私が司法書士を目指すことにした理由・想い
混沌とした世の中で、資格を武器に何かしたいという思いから目指しました。いつまでも謙虚さを忘れずに司法書士として働きたいと思います。
受験勉強中に私なりに工夫したこと
1)どの科目でも、どうしても覚え難い部分があります。そういう部分はA5サイズのノートに、予備校のテキストや資料などの図表等のコピーを貼り付け、いつでも直ぐに手に取れる状態のものを作成し、直前期にも利用していました。
2)直前期にも平成30年分の過去問集の勉強に重点を置いた結果、選択肢を読むスピードがいつの間にか速くなりました。合格前年までは、本試験でも時間がない故に3肢で判断していたこともありましたが、判断ミスをすることもありました。速読できるようになったことで5肢全部を読むことができるようになり、正確度が増しました。この速読は時間を計測しながら受験した今年度の公開模試で気が付いたことです。今年度の本試験では商業登記法の択一の難化により、予定より午後の択一に時間がかかってしまいましたが、それでも午後の択一の得点率が上がりました。
伊藤塾のこの講座が良かった
1)「アドバンス記述式演習」
改正民法は債権分野に限らず多岐に渡るため独学では修得は無理だと考え、「アドバンス択一演習」を受講した際に「アドバンスコース」にセットされていた講座です。この講座が思っていた以上に私にとっては良かったです!それまでは記述の勉強は過去に解いた答練や模試の問題を漠然と繰り返していましたが、少しひねられると間違えることが頻繁でした。
この講座で原理原則の様なものを学ぶことができて、名変と権利変動の違い、様々な要因による役員変更などにも対応できるようになりました。設問もシンプルなため取り組みやすく、直前期にもこの講座のテキストを使用していました。はじめから模試や本試験級の問題に飛び付くのではなく、個々のパーツを使ってしっかり基礎固めすることが重要であることを学びました。
2)「アドバンス講義」
民法の改正分野の勉強を目的にこの講座を受講しました。改正部分については、細かい部分を含め、宇津木卓磨講師が全て解説してくれました。この講座に付随の「アドバンス択一演習」や「択一実戦力養成答練」では今年度出題された定型約款等の問題も採り上げられていました。
もちろん講義自体はメリハリをつけたものでしたが、私にとってはこれら一連の講座から改正分野はどの分野も重要という印象を受けたため、直前期も全分野に目を通し、今年度の本試験にも対応することができました。そういう意味でもできる限りヤマ当ては避けた方が良いと感じました。
またこの講座内だけではありませんが、宇津木講師が近年の頻出分野(ex.会社法の設立、持分会社等)は深く勉強するように話されていたので、テキストを読み込み、その通りに実践したことで今年度の本試験にも対応することができました。
感謝している方へのメッセージ
受験期間中に苦楽をともにした妻に、また心配をかけ最後まで応援してくれた両親に先ずは最大限の感謝をいたします。そして応援してくれた全ての人に感謝いたします。
伊藤塾各講師へのメッセージ
宇津木卓磨講師
「過去を振り返ると自分を責める。未来を考えると不安になる。今、目の前にあることをたんたんとこなすことが大事である。」
宇津木講師は、多少表現は違っていても、同じ趣旨のことを度々繰り返し話されていました。
この試験は膨大な量の知識の前にどうしても焦ったり、浮き足立ったりしてしまいます。コロナによる試験の延期もあった今年度は尚更でした。足を止めず、目の前にあることをたんたんと続けていると切り開けてくるものもあり、今後もこの言葉を大事にしたいと思います。
宇津木講師の講義を受けて学ぶことが多々ありました。ありがとうございました。
山村拓也講師
「記述式答案構成力養成答練」の講義中にされた真摯で厳しいお言葉は、他校とは違い、ご自身が受験時代に苦しまれた経験も踏まえてか、いつも受験生と同じ目線でいることが感じられ、私のように要領の悪い人間にとっては、励みになり、心に響くお話をたくさん聞くことができました。ありがとうございました。
クラスマネージャー
質問に丁寧に回答してくださったクラスマネージャーの皆様、ありがとうございました。伊藤塾の質問に対する回答は他校よりも良かったです。
学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ
近年は前年度出題された分野からも出題されるようになり、ヤマ当てはできる限り避け、試験直前には全分野に目を通し頭に入れた方が良いと思います。また過去問勉強は非常に重要だと思います(民法や会社法等の改正分野は除く)。私の場合、年度を絞らずに平成30年分の過去問集を繰り返し解きました。そして過去問を解いた上で、近年の頻出分野をテキストで深く勉強することで合格することができました。
近年は記述が年々難しくなっているため、時間配分も含め、午後の3時間の戦略をしっかり立てることが重要です。人によって得意不得意が違うので一概には言えませんが、私の場合は前記の方法で午後の択一を得点できたことが合格につながりました。