光岡 美乃さん(40代) アルバイト

◆主な受講講座
中上級講座》アドバンスコース、「思考力」完成コース
直前対策講座》プレ模試

私が司法書士を目指すことにした理由・想い

私が司法書士資格を目指すきっかけは、職場で事務能力スキルを高めたかったからです。当時私は債務整理、破産が主の弁護士事務所で働いていました。依頼者との接し方に苦慮し、悩んでいた時たまたま手にした司法書士の本に、実務に類似した記載があり、これを学べば依頼者と司法書士の先生の共通言語を理解し、お客様に対して同情ではなく、第三者の立場で接することができるのでは?と考え、勉強するに至りました。

受験勉強中に私なりに工夫したこと

受験勉強中に私なりに工夫したことは、飽きない勉強方法の確立にありました。主要科目択一に飽きたら記述、飽きたらマイナー科目択一と、集中力が切れたらすぐ違う科目に切り替えました。
又、直近3年は、司法書士受験後、モチベーション維持のため行政書士の資格取得を志ました。行政書士の民法会社法は科目こそ重なりますが、問われ方が司法書士のそれと違うと感じ、問題を解くのに時間がかかりました。この違いは、条文理解に深みが増した効果もありますが、気持ちの切り替えの面でとても良かったと思います。
試験直近3ヶ月は、「思考力完成ゼミ」視聴と各種択一記述問題を繰り返し解きながら、派生論点として、択一パワポレジメ及び記述答練ライブ質問まとめメモを見やすい場所に置き、気になったらすぐ確認しました。択一答練解説の【本問及び関連知識の総整理】の表の右側を隠して答える練習もしました。思考力完成ゼミの講義を何度もネットで視聴した結果、全ての質問に答えられるようになりました。
基準点まで2〜3問足りなかった事多数、基準点は超えるも記述の枠ズレに涙したことも1回ありました。こんなにも長く資格取得を目指したのは、仕事上法律知識が必要であったこと、あと少し頑張れば合格できるのではないかという思い等多々ありますが、勉強する過程でできた仲間の存在が最も大きかったと思います。勉強に集中することが難しい時期もありましたが、そんな時は一緒に学んだ仲間のことを思い出しながら過ごしました。

伊藤塾のこの講座が良かった

私が最後の年に受講したのは伊藤塾の「思考力完成ゼミ」・「思考力完全マスター民法改正(債権相続分)」・「択一実戦力養成答練」・「記述式答案構成力養成答練」・「プレ模試」です。
1番おすすめしたい講義は伊藤塾関信敏講師の「思考力完成ゼミ」です。最後の2年間お世話になりました。出会う前は、択一午前が25問前後、択一午後が28問前後、記述が各27点前後という位置でした。無料公開講座をネットで視聴し、ゼミ形式の講義に興味を持ちました。心理留保の相手方と通謀虚偽表示の第三者の保護要件の違い(善意無過失と善意)は立場によって区別されるという条文趣旨を講義と質問によって生徒を導く。相手方と第三者なのだから当たり前と言えば当たり前ですが、眼から鱗でした。暗記から理解にシフトしたのだと思います。
「思考力完成ゼミ」は、条文の趣旨や定義に関する質問が多数出されます。不可分債務→連帯債務・連帯債権→連帯保証→分別の利益のある通常の保証→併存的債務引受等、本質を押さえることによって大枠をつかみ、多くの知識を理解することにつながりました。又、他科目の連続性(二重譲渡と訴訟承継(処分禁止の仮処分(登記請求権保全))の違い、債権者代位からの動産執行の流れ等)を具体例を交えて講義がなされ、理解が深まりました。民事執行・民事保全の疑問箇所を講義テキストから探し出せた時は嬉しかったです。
同時期に、「記述式答案構成力養成答練」の解説を並行して一読しました。以前は、間違った箇所の解答例確認、疑問に思った箇所の深読み、後は問題を繰り返し解いていました。「思考力完成ゼミ」を受講すると、いろいろなことが気になり出して解説全文を最初から読むようになりました。条文確認を行いながら読むと、立体的に物事を捉えることができ、具体例を絡めた条文知識の整理、理解及び記憶の定着に役立ちました。最後の年は午前択一が28問前後、記述が各30問前後取れるようになりました。

感謝している方へのメッセージ

家族や友人、勉強仲間、会社の同僚等感謝することがいっぱいあります。
司法書士の資格取得のため勉強をするきっかけとなった事務所はご縁が続かず退社、資格取得のため勉強に専念したり、短期派遣、アルバイト、司法書士補助者等転職を繰り返してきました。そんな私を見守ってくれたこと。受験期の前半は仕事と勉強とお金のことだけ、自分のことだけで精一杯でした。勉強と仕事を頑張ってさえいれば良いと思っていました。しかし勉強する過程でいろいろな仲間を見聞きし、誰もが頑張っていて、踏ん張りながらも他者にもエールを送っていることに気づきました。皆それぞれに頑張っていて、一生懸命で、愛しく思う。

学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ

司法書士資格試験合格を目指す皆様、そのつど勉強過程で出会ったたくさんの仲間を思い出してください。一呼吸したい時は、周囲からのエールや仲間の頑張りに想いを馳せると、一人で頑張り続ける以上にもうひと踏ん張りできます。伊藤塾のTwitterは情報取得、講師の方々の講義やほっこりコメント、特に小山晃司講師の歌は思わず笑ってしまって、とても良い息抜きになりました。
最後に、みんな ありがとう。

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学習経験者の方

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