私が司法書士を目指すことにした理由・想い
独立系の仕事をしたかったこともありますが、独身のため今後何をどうするか誰に相談したらいいのか考え調べた時、司法書士という仕事を知りました。自分が司法書士の資格を取ればいろいろわかるし、仲間にもいろいろなアドバイスができる、この資格はいいなと思いました。
受験勉強中に私なりに工夫したこと
受験をはじめて半年後に父が倒れました。家のことと介護と勉強、時間がなかなか取れません。そのためいつでも勉強できるようにあらかじめテキスト等を机の上に広げていつでも勉強ができるようにしておきました。
記述問題は書きました。10月くらいから毎日1~2問、基本的なものから演習問題、過去問、その時の時間、力量に合わせたものを書きました。
伊藤塾のこの講座が良かった
「アドバンスコース」
私は最初の二年間は独学でやっていたのですが、父の介護と家のことをしているとどうしても勉強時間を作りづらいこと、毎年少しずつ法律の改正があり個人ではそれをカバーするのが難しいため伊藤塾の中上級講座に入りました。
東北大震災から2年がたったころ日本全体がまだ震災のショックから立ち直っていない頃、当時担当していた小山講師の講義を受けました。講義の途中の話が毎回楽しく、やる気を起こさせてくれました。一番覚えているのは「震災で大変な時に勉強している場合ではない。なんかしなくてはいけないのではと思っているかもしれませんが、今はしっかり勉強してください。勉強して資格を取れば司法書士として被災した方々を助けることができます。」
また、その頃アルバイトのCM「仕事があなたを待っている!」というものがありました。小山講師も「司法書士になれば仕事があなたを待っています。今、司法書士は必要とされていますから、頑張って合格しましょう!」ずっとこの言葉は頭に残っています。司法書士になれば必要としてくれる人がいる。この言葉で合格できた気がします。
「プレ模試」・「全国公開模擬試験」を地元で開催してくださりありがとうございます。地方で勉強していると他の受験生と会う機会もありません。他の受験生と模試を受けることはとても刺激となりました。
感謝している方へのメッセージ
コロナのため父のデイサービスは家族が首都圏に行く場合2週間休まねばなりません。2週間行けないとなると運動機能が衰え寝たきりになる可能性があり、口述試験に行けるか心配でしたが、規制のない施設に振り替えてくださり、「せっかく難しい試験通ったのだから合格してください。」と送り出してくださった父の担当ケアマネージャーさん、本当にありがとうございました。
しばらく忙しくなるから遊べないと言っている時には静かに放っといてくれて、会いたいなと言ったら新年会(2020年)を開いてくれる元の職場の同僚たち。コロナ直前、あの時に会えて良かったです。
伊藤塾各講師へのメッセージ
ありがとうございました。
合格祝賀会に参加して直接ご挨拶をしたかったのですが、コロナのために東京に行くことができません。筆記の合格報告も、口述試験の模擬試験も、口述試験後の報告会にも参加できませんでした。とても残念です。
いつか講師の方々にご挨拶できることを楽しみにしています。
本当に、本当にありがとうございました。
学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ
若い方、自分のために使う時間が十分にある方、一気呵成に突き進んでください。法改正が細かくある試験です。短期で合格することはきついと思いますが、変わっていく法律を追いかけるように勉強をするのも結構きついです。
自分のための時間が十分取れない中で頑張っている方、少しずつでも積み重ねて進んでください。諦めたらそこで終わりです。いくら勉強しても身についてないような感じの時もありますが地道に勉強していると気が付かない間に力がついています。焦らずに落ち着いて前を向いて進んでください。