岡信 瑞希さん
勉強をはじめてすぐの時期に、一度「やっぱり無理かもしれない」と思ったことがありました。全然知識も頭に入ってこず、まだまだ勉強する科目が何科目もあると思うと、いやになってしまったのです。でもちょうどそのタイミングで講師が講義中に、「みなさんは今、大気圏の中にいます。強い重力で地球に引き戻されそうになります。しかし、引き戻されずに頑張れば必ず大気圏を抜けて宇宙へたどり着きます」という話をしてくれました。その話に励まされ、そのあと何度も強い重力によって勉強をやめてしまいたいと思ったこともありましたが、諦めずに頑張ることができました。講師は勉強面だけではなく受講生の精神面もよく理解してくださっているので、講義中のお話には毎回励まされていました。

廣川 祐司さん
私は、友人や同僚の方々にこの試験を受験することを伝えて勉強をはじめました。なぜなら、他者に伝えておくことで自分自身にプレッシャーをかけることができると考えたからです。つまり、辛くて投げ出しそうになったとしても、「他者に応援していただいているのだ」と自分の気持ちを立て直すことができる効果があります。
山村講師の、「相対浮上」という言葉は辛い時にとても励みになる言葉でした。自分自身が勉強を投げ出さずにそのまま続けていれば、そこが合格ラインになると信じて勉強を続けることができました。
宇津木講師の、「後先を考えずに、今やるべきことを淡々とこなせば合格に近づくことができる」というお話は、余計なこと(「合格できなかったらどうしよう」といった不確実な思考)を考えそうになったときに、勉強に戻るために役立ちました。

高野 恵さん
私は自宅だとモチベーションが保てないので通学受講をしていました。そのおかげで入門クラスの仲間と知りあうことができ、悩んだりしたときは話をきいてもらったりしていました。
しかし、コロナで緊急事態宣言がだされたことにより自宅学習になってからはモチベーションをいかに保つか悩みました。どうしても独りだと孤独なので、勉強アプリで同じ受験生仲間を見つけて一緒に頑張っていました。アプリで勉強時間の管理もできたので、私にはとても良かったです。

永島 俊さん
学習を続けることができたのは、「合格への執念」を持つことができたからだと思います。私は、5回目の受験で合格できました。それまでに要したお金や時間や家族への負担を考えると、合格するまで学習を続けることしかありませんでした。途中で学習をやめようと考えたことも、ありませんでした。
宇津木講師からのメッセージにあった、「この試験に合格するために必要な才能があるとすれば、継続する力という才能でしょう」という言葉を信じて、学習を継続することができたと思います。難しい試験ではありますが、合格するまでやると覚悟をした人にとっては、合格率100%の試験だと感じました。

深谷 典子さん
私はありがたいことに受験勉強に専業することができました。しかし、毎日10時間近い勉強を続けていると、わからないことや眠気を催す自分への苛立ちや集中力の欠如から勉強がとてつもなく嫌になることがありました。そんなときに良いきっかけになったのは「人間にはもともとモチベーションなんてものはない」という言葉です。誰の言葉だったのか忘れてしまいましたが、モチベーションというものは湧き上がってくることなどなく、何かをやっている状態が続くとモチベーションがあるように脳が錯覚するというようなことだったと思います(不確かですみません)。これを聞いたときに、モチベーションが上がるのを待つなんて無駄だと思い、とにかく勉強するしかないと思いました。

北御門 嘉昭さん
私は受験を決意した翌年は、あと1.5点足らずの総合落ちとなりました。択一の上乗せも5問、記述でやらかしてしまいました。何故やらかしたか?私は山村拓也講師の答案構成を真似してやっていましたが、実力がなく、時間内に書ききることができないことがしばしばあり、段々答案構成をせずに問題を解く方法に試験直前に切り替え、自分の解法パターンを確立しないまま、本試験に臨みました。
今年の記述対策でかなり迷いましたが、私は山村講師がおっしゃっていたように、ホームランは打てなくても確実にヒットが打ちたかった。そこで、雛型で迷うことなく書けるよう雛型の強化をはかり、問題文でしっかり読む所と流し読みでよい所の判断をし、問題文を早く読める訓練もしました。また、択一の勉強でも常に記述式のことを考え、連想と検証がしっかりできる訓練も行いました。すると、どれだけ難しい問題でも、時間内に解答できる力がついていました。おかげで今年合格できたと思っています。

小林 洋輔さん
勉強開始時はあたりまえですが、やる気があるので走れます。が、やはりしんどくなる時は必ず来ます。私はインプット講座が一通り終わった時にこれからアウトプットかぁ。と思ったらモチベーションがかなり落ちてしまいました。
そんな時は伊藤塾で発信しているYouTubeが息抜きになり助かりました。動画で説明している部分がわかったりすると嬉しいものです。私の場合はインプット講座がコロナ前だったので、山村講師が講義の際に合格者を連れてきて、その方が話をする。というのがありました。あれもモチベーションアップにすごく役に立ったと思います。
勉強中はゴールがなかなか見えず、闇雲に進んでいるような感じになりますが、ちゃんと合格した人はいるのだ。この道を進んでいけばちゃんと合格できるのだ。と思いました。やはり合格体験記と生の声では差があると感じました。

酒井 高さん
私は以前3年間、他の受験指導校のweb通信で勉強していましたが合格できず、昨年、勉強に疲れネットを見ていたところ、衝撃的なサイトに出会いました。それが、関講師のYouTubeの講義でした。目からウロコが落ちる内容でした。なんとわかりやすく明快な講義なだと感動しました。これが、伊藤塾を選んだ最大の理由です。
伊藤塾に入校してからは、宇津木講師をはじめ、山村講師、蛭町講師、高橋講師、どの講師の方も優しく講義も明快で、時に「絶対に大丈夫」と講義の中でも激励してくださり、モチベーションも維持することができました。

