法律事務所勤務の前に司法書士事務所に派遣会社から紹介され、抵当権というものすらわかっていなかった身の私が申請書一式を決済後に司法書士の先生から受け取り、そのまま移動中にセットして法務局に申請することができるようになり、法律事務所勤務時に弁護士から登記については基本的なことがわかっているのでいっそ資格を取ったら?と言われ、当初は気にもとめていなかったのですが、勤めていた法律事務所が潰れたため、資格取得することに踏み切りました。

常にミスは許されないというスタンスにするためボールペンで全て勉強していました。
朝早起きして時間を作るということにチャレンジしたこともありますが、逆に起きなきゃというストレスで寝る時間が減り、リズムが壊れた自分には不向きであったため、夜1時には寝るというルールだけにして、無理矢理朝型にすることはしませんでした。
何よりも勉強することが大変なので、他のことは自分に優しく、週1回はジムに行く、食べたいものは食べる、けれど寝る前はストレッチをして体型は維持するように心がけていました。

伊藤塾1年目は北谷馨講師のテキストが基本問題も含まれていたので、習ったことがどういう風に問題として聞かれて、こういうひっかけがあるということがすぐにわかるのでとても良かったです。
2年目、3年目は宇津木卓磨講師を受講していたのですが、2年目は不安からあれやこれや気になったところに手を出していたのですが、3年目は宇津木講師のテキスト一本にしぼり、インプットは全科目で4冊のみという身軽さをやる気に変えることでやりきることができたと思います。
また、通信講座でも質問は常にできるのでとても有難かったです。

家族からはいい加減にしろ、と言われることも多々ありましたが、親の友人たちは相続等が身近になってきており、誰に相談していいかわからないから受かったらお願いね、とプレッシャーではなく信じてくれていてとても心強かったです。

勉強内容はもちろんですが、時折伝えてくださる言葉に救われていました。
テキストをひっくり返せば、書いてある言葉にさらに言われた言葉を書きとめて、テキストを閉じたときに目に入るようにしていました。
合格者は不動産登記が面白くなってきて点数が取れる様になってくるというのを聞いたときに、私がまさに不動産登記で点数が取れてきたときなので、やってきたことは間違ってないと思えて、さらに頑張れました。ありがとうございます。

私は他社の講座も一通り受講し、一旦勉強から離れ、勉強はしていなかったのですが試験だけ受けたら午前21問という結果にやっぱり諦められず伊藤塾で再スタートをした身です。
しかもアラフォーで体力も以前よりはないという状況でいろいろと大変なこともありますが、伊藤塾を信じて、宇津木講師の「みんなが取るところを落とさない」という言葉を胸に、言われたことをやっていたら合格がついてきました。
結果、合格はしていたのですが午前25問という衝撃で自己採点した瞬間に4年目の申込をし、勉強を継続していました。それでも午後と記述の点数、午前は基準点ギリギリで突破していました。
何がどう転ぶかわかりません、今年はコロナで試験日延期ということもありました。でもやることは変わらず基本を落とさないことだけです。ひとつひとつ丁寧にやっていけば必ず前に進んでいます。諦めず、腐らず、やり抜いてください。