私が司法書士を目指すことにした理由・想い
大学が法学部だったので、学んだことを活かすためにもやはり何か法律に携わる仕事に就きたいなと考えたのが、まずはじめのきっかけでした。また、在学中は、学生サークル登録等の対応をしていて、規則の要件にサークルの実体が適合しているかを判断し結論を出すという思考が楽しく、活動の中で将来こういったことが仕事としてできないかとも考えるようになりました。そんな中、司法書士は商業登記業務において似たようなことをしていることを知り、会社法の要件と実体を架橋して判断する、登記業務に興味を得て司法書士を目指すことを決めました。
受験勉強中に私なりに工夫したこと
受講をはじめたばかりにテキストを3回は通読すべしと聞き、とりあえずはじめてみたところ、分厚さに気がやられ手を付けられず、通読があまり進まなかったことに危機感を覚えました。そこで、おおよその単元ごとにテキストを分冊して、通勤途中や合間合間の時間に読むようにしたところ、持ち運びやすく、かつ、読みやすくなりとても助かりました。他にも、同じ科目だけでも飽きてしまうので、基本的には一日に別の科目を複数読むようにしていました。また、講義中に講師の「メモして」とおっしゃられた箇所が講義内容を思い出すのにとても役立ったのですが、これと相まって複数科目に毎日触れて色々思い出せる環境ができていたことが、テキストの回転による繰り返し学習による理解の手助けになっていたと思います。
伊藤塾のこの講座が良かった
ステップアップ編からはじめたのですが、元法学部生とはいえ、触れたこともない法律がたくさんあるところ、週1回、週2回、週3回と徐々に慣れていく経過が、変な苦手意識を持たせないようになっており、助かりました。
民事手続法には少し苦手意識もありましたが、事前にステップアップ編の薄いテキストで再確認ができたりして、体系をなんとなく理解するのにとても役立ちありがたかったです。
また、この何度も繰り返す経験が、はじめはわからなくても後々理解ができるという経験となり、アウトプットの比率が高まる直前期での「思うほど問題が解けない」という壁にぶつかっても、後には解けるだろうという余裕を持つことにつながり、のちの直前期での繰り返し学習の大きな助けとなりました。
感謝している方へのメッセージ
新型コロナウイルスにより、勉強期間が延期で長くなり、点数もなかなか上がらずにもやもやしていたところ、テキストの裏の「やればできる、必ずできる」という言葉をしばしば眺めていました。そして、勉強を進め繰り返す中で、知識が次第に身につく感覚と、この「やればできる」という言葉がリンクし、「必ずできる」と思うことができるようになりました。やればできると信じて良かったです。
伊藤塾各講師へのメッセージ
受講していた山村拓也講師は、お試し動画の中でシンプルにわかりやすく教えてくれるなと思ったことが、講座選択の理由のひとつでした。しかし、講義中には日常の話やこれまでの経験等を話されることがあり、これがまた講義の楽しみとなりました。特に私はWeb受講でしたので、講師のちょっとした話が、ちょっとした息抜きになりましたし、勉強指針の参考にもなりました。また、受講期間の最後の方は新型コロナウイルスの影響により、外に出ることも減る中で、シンプルな語り口とちょっとした息抜きのバランスがよく、モチベーションの維持の助けにもなり、受講にメリハリをつけることができました。ありがとうございました。
学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ
直前期近くになると、問題演習が中心を占めるようになり、思ったほど解けなかったりすることで、学習に不安を持つこともあると思います。しかしながら、きちんと受講をしていれば、講義の中で後々に役立つメモを残しているはずなので、その際その際に振り返ることで知識をより強固にすることができるので、後から振りかえってみると講座受講期間中は、直前期のウォーミングアップであったのだなと思うようになりました。講座では、必要な情報・必要な教材が提供されますので、必要以上に臆する必要はありません。そして、やればできると信じて進めば、きっと良い結果が出ると思います。
また、在学中から司法書士事務所でアルバイトをしていましたが、合格したことにより今ではより専門的な仕事の割り振りを受けています。はじめは学んだことを活かしたい、というところから司法書士を志望しましたが、合格した現在これまでの学習を確かに活かせていることを感じており、仕事の中に楽しみを覚えています。これまで学習した先例などを登記簿で見つけたり、活かす場面が出てきたとき、とてもわくわくしますよ!