勝又 厚美さん
2年目に入る直前に会社を辞めて専業受験生になりました。最初は、専業になったのだから早く受かるだろうと思っていましたが、その考えは甘く、3年目になると、成績が伸びないこともあり、会社を辞めてそれまでのキャリアを捨ててしまったことへの後悔と、先が見えない不安から、自分は廃人になってしまったのではないかという苦しみに押しつぶされそうになっていました。
そこで、3回目の受験後、気持ちを立て直すために司法書士行政書士事務所で週3回働きはじめました。そこでお世話になった先生に、時間はかかるけれど、実務に入った時には使える人間になれるので、条文中心の勉強方法にした方がいいのではないかと言われました。そのアドバイスをいただいたことをきっかけに、それまでの自分の勉強方法を見直して、まずは苦手だった民法の条文から読みはじめました。
といっても、4回目の受験でも、点数はあまり伸びませんでした。不安な気持ちはまたぶり返して、このまま続けていく自信をなくし、もう司法書士は諦めて行政書士になろうと思い、コロナの影響で試験日までの期間が1ヶ月くらいしかありませんでしたが、行政書士試験を受けて合格しました。専業になってから、ずっと無職である自分が情けなくてしようがありませんでしたが、行政書士に合格してから、ようやく自分の仕事が持てたと思い、心が安らぎました。このことがきっかけで、司法書士試験へのプレッシャーが少なくなったことも、今年の合格につながった要因のひとつだと思います。

山田 元さん
私が一番苦しかったのは、二回目の受験が不合格に終わり、その現実を知った時でした。この時は、その後一週間程度は何も手につきませんでした。この時私が再度頑張ろうという気力を取り戻したのは、SNS等で不合格を発表している他の受験生の書き込みを見たからです。私は数点というところで合格できませんでしたが、1点とか0.5点とか本当にあと一歩のところで合格できなかった方は自分以上にきついだろう、そして来年はもう二度とこんな思いはしたくないと考えたからです。こうして私は受験勉強を再開しました。
学習期の不安に関してですが、直前期に入るまではそれほどでもありませんでした。ただし、試験が近づくと不安は高まってきました。この不安を払拭するために、不安を感じたときは勉強して集中するということを心がけていました。テキストを見ていると不安が和らいだのを記憶しています。
不安対策は直前期よりも試験終了後の方が重要でした。試験前は不安なら勉強するという対策が採れましたが、試験後は合格しているかわからなかったため、勉強も直前期ほど集中できませんでした。そのため、仕事に通常以上に集中する、趣味に集中するなどでできるだけ不安を感じる時間を作らないように心がけました。

藤本 富子さん
続けられた理由は、勉強が苦ではなかったということだと思います。
私は資格修得のための勉強をはじめるまで、仕事関係で本を読むことはあっても、いわゆる受験勉強というものをしたことがありませんでした。学生の時は勉強が好きではありませんでした。また、勉強の仕方も知りませんでした。ですが、社会人になって、いろいろな社会問題を知った後での法律の勉強は楽しかったのです。 
生きていくうえで、憲法や民法がいかに人の生活に、人生に関わりを持っているか、知るほどに楽しくなりました。
学ぶということは、狭い世界にいた自分を解放していくことだということが実感でき、勉強することが苦ではなくなったことが続けられた一番の要因だと思います。

大西 雅明さん
兼業受験生だった頃は、仕事が忙しくなり勉強時間の確保ができなくなったため、司法書士の勉強を続けることを一度は断念してしまいました。
そして、6年間のブランクがあきましたが、やはりどうしても司法書士になりたいという夢を諦めきれず、仕事を辞めて専業受験生になり、再び司法書士に挑戦する決意をしました。
専業受験生になったことで「もう絶対に後戻りできない」という強い覚悟ができたことと、もう勉強を遮る障害がなくなったことで、学習を続けることができたのだと思います。

H.Oさん
心境の変化について、正直勉強をはじめて半年経った頃は、すごい世界に足を踏み入れてしまったなと思っていました。入れても入れても抜け落ちてしまう知識に、合格に必要な知識量をキープすることは困難だと思ったからです。しかし、一度踏み入れた世界なら、なんとしても成し遂げてやるっていう気持ちでした。
山村講師をはじめ、周りの人の支えがあって勉強できたので、合格という形をもって恩返ししたいという気持ちが強かったです。

Y.Oさん
恥ずかしながら、私は三年連続で合格点まであと数点というところ(いわゆる総合点落ち)で涙を呑んできました。司法試験の受験から数えると十年以上も辛酸を舐めてきており、「自分は資格試験に向いていないのではないか」、「これ以上受験生活を続けても何も残らないのではないか」と思ったことが数え切れないほどあります。
そんな私でも今年合格を果たすことができたのは、ひとえに伊藤塾の講座のおかげであると言っても過言ではありません。地方在住のため、講師の方々に直接お会いする機会はありませんでしたが、WEB講義(無料公開講座も含みます)を通して講師の方々のお話を聴くことが私の唯一のモチベーションでした。地方在住の受験生の方の大多数が、日々孤独に勉強されていると思います。勉強に行き詰ったときや勉強方法に悩んだときは、伊藤塾の門を叩くのもひとつの方法だと思います。それによって、ご自身にとっての最適解(最適な勉強方法)が見つかるかもしれません。

H.Aさん
とにかく記述が「こんなの本当にできるようになるのか?」とずっと思っていました。山村講師の「記述式答案力養成答練」を何回、何百時間受講したことでしょう。最初は吐き気で問題文を最後まで読み切れません。次は問題を全部読めるようになりますが、何が何だかわからず白紙。次は暗記した雛形を当てずっぽうで書いたら当たって少しウキウキ。次は問題文が何を言っているか少しわかるようになってくる。そしてほとんどある日突然できるようになる。こんな経過でした。なんで続けられたか。それは山村講師の解説を聞いていると、ひょっとしたら自分もできるようになるのではないか、という淡い期待を抱くことができたからです。

