の各講師についての感想・各講師へのメッセージ
<最後に>
自分の人生を変えるきっかけをくれた宇津木講師と伊藤塾には本当に感謝しています。ありがとうございました。