私が司法書士を目指すことにした理由・想い
たまたま父が登記事項証明書を扱う仕事をしていたことや、父の強いすすめもあり司法書士を目指すことにしました。特に強い動機があってはじめた訳でもなく、勉強が進むにつれて少しずつイメージが湧いてきたと言うのが正直なところです。
仕事は、とあるコンビニの夜勤の仕事をしていました。仕事の合間に勉強する日々でした。
ですので、盆暮れ正月はありませんが、残業などはほぼありませんので毎日同じルーティーンで勉強するには良い環境でした。
伊藤塾のこの講座が良かった
私は10年近く受験生をやっておりましたが、なぜこんなにも時間が掛かったかといえばズバリ講師の言うことを聞かなかったからです。講師の言うことを聞かないのであれば、独学で勉強しているのと変わりません。これは私自身の反省点です。
2018年末に一念発起して過去問のみを10回近く繰り返して本試験に臨みましたが、基準点程度しか取れません。記述ももちろん全く歯が立ちませんでした。民法改正もあり新たに講座を申し込もうと伊藤塾に相談したところ、経緯などをスタッフの方に聞いて頂いて宇津木講師の中上級コースをすすめていただきました。メリハリのある講義にコンパクトなテキストは、私にはピッタリでした。
同時に、過去問偏重の勉強をやめて、『伊藤塾セレクション』、「アドバンス択一演習」、「択一実戦力養成答練」、「択一登記法集中演習講座」をアウトプット教材、アドバンステキストと行ったり来たりする勉強に切り替えました。
伊藤塾の「全国公開模擬試験」は答練と論点が被らないように作ってあるので、模試の問題も答練と同じように繰り返し解いていました。直前一ヶ月まではこれを繰り返していました。
ラスト一ヶ月はテキストの読み込みに集中しました。この時コンパクトなテキストはとても威力を発揮しました。
「択一登記法集中演習講座」を私ははじめて受けましたが、無味乾燥な登記法の理屈が一問一答形式でわかりやすく解説されていて、このおかげで、不動産登記法の過去問と答練はあまり回数を重ねる必要がなく、(2回ほどしかやっていません)模試での点数も安定していたので、その分直前期のマイナー科目の詰め込みに集中できました。不動産登記法は本試験でも15/16問取れました。
記述については、私はとても苦手意識が強く、事案の正確な把握もまともにできない状態でした。年内は択一の勉強に集中したことにより択一の知識が固まったことと、「アドバンス記述式演習」で記述の基本を繰り返していましたので、年明けの「記述式答案構成力養成答練」では自分でも驚くように解いていくこと、繰り返すことができました。
記述の過去問はやらない代わりに、私は、「うかる!記述式」を取りました。
一問の中に色々な論点がふんだんに隠されていて、分量は通常の1、5倍。最後まで1問90分では解けませんでしたがこの講座のおかげで、本試験レベルの分量が苦にならなくなったこと、時間短縮のために答案構成用紙にどこまで書くかを精査できたこと、などかなり力がつきました。実際の本試験でも最後の商業登記法記述では、この「うかる!記述式」の特訓があったおかげでなんとか、記述の基準点、合格点に乗せることができたと思っています。
インターネット受講だった私にとって、質問制度はとても助かりました。私は結構たくさん質問させていただきましたが、毎回わかりやすいご回答をいただきました。わかっていたつもりの論点が新たに模試に出てきた時に、急にわからなくなったりすることがありましたが、そういう時もよく利用していました。
伊藤塾各講師へのメッセージ
私は、宇津木卓磨講師、髙橋智宏講師、蛭町浩講師、山村拓也講師、坂本龍治講師、「民法改正向上委員会」で関信敏講師 (画面をスクショしてテキストに貼っていました、寝る前必ず聴いていました)にお世話になりました。
これからもたくさんの合格者を送り出してください。
坂本講師、認定考査対策講座よろしくお願いいたします。
学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ
学習中の方、これからはじめる方へのメッセージとしましては、市販のテキスト、過去問による独学での勉強でも、たくさん失敗して反省して、その間も、変わらぬモチベーションを維持し続ければ合格できる試験です。受験指導校を利用する目的は、失敗する回数、合格するまでの期間を短くするためだと思います。昔の私のように講師の言うことを聞かない、やれと言われたことをできない理由をつけてやらない、どうして講師がこうしなさいと言っているのか自分で納得しないとやらない、それでは受験指導校を利用する意味がありません。なぜ講師があの時ああ言うことを言っていたのかは、直前期または合格後にはじめてわかることもあります。
本試験問題が年々難化しつつある中、受験指導校を利用する必要性も高くなってきていると思います。私が分厚い過去問集を捨てたのもこの理由です。同期の合格者でも「アドバンスコース」宇津木クラス出身の方は結構いらっしゃいます。
繰り返しになりますが、謙虚に講師の言うことを信じて実行していってください。