Y.Kさん
仕事と子育てと勉強を両立させ、その上、途中、病気もしたりと、苦労もありましたが、折にふれ諦めようかと考えたときに、やっぱり続けようと思った理由は、ひとつには、子どもが、「親の勉強する姿が刺激になる」と言ってくれて、一緒に勉強をしたりした時間が楽しかったこと。二つ目には、司法書士になれば人生をかえられると考えていたこと。三つ目には、補助者として実務を経験してみて、司法書士の仕事が魅力的だったことです。
たった一度の人生を楽しむには、司法書士を目指すしかない。という気持ちが勉強を続けた原動力でした。

Y.Yさん
合計10回受験したにも拘らず、辞めようと思ったことは一度も有りませんでした。「何故続けることができたのか」というのは私にとってはとても不思議な質問に感じます。大人の自分が判断し、やりたいからやっているだけのことなのだと思います。
勉強を続けていた時に、自分に取って一番刺さっていたのは、雨乞い理論のお話です。「発展途上国の人達が雨乞いの踊りをしたら、必ず雨が降る。何故なら、雨が降る迄踊り続けるからだ」というものです。それを自分で「私は必ず合格する。何故なら合格するまで勉強するからだ」と、置き換えていました。只、発表直後は、矢張り落ち込んでいました。それでも「アドバンスコース」が届くので、気分に関係なく消化していました。

R.Sさん
自分には、この13年ずっと変わらずに信じて支えてくれた家族や親友や友人、恩師がいました。また、恥ずかしながら古くは中学受験から始まり、国語、社会に支えられて生き抜いてきた学生時代ではあったので、自分の文系能力については最後まで揺れずに自信を持つことはできていました。

ただ、やはり受験生活が長かったために、私から「もう家族に心配を掛けたくはないから諦めるよ」と言ったことはあります。ですが、父からは「お前が小さい頃から自分の目標に向けて一生懸命頑張ってきたのを知っているから、ここでお前が諦めてしまうのは寂しい」と、母からは「男が一度決めたことを曲げるんじゃない」と言われました。苦笑 また一足先に税理士や医者になった親友からも「お前が諦めていなくて安心した。受かるまでずっと応援するから頑張れ」などと言われました。

30代に入って、(基本的には塾講師や家庭教師をしていたのですが)時には工場の夜勤などでも働きながら勉強する日々で苦しくはありました。ですが、内心では「ハマってしまっているだけで、自分の力を出し切れていない」という不完全燃焼感は抱えていたので、家族や親友からそのように言ってもらえていた以上は、周囲の支えに感謝して貫くだけでした。

親友二人については、13年、特に最初の10年は完全に泥沼にハマってしまっていた私の様子を見ながらも、どれだけ多忙でも毎年必ず夏に会ってくれました。毎年、試験直前期に入ると、私の不安とストレスが重なり、長文をLineのグループアカウントに書き込んでは毎日のようにウダウダ言っていました。苦笑
ですがそれでも、「こうやって誰かに伝えていることがきっと精神的に大切なのだと思うから。俺らとしてもお前が受かってくれなきゃ困るし、今更迷惑を掛けるとか気にしないで、とにかく試験に受かるために最善を尽くして欲しい。」と言ってくれました。13年間ずっとです。

合格発表の当日は、彼ら二人も朝から一緒に緊張しながら私の結果発表を待ってくれました。回線混雑によりなかなか確認することができなかったのですが、16時4分に合格を報告すると同時に即時に反応をくれて、電話をくれたことは一生忘れません。その日のやり取りはスクリーンショットで残してあります。

本澤 卓実さん
自分の心理的葛藤を乗り越えるために、どうしてもこの試験を突破する必要がありました。見る夢、語る夢で終わらせたくない。このまま諦めたら更なる後悔を生むと感じていたからです。受験7回目くらいから体力づくりにも取り組みました。毎朝のストレッチ、週3回程の筋トレ、土日のジョギングです。脳科学の書籍を読んだりもしました。伊藤塾長の書籍「続ける力」は私のバイブルです。士業家は健康も商品のうちなので、この取り組みは合格後も活きると思います。

N.Kさん
1年目は他校の入門講座を一応こなしたものの、知識の量に圧倒され、合格にはほど遠い状態でした。その後、民法改正対策として、一から受験指導校を検討し、中上級講座の宇津木講師のガイダンス動画を見て、伊藤塾にお世話になることにしました。
伊藤塾の良いところは、講師の方がカウンセリングしてくださることです。コロナで延期になった時期が一番辛く、社会のために奮闘する人がいる中、自分のために勉強ばかりして、合格できる保証もないことが情けなく、不甲斐ない気持ちでいっぱいでした。そして不合格ともなると、「あんなに苦しかったのにまだダメなのか」と挫折感がものすごく、不安、焦り、恐怖、恥ずかしさ…といった負の感情が支配します。子どもにも負担をかけて、なんて悪い母親なのだろうと、できない自分に対してイライラしたこともありました。そういうときにカウンセリングで叱咤激励していただいたりして、とても心の支えになりました。もともとあまり人に相談するタイプでなく、たかが試験のことでメンタル面の助言をもらうなんて恥ずかしいなどと当初は思っていましたが、そういう方こそ、ぜひ利用してみてほしいです。

