私が司法書士を目指すことにした理由・想い
父が亡くなり、金融機関や不動産の相続手続きで母を助けながら行ったことがありました。金融機関毎に書類の形式も異なり、とても煩雑な手続きでした。司法書士ならそのような煩雑な手続きを代行することができると知り、ニーズのある仕事だと思いました。
同じタイミングで、人事異動で営業職になり、相続に悩んでいるお客様のお話を多く聞くようになりました。専門家ならもっと力になれるのにと、歯痒い想いを何度もしました。
もともと大学4年からしばらく司法書士試験に挑戦していた時期があり(当時は独学で挫折)、もう一度挑戦して専門家になり、困っている人を助ける仕事がしたいと思うようになり、司法書士試験受験を決めました。
受験勉強中に私なりに工夫したこと
フルタイムで残業もしながら働き、家事も一人でこなし、その上勉強時間を確保することはとても難しかったです。どうしても睡眠不足になり、通勤時間を勉強に当てようとしても眠ってしまい、全然計画通りにはいきませんでした。試行錯誤して時間を捻出しようとしても、結局無理して体調を崩してしまい、大切な直前期の1月〜4月半ばまで喘息になり、仕事に行くのがやっとの状態で、そこから挽回できないというのを4年位繰り返しました。
体力も家庭環境も経済力も人それぞれです。私は体力がなく、パートナーは私より仕事が忙しすぎて家事は任せられない。経済力だけは余裕があったので、結局私はフルタイムで働くのをやめました。週3日のパートで、無理なく勉強時間を確保できるようになると、成績は一気に上がりました。
試験に受かっても、体を壊したら元も子もないです。
伊藤塾のこの講座が良かった
①「択一実戦力養成答練」
他校の答練に比較して、伊藤塾の答練は解説が良いです。不動産登記法等では、似たような事例で結論が異なることが度々ありますが、他校の答練の解説は問題の解説しか載っていないことが多く、自分でまとめ直さない限り、知識があやふやなままになってしまうことが多くありました。伊藤塾の答練の解説は、問題の解説のあとに、「なお、〇〇の場合は、〜」というように、似て異なる事例も一緒に解説してくれています。直前期の知識整理に大きく役立ちました。
②「記述式答案構成力養成答練」
直前期の記述式対策は、ひたすらこの答練の問題を繰り返し解きました。この答練の問題だけでも論点が十分網羅されていると思います。
③「アドバンス記述式演習」
不動産登記法の名変や商業登記法の役員変更でつまずいている人におすすめです。名変や役員変更を理解しないまま上記②の記述式答案構成力養成答練を受けてもついて行けません。でも、この「アドバンス記述式演習」で名変や役員変更をしっかり押さえられると、②の「記述式答案構成力養成答練」の理解度も上がるし、自信にもつながりました。
感謝している方へのメッセージ
筆記試験に何度も落ちると、自分には無理なんじゃないかという気持ちになります。もう諦めた方がいいのではないかと言った私に、「諦める必要はない」と言って、また挑戦する気持ちを興させてくれたパートナーに感謝です。あの時諦めていたら、今の合格はありません。
伊藤塾各講師へのメッセージ
宇津木卓磨講師、「アドバンス講義」、「アドバンス記述式演習」、「択一実戦力養成答練」でお世話になりました。宇津木講師の解説はわかりやすかったです。
また、択一を解くうえでのテクニックも教えていただきました。午後の試験は時間が足りなくなりがちなので、テクニックを知っているのと知らないのとでは、大きく違うと思います。
私が合格にたどり着けたのは、伊藤塾と出会って、受講した講座が素晴らしかったことに寄るものが大きいと思います。
学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ
とにかく、諦めずに勉強を続けることです。自分に合った勉強法も人それぞれ違います。試行錯誤で自分に合うものを取り込んで挑戦し続けてください。人生長いので、勉強に時間をかける時期があっても良いと思います。
記述式の間違えた部分をノートにまとめ、加えて直前期には択一実践力養成答練を4回目解いても間違えた部分をまとめたファイル。試験の前々日から4回復習して試験に備えました。やって良かったと思います。