私が司法書士を目指すことにした理由・想い
私が司法書士を目指したのは、弁護士よりも知名度はないかもしれないが、身近で一般の人に寄り添うことができる資格だと思えたからです。資格を取るまでに時間はかかってしまいましたが、コロナ禍の中で困っている人に寄り添えるような司法書士になっていきたいと思います。
受験勉強中に私なりに工夫したこと
受験勉強中に工夫したことは、とにかく毎日少しでもいいからやり続けることです。負荷をかけすぎると続けることが辛くなってしまったり、テキストを見るのすら嫌になってきてしまうので、「今日は実戦力答練の民法の1冊目だけ」とかにしていました。また、大事な表などはコピーしたり、スマホに撮っておいて隙間時間に見るようにしていました。
伊藤塾のこの講座が良かった
「択一合格アドバンス講座」はとても役に立ちました。
民法の改正があったため早めに勉強を開始しようと思い、7月末からはじめましたが、改正のところや受験生がつまずきやすいポイントは時間をかけて丁寧に講義してもらえたので、理解が進み自信をもって年明けの講座に移行できました。
また、宇津木卓磨講師から演習講座はできれば6回繰り返すように言われていたので、アドバンス講座と並行している「アドバンス択一演習」は、年明けの「択一実戦力養成答練」までに全科目6回こなしました。
「択一実戦力養成答練」も私の核となる講座だったと思います。
この講座は論点の予想も入っているので、私は民訴等のマイナー科目以外は過去問には手を付けず、毎日択一実戦力を1冊やっていくという勉強法をとっていました。ただ答えがあっているかどうかではなく、関連論点を思い出せるか、表を思い出せるか等を確認しながら、あいまいなところはアドバンステキストに戻っていました。テキストのみの読み込みはしていません。
「記述式答案構成力養成答練」は私の合格になくてはならない講座でした。
私は択一がどうしても苦手でしたが、記述がこの講座のおかげで得点源にできたため合格できました。最初は山村拓也講師の答案構成例を真似ていくところから始まり、それから自分なりの工夫をしていきました。
不動産登記では、4色ボールペンを使い、問題のところに最初から書いてあるものは黒で、名変関係は緑、相続、合併は赤、その他の法律関係は青というような使い分けを主にしていました。
商業登記では、役員のみを構成用紙に書くようにし、その他は問題用紙に書いていく方法をとっていました。また、登記申請の1回目、2回目でまたいで登記する事項が出たりするため、1回目は青で、2回目は赤でと分けて書くことにより、申請の書き忘れや間違いを防ぐようにしていました。
最後に髙橋智宏講師の「民法改正集中演習講座」もとても良かったです。
今年の試験は大きな民法改正があり、また、司法書士試験は改正等の新しい知識を出すのが好きな試験だと思っていたので、とても不安に感じていました。
髙橋智宏講師は「択一登記法集中演習講座」もそうですが、制度趣旨等からとても丁寧に説明してもらえるので、改正の知識もすんなりと頭に入り、自信をもって試験に臨めました。また、テキストの1冊の分量が少ないため、持ち歩いて時間が空いた時に読むのにとても適していました。
伊藤塾各講師へのメッセージ
時間はかかってしまいましたが、なんとか合格することができました。在宅での受講だったためきちんと挨拶できていないので、合格祝賀会で感謝を伝えたいです。ありがとうございました。
学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ
私は合格までにとても時間がかかってしまいましたが、コツコツと勉強を重ね、諦めなければきっと合格できるはずです。伊藤塾の講師とその講座を信用して、しっかり講座をこなしていければ合格するための知識は身につきます。毎年合格者が減っていっているため、私もそうでしたが不安に感じている人もいると思います。しかし、合格率は約4%と少しですが上がってきているため、そこまで不安に感じず、淡々と勉強をしていけば、いずれ必ず受かることができると思います。
他の法律資格に向けた受験経験が活きたこと
司法書士試験の勉強をしていると、他の法律資格の試験には必ずある民法にとても強くなっています。私も宅建士と行政書士の資格も取りましたが、民法は司法書士試験の勉強でほぼやっているため、他の科目だけやればいいのでかなり楽にとることができます。例年であれば7月で試験が終わるので、すぐに司法書士の勉強に手がつかないという方は他の資格を取ってみるのもいいかもしれません。
家族が旅行などに行ったときに神社に寄って買ってきてくれたものです