禹 希竜さん
大事なのは完璧を求め過ぎず、無理をしないことだと思います。
やる気に満ち溢れていた1年目は学習計画をぎちぎちに組んでスケジュール通りの生活をしようと心がけていましたが、司法書士試験の勉強は最短でも1年ほどかかる長丁場、気力も体力も持たずに不動産登記法の中盤に差し掛かったあたりで限界を迎えてしまいました。そこで勉強だけでなく適度な休息も試験勉強には大事なのだと悟り、学習計画を見直すことにしました。具体的には、これまで1日単位で綿密に練っていた学習計画を止めて1週間単位で計画を立てることにして、内容も1日程度の余裕をもって消化できる分量に改善しました。また、どうしてもやる気が出ない日には、作業効率は落ちますが歌を聴きながらセレクションを解いて少しでも勉強から離れないように自分を奮い立たせていました。
私は1年目の試験延期で苦しんでいた同時期に大学院受験を控え奮闘していた後輩から「自分は辛いときはサンボマスターの『できっこないをやらなくちゃ』をよく聴いているのでぜひ聴いてみてください。」と言われ、それ以降しんどい時によく聴いていました。合格率3~5%という司法書士試験に挑む受験生にとって第2の応援歌になると思うので辛い時にはぜひ聴いてみてください。(因みに第1は小山応援団長の応援歌です。笑)

信田 泰佑さん
私の1~5回目の受験では少しずつですが、成長を感じ楽しかったのが大きかったです。私はもともと勉強が苦手で「試験勉強の正しいやり方」を分かっていない状態ではじめたため、点数がなかなか安定しませんでした。
しかし、1~4回目の受験では午前または午後の択一の基準点が足りないパターンが多かったのですが、勉強のやり方を少しずつ理解することにより、模試などでは、択一基準点を午前と午後のどちらも超えてあと少しで合格点という成績を出すことがあったので、本試験で今の実力を最大限に発揮して、運も味方につければ受かるかもと思えたことがモチベーションにつながりました。
6~9回目の受験では基本がしっかりできていて、択一の基準点が足りないなんてこともなくなり、不合格の原因は、記述の基準点を超えられないまたは総合点が足りないというパターンが多くなっていました。この頃から、ほとんどの模試では合格点を取っていたので、落ちるたびに凄くショックを受け、とても不安な日々を過ごしていました。しかし、私は「目の前に合格が見えているのに受験をやめるの?」「司法書士になる以外にやりたいことあるの?」と自問自答していました。その時の私の答えは苦しくても司法書士になりたいという気持ちと受験勉強をやめて自分の全てが無になることが何年の歳月を使って勉強を続けることよりも怖かったのが大きかったと思います。
10回目の受験は9回目の受験で僅か1点足らずで落ちたことが大きく、「必ず足りなかった1点を取りに行くぞ」という気持ちが強かったこと、「自分は合格点を取れる実力が確実にある」と確信したことがやる気につながりました。

手嶋 尚之さん
法律知識が全くない状態での勉強開始でした。勉強自体苦手で最初はろくに漢字も読めず、テキストを読むことすら大変な状態でしたが、5回目の本試験での合格までの道のりの中で成績が落ちたり、停滞することはなく、少しずつ結果が出ていたため、又、専業で勉強できる環境でしたので休息や気分転換もうまくできていたので、特にモチベーションが下がるということはありませんでした。過度なストレスも感じることがなかったので、学習を継続することができたと思います。

中村 貴さん
私は、フルタイムで働きながら勉強していたことにより、わかりやすい言葉で言えば、「逃げ道」を作っていました。仮に司法書士試験が不合格でも、稼ぎはある。また、福祉業界にも興味があったので、「今年がダメなら福祉業界でやっていこう」と思うことにより、精神的な負担を極力減らして勉強に向かうことができました。「司法書士1本で必ずやっていく!」という強い意志のある方には到底オススメできる方法ではありません。ただ、自分を追い込みすぎて精神的に疲れ果ててしまった、という方には、多少の参考になれば、嬉しく思います。

伊原 敬太郎さん
受験勉強中のモチベーションを維持していくことは、物凄く重要な点だと思います。モチベーションを維持するには、とにかく講義を受講することだと思いますが、私は、自分のモチベーションを維持するために、勤務先の利用駅を「四ツ谷駅」にして、司法書士連合会の看板を毎日眺めつつ通勤するようにしたりしていました。

T.Gさん
どうせ試験を受けるのであれば最高の状態で受けたいという気持ちが強くあったので、日々勉強を続けることができました。さらに、勉強できる環境が整っていたことも大きな要因だと思います。私は、やる気がなくなった時は、無理に勉強しようとせずに好きな漫画を読むなどしていました。気分転換も大事だと思います。また、普段の生活で気をつけていたことは、自分がコントロールできないことは悩まないということです(伊藤塾長がどこかでおっしゃっていたような気がします。)。

R.Gさん
私は3回目で合格できましたが、2回目は記述が基準点に0.5点足らず不合格となりました。その時はショックで3日ほどふて寝をし、ご飯も食べられないような状態でしたが、YouTube等で色々な環境で合格された方の話を聞き、私など甘かったのだと実感しました。人によっては消費者金融でお金を借りてまで勉強されている方もいて覚悟が違うと認識しました。また、伊藤塾の1月からの答練で、山村講師が「0.5点で落ちることがある。いい加減に対応していないか?1点の中に100人弱がいる。0.5点で落ちてしまう。日々やってきたことの結果がその0.5点だから」と話されて、まさに私のことだと愕然としました。そこからいい加減にしないようにしなければ!と気合いが入りました。自分に喝を入れることができたので、とても感謝しています。

Y.Nさん
マイペースを貫いたということに尽きると思います。私は趣味が多く、友人と遊ぶことも好きで、勉強のためにこれらを犠牲にするというのが難しい性分でした。また集中力がないため、長時間机に向かうことも非常に苦手でした。そこで、できる範囲で勉強を頑張るというスタンスを守り、必要以上に自分を追い込むことはしませんでした。そのため、もちろん短期合格はできませんでしたが、不合格となるたびに落ち込みすぎることはなく、あまり勉強をしていないのだから当たり前だなと割り切り、翌年以降もモチベーションを維持することができました。合格を急ぐ必要のない人は少数派だとは思いますが、この程度のスタンスで合格に至る者もいるということで、少しでも安心して勉強に取り組んでもらえたら幸いです。

R.Kさん
宇津木卓磨講師の「過去のことを振り返ると後悔ばかりになる、未来のことを考えると不安になる、だから今現在だけを見て淡々と勉強すればいい」という言葉に感銘を受けました。勉強をはじめてから2年目になり、着実に力はついてきている。模試の結果からしても一応合格の可能性はある。けれども合格確実とは到底いえなくて不安。そもそも合格確実なんて状態が受験生にあり得るのだろうか。そんな不安を宇津木講師の言葉が和らげてくれて、自分は少なくとも合格に近づいているし、それでいいのだ、と思えるようになりました。試験結果がどうであれ合格に近づいている自分が否定されることはない、と開き直れたことが直前期の勉強に良い影響を及ぼしたような気がします。

T.Tさん
長丁場の受験となるため、忘却との闘いであったり、継続して努力しているにもかかわらず結果として表れにくいこともあったり、正直自分は今何をやっているのだろうと思うことは何度もありました。
そのような中でも最後まで学習を続けられたのは、「入門講座」での山村拓也講師が折にふれ受講生に向けて色々な話をしてくださったおかげです。
辛いのはみんな同じで、そこを耐えて歯を食いしばった先にゴールがあるとの激励の言葉。また時には、合格のための現実的な必要努力量についての厳しい言葉。
いずれも最後まで走りぬくための大きな原動力となりました。

T.Oさん
学習をしていて不安になった時は、できる問題を繰り返し解いたり点数の良かった模試の成績を見直して、自信を維持するように努めました。受験を継続できた要因は、今の職場では会社の事情もあり自分の思うような業務を行うことができず、モヤモヤした現状を打開するためにはこの資格を取得しなければならないという思いが強かったからだと思います。それでも受験を辞めようとおもった時は、「2年前に合格点まであと6点というところまでいったので、合格するのは時間の問題だ」「せっかく勉強したのにやめるのはもったいない」と自分に言い聞かせながら学習を続けました。

Y.Tさん
司法書士事務所で補助者として働いていたのですが、そこで仕事が好きになれたからです。仕事と試験用の知識を並行して覚えるのは大変でしたが、仕事を通じて社会と密接に関わっていること、必要とされる場所があることを実感し、この環境を失いたくないと思いました。それでも2回目の受験に失敗した時は心が折れて「辞めたい」と愚痴をこぼしたのですが、その時上司に「絶対に司法書士になる未来は決まってるから、辞めちゃだめだよ!」と強く言っていただけたおかげで踏みとどまることができました。
S.Tさん
基本的には、試験(勉強)の不安は勉強で解消するスタンスでいました。理解の難しい分野や何回やっても間違える問題は文字どおり試験直前まで繰り返し解いていました。時間はかかりますが、やればやるだけ苦手分野は確実に減っていくので、そうした成果が学習を継続させるモチベーションとなっていたと思います。もちろん、勉強が嫌になったり、間違えすぎてイライラしたりする時期もありましたが、「相対浮上」というマジックワードを信じて「淡々と」勉強を続けることで、結果的に司法書士の学習を続けることができたのだと思います。

K.Oさん
学習をしていて不安になることは多々ありましたが、その都度自分はどうして司法書士になろうとしたのか原点に立ち返るようにしておりました。受験回数の有無に関わらずモチベーションをある程度保ち続けて勉強することは大変だと思いますし、私自身何度も挫けそうになりました。ただお金が儲かりそうだとか最初のきっかけはそれでも良いかもしれませんが、司法書士試験の勉強を開始するにあたってはどうして自分は司法書士になりたいのか司法書士になった後はどうしたいのかというのを具体的にイメージしておいた方が後々のモチベーション維持にもつながりますし、試験合格後の就職の際にも同様の質問を事務所様から面接で尋ねられた時にあたふたしなくて済むと思います。

K.Nさん
2年目以降の急激な環境の変化や自分自身たまたまがん検診を受けたら引っかかってしまい、再検査や精密検査で何ヶ月も勉強から離れることも何度かありました(がん検診での疑いは晴れています)。
記述で何度も跳ね返され、後から勉強を開始した人たちにどんどん追い越され、向いていない、司法書士試験は選ばれし者しか受からない、私はその中に入っていない等々この数年は毎年撤退するか否かを迷って来ました。でも、このままでは終われない、自分は確たるものが欲しい、また、親の介護を通じて、法律を使って高齢化社会に貢献したいと言う思いで勉強を続けてきました。先述の通り、今年は8年ぶりに環境と自分自身のパワーに恵まれました。今年だめだったら司法書士には縁がなかった、撤退しよう、と決めていました。でも、絶対に今年は合格すると言う執念が合格を呼び込んだと思っています。

M.Sさん
学習の不安は特に直前期に大きくなり模試などで思うように点数がとれないと大変落ち込みました。
私の場合記述の出来で合否の判定が大きく違い、自分が程々にできたと思う模試は解きやすい問題なので他の受験生はとてもできて記述の基準点に及ばないこともありました。
記述は問題によって出来不出来の差が激しいのでたくさんの問題を幅広くやることが良いように思えますが、蛭町講師の「うかる!記述式」にあるように知識の絞り込みや落差効果、精度の高い知識が本試験に役立つとおっしゃられていて、このことで直前期にブレない気持ちを確立できたのだと思います。

S.Mさん
3回受験したとき、あまり成績が伸びず、しかも、民法の改正時期と重なったため、学習をやめようかと思っていました。それまでは、他校の講座を受けていましたが、伊藤塾の公開模試を受け、問題内容の難易度が高く、試験に近いものがあり、当校の講座を受講することを視野に入れて選定し、伊藤塾の関講師の「思考力」完成コースに興味を抱き、受講することに決めました。講義の中で、民法改正により、これまでより体系がわかりやすく、判例が条文に反映されているということがわかり、これなら、学習が続けられると確信することができました。

N.Tさん
自分では一生懸命勉強していたのに、不合格が続くと、本当に絶望します。しばらく立ち直れません。それでも、また次の年、チャレンジしようと思ったのは、合格したら、どんな風に世界が変わるのか、どうしてもそれが知りたかったからです。また、自分の子どもや教え子に、諦めなければ、成功するんだ、という姿を見せたいという気持ちもありました。

M.Yさん
学生時代に体験した差別問題に対する取り組みが意識から離れず、社会に対して常に不条理を感じていたことに加え、職場で体験したあまりにも理不尽な上司や経営陣の対応に心から怒りを覚え、必ず自分の力で微力ではあっても社会を変革したいとの思いから、あきらめそうになったときは「あんなやつらに絶対負けない」と自分に言い聞かせていました。
また、学習の過程で同じ目標をもって取り組んでいた多くの仲間に出会えたことは、何よりも心の支えになりました。
長い間、強い不安を抱えていましたが、今やっと思えることは不安をエネルギーに変えることができるのは自分自身のみだということです。

吉田 光希さん
このように書くと不快な思いをされる方もいるかもしれませんが、私は司法書士の学習を続ける中で不安を感じたことはほとんどありませんでした。というのも、合格は当然ながら目標にしていましたが、あくまで自身でやりたいと考えていることの手段として司法書士資格の取得を考えており、常に資格取得後の目的を意識していたからです。ですので、不安になった場合は、司法書士として何がしたいのかの初心を振り返ることは有効かもしれません。
また、いわゆる兼業の受験生の方の中には、勉強時間が確保できないから仕事に身が入らない、仕事は二の次だ、と考えている方もいらっしゃるかもしれません。私も繁忙期等は勉強時間の確保が難しい時もありました。しかし、私は、自らの意思で職についたのだから、あくまで仕事が優先であって、勉強時間が確保できないことで仕事をおろそかにしてはいけないと常に意識していました。そう考えることで、勉強時間が確保できない時も、心がぶれることはなかったと思います。また、そのように考えたことで、受験勉強で培った知識を仕事にも活かすことができ、逆に仕事での知識を受験勉強での考え方に活用したりと、相互作用で学習効果が伸びたと思っています。

橋谷 直哉さん
モチベーションは常に低く(笑)もはや習慣化された勉強を淡々と続けていただけでした。メリットとしては日によってブレが少ないので、安定して勉強ができたことです。ただ、ゼミやSNSなどで受験仲間を作っていたことは受験を続けるうえで大きな支えになりました。
当初は点数がかなり低く(9問など)、長年合格できていない人を間近に見たことから大きく自信を喪失してしまい、撤退も考えました。しかし他にやることがなくやむを得ず司法書士試験に戻りました(笑)
工夫でもなんでもないですが、もう司法書士しかないと自分を追い込むことは辛くてリスクも高いけれど、それなりに合格しやすいのではないでしょうか。

梶原 清伸さん
伊藤塾の講座を受講してからは、学習について特に不安はありませんでした。択一式・記述式いずれも、問題が解けるようになるにつれ、登記法が苦ではなくなったような気がします。他の科目についても同様です。ただ、どうしても忘れてしまうので、繰り返すことの重要性を痛感しました。
 令和2年5月に勤務先(地方公務員)を退職し、司法書士試験に集中しました。司法の分野で仕事がしたいという思いがあったものの、自分に甘えがあり勤務しながらの勉強の「詰め」がうまくいっていないと感じ、退路を断った形で取り組むことになりましたが、講師・スタッフの皆様の御指導、前勤務先の先輩・同僚の応援、家族の支えにより続けることができました。

Y.Iさん
毎年行われる合格者講演を視聴していました。特に昨年の合格者講演は3人の若い女性の合格者で、いずれの方も択一の得点は私とほぼ同じにもかかわらず、記述式でかなりの高得点をあげて合格されていました。当たり前のことですが、記述式で上乗せ点を取って合格することができることに気づきました。というのは、私はあくまでも択一上乗せ逃げ切り点(プラス9問)にこだわって、2年連続で記述式基準点を超えることができませんでした。直前期でも3人の合格者講演を視聴して「負けないぞ」という気持ちを奮い立たせて本試験にのぞみました。その結果、記述式に重点を置いて勉強したので、択一上乗せ点はプラス7問(昨年はプラス8問)でしたが、記述式で合格点に十分な得点を稼ぐことができました。

Y.Jさん
地方でWeb講義のみを受けて、ずっと一人で勉強している環境でしたので、講義の中で応援してくださる講師の方々や、質問に丁寧にわかりやすく答えてくださった講師の方々、伊藤塾のスタッフの方々にはとても感謝しています。

直前期、メンタルが苦しくなっていた時期は、宇津木講師の「過去を振りかえってああすれば良かったと後悔したり、未来を考えて不安になるより、今やるべきことを淡々とやることが大切」という趣旨の言葉を聞いて、メンタルを立て直すことができました。

三田村 千尋さん
受験勉強中は本当に受かるのかという不安が尽きませんし、得意不得意な科目の勉強の比重等で悩むこともありました。去年の本試験の分析の講義で、「合格するには、どの科目であと何点とるべきか考えましょう」と聞き、具体的に自分に足りない点を意識することができました。そして、勉強の優先順位で迷ったときは、カウンセリングで質問し、具体的なアドバイスをいただき、迷って勉強が手につかない、ということはありませんでした。カウンセリングでお世話になった講師の方々には本当に感謝しています。

入江 直彦さん
なぜ続けられたかですが、特に理由は思い当たりませんが、あきらめが悪かったのかもしれません。毎年、不合格の結果を受けて、勉強再開しての繰り返しで、当たり前のように長年、受験生を続けて来ました。ただ、ふと周りを見渡してみると、両親も年老いて弱ってきて、嫁にも永い間、我慢をさせてしまっていることに気づきました。続けられることの有難さ、黙ってサポートしてくれることへの感謝の思いを胸に、合格して恩返ししたいって思いを持ち続けられたのが要因かもしれません。

R.Fさん
学習している時は、いつも不安でした。特に、年数を重ねるごとに今年も果たして合格できるのか否か…。私の場合は、子ども達が、自分の将来を見据えてとても難しいことにチャレンジするので少しでもその気持ちに寄り添える様にと自分も勉強を続けて来れました。そして子ども達が、無事に、願いを成就しそれぞれが家をいっぺんに去った後、1人取り残されとても寂しい思いをしました。自分も取り残されまいと必死で勉強しました。

Y.Oさん
休日のようにまとまった時間があると一日ダラダラと勉強してしまいがちですが、集中してある程度のノルマを達成したら、スポーツしたり、料理したり、本を読んだり、頭の体操をしたりして、気分転換をした方がいい結果が出るような気がします。筋トレと一緒で、一日サボると次の日やりたくなくなるので、10分でもいいので勉強を毎日続けることが大事だと思います。

M.Iさん
ひとえに妻が支えてくれたおかげです。そもそもこの年数までかかってしまったため、専業主夫である私が社会に戻るためには合格することが最善だったのと、妻から「落ちているのでなく、受かる途中」と励まされ、勉強を続けられました。正直、これからが本当に大変だと思いますが、一息つけてホッとしました。

A.Hさん
本試験の合格、不合格という結果をあまり気にしないよう、淡々と勉強していました。マイペースでの勉強を続けすぎて、そのようになっていたのかもしれません。
ただ、今年の本試験のあと、結果を苦にして、「受験をやめようか」という気持ちになりました。それだけ、直前期に一生懸命取り組んだからなのかもしれません。それでも、本試験後1週間もしないうちに勉強を再開しました。とにかく、いつか合格したいと思っていましたし、勉強の内容が面白かったからだと思います。勉強の内容を面白がるということは地味に大事だと思います。
A.Kさん
2020年度に択一で十分な上乗せを稼いだのに記述で凡ミスをしてしまい、記述の基準点落ちでだいぶショックでしたが、受験指導校の講師の方々の応援動画やSNSの周りの受験生の頑張りに支えられて半年頑張りぬくことができました。子どもの寝かせつけの時間はいつもこれらを眺めて、勇気づけてもらったり戦略を練ったりしていました。地方での孤独な受験生活でしたので講師の方々の発信は非常にありがたく、悩んだり苦しんだりしながら頑張っているのは自分だけじゃないということを知れたのはよかったです。
E.Fさん
今回4回目の受験で合格しましたが、「受験をやめよう」と思ったことは一度もありません。
「勉強をやめよう」と思ったことなら、何度もあります。勉強のモチベーションが下がったときは、無理に動かず、意欲が出るのを待ちました。
勉強を続けられた理由としては、自分にはこれしかないと思っていたからです。人生の崖っぷちに立ち、落ちたらもうあとはないという状況で、何とか持ちこたえることができました。
また、伊藤塾のnoteは合格者のエピソードが具体的に書いてあり、勉強のモチベーションにつながったと思います。
富田 竜太さん
司法書士の資格を取ると決めて、毎日勉強を継続していくために何が必要かしっかりと考えました。勉強を続けるためには習慣化することが大事だと考えています。一日の行動の中で勉強をする時間を決めてその時間が来たら何も考えずに1分でもいいから勉強をはじめます。それを続けていけば、自然と勉強時間も伸びて習慣化できると思います。
石島 千照さん
私が勉強をやめたとしても、合格しなくても、世の中なにも変わらないし誰も困る人はいない。いつでもやめられる。だから、関わってくださる講師の方々お一人お一人について「この講師は私を合格させるためにここにいる。この講義は私を合格させるために行われている。」と自分に思い込ませて講義やカウンセリングを受けました。
Y.Zさん
自分でやりたいと決めたことなので、やり遂げようという思いはありました。総合で2.5点足りず不合格になった翌年、記述で足切りになったときは、気持ちが途切れそうになりましたが、友だちに励ましてもらい、やめなければ何とかなると言い聞かせてここまできました。結果としては、7回かかりましたが、試験のたびに友人や環境に恵まれていることを実感できたことも学習を続けてこられた理由だと思います。
S.Oさん
勉強をしていて不安な日々でしたが、一緒の時期に勉強していて先に合格された方が、わからないことを親身に教えてくださったので、その方のためにも合格しようと思い勉強に打ち込むことができました。それと、家族が色々と支えてくれたため、裏切ってはいけないという思いを常に思っていたため、諦めずに続けることができたと思います。そして、自分が研修を受けている姿や司法書士として仕事をしている姿を想像しながら勉強に励んでいました。
K.Fさん
資格試験は取得できるかできないかのどちらかしかなく、取得できなければ努力が無駄になる残酷な試験なので一度足を踏み入れたら合格するまで抜けられないと思っていました。不安は常にありましたが、いろいろと考えてしまう時間すら惜しかったのでひたすら勉強して不安を払拭していました。辛い時に救ってくれた言葉は、スラムダンクという漫画の安西先生の言葉で「諦めたらそこで試合終了だよ。」です。この言葉で諦めずに続けることができました。
N.Mさん
私が長期間の受験生生活を送ることができたことは、一重に妻のおかげです。繁忙部署にいた当時は、平日はほぼ毎日終電までの勤務、土日も両方休めることは少ない勤務でした。家庭を十分に顧みることもできず、その挙げ句に過労で倒れて休職し、療養生活に入ることになり、迷惑の掛け通しでした。退職して司法書士を目指したいとの私の希望も、案外公務員より向いているかもよと言って、受け入れてくれました。妻には感謝しかありません。
S.Yさん
司法書士試験の学習は、私にとって、大変面白く、特に苦痛であったり、不安に感じたりすることはありませんでした。そのため、私が司法書士試験の学習を続けることができたのは、学習そのものを楽しめたことが大きいのだと思います。ある条文について、講義で学習する。その内容が、角度を変えて、択一問題で問われる。場合によっては、記述問題の事例を通して、その使い方までを問われる。このように考えたとき、司法書士試験の学習は、条文の暗記にとどまらず、その法令が持つ意義や実社会での運用のされ方までを学びうる、大変実用的で意義深いものであると思われたのです。
もちろん、試験の合否についての不安がなかったといえば噓になります。ただ、試験は、いうなれば日々積み重ねた知識に抜かりがなかったか答え合わせをするための場です。私は、その答え合わせを満足いくものにするために、とにかく知識を積み重ねていこう。そうすれば、おのずと結果は付いてくると考えていたため、必要以上の不安に駆られることはなかったように思います。
T.Tさん
山村講師が答練の解説講義でおっしゃっていたことが頑張る力になりました。本試験では全ての受験生が一旦崖から落とされるが、何とかしがみついて崖の一番下まで落ちずに踏みとどまっている人が合格する、そういう試験なのだとおっしゃっていました。私も自分独りでテキストを繰り返しても全然覚えられていないような気がしたり、直前期の模試でも合格点に届かず、何度も諦めそうになりました。でもそのたびに山村講師の言っていたことを思い出して、目の前にあることに食らいついて頑張ることができました。本当に感謝しています。
A.Oさん
試験半年前に仕事を辞めて勉強をしていたので、とにかくやるしかなかったです。無職であることはうしろめたい気持ちがあり、不安なのですが、twitterで働きながら、育児や介護をしながら等、大変な状況の中、勉強されている方を見て、自分が勉強できる環境があることに感謝しました。今となってみれば、不合格になっても次の年も受験していたと思うのですが、受験は1回にしようと最初にこころに決めたことがよかったと思います。とはいえ、正直試験2週間前には模試の結果から受からないだろうなと思い、あきらめていました。それでも、丁度、オリンピックの時期であり、アスリートは自分がオリンピックに選考されないことが目の前で分かったとしても、最後まで走りきるだろうと思い最後まで全力でやりました。
H.Yさん
資格取得に向けた勉強をはじめたものの、仕事の忙しさを言い訳にして何度も中断し、また、受験申込をしながら、「こんな中途半端な知識では勝負にならない。」と諦めて試験会場に行かない年すらあり、結局合格までに10年近くを要しました。しかし、「サラリーマンだけの人生で終わりたくない。」、「士業として、セカンドキャリアを築きたい。」、そして、「簡単に取得できないからこそ、目指すべき価値がある資格なのだ。」との想いをモチベーションにして、これまで勉強を続けてきました。
S.Hさん
ただひたすら勉強するのは、本当に自制心との戦いでした。いかに効率よく学習し、暗記し、アウトプットできているかはとても大切なことだと思い、定期的に勉強法について見直しました。
勉強法を変えたり、勉強する時間帯または長さを変えてみたりして、ベストな勉強法やリズムを模索することが、結果的に気分転換になり、単調な勉強の中でもリフレッシュできたので良かったと思います。
W.Tさん
受験回数が6回から7回頃になると、周囲の方の中にはもう辞めた方が良いのではないか?等という声もちらほら聞こえてきました。
それでも続けられたのは、1つ目は過去の自分を変えたかったからです。今までの人生の中で自分が何かに挑戦し、何かをやり遂げたという経験がありませんでした。すぐに諦めてしまう自分を何とか変えたいという意地のようなものが支えになりました。もう1つは、数年前に叔母が認知症になったことです。叔母とは子どもの頃はよく遊んでもらい、どんな状況でも自分の味方になってくれる良き理解者でありました。近年は認知症を患い、自分のことは名前も顔も忘れてしまい、とても悲しい気持ちでしたが、何とか今までお世話なった1つの恩返しをしたいとの思いから続けることができました。
Y.Uさん
私には小学生の子どもがいますが、口で勉強しなさいと言うよりも、親が勉強している背中を見せることが何よりだと思っていること、又、頑張れば目標を叶えられるということを理解してもらいたい、という気持ちがモチベーションでした。
Y.Mさん
なぜやめずに受験を続けたか、は、やはり自分に無理を科さず、できるだけ気を楽にして勉強を続けてきたからだと思います。その分、長くかかりましたが、短期に長時間の勉強はできかねる私みたいなタイプには、その方が合っていたと思います。長丁場を覚悟して、年明けから1日3時間程度の勉強をしながら日々を過ごす。そして直前の2ヶ月前は6時間程度の学習。その繰り返しは、それでもかなり疲労しましたが、止めたい、と悲観するほど辛くはなかったように思いました。
S.Wさん
ともに司法書士試験に挑戦する友人と常に連絡を取り合い、悩みや不安を話し合いながら学習に取り組めたことが一番大きな要因だったと思います。毎週土曜日に勉強会をすることに決め、コロナ禍の期間においても通話アプリで勉強会を行っていました。この勉強会はリフレッシュにもなっていました。
また、本試験の直前期に不安になったときには、合格された方々の体験記をインターネットで検索して読みました。直前期になってはじめてこのような体験記を読んだのですが、様々な勉強方法・取り組み方・苦労したことなどがあることを知ることによって、人によってこれだけ様々に異なっているのだから、自分もこのまま自分のやり方でやっていけばいいのだという気持ちになることができました。
K.Kさん
髙橋講師のカウンセリングはたくさん利用しました。今年は模試では、前年よりよい結果は出ていたものの、勉強時間をあまり確保できていなかったので、かなり心配でした。そんなことを髙橋講師に相談すると、「十分水準にあるから、大丈夫。手を広げずに、やってきたことの精度を高める勉強をしましょう」とアドバイスをくださり、不安で、不登法の過去問を5月頃に、今から解きはじめようと思うがどうですか?と尋ねたとき、「成績が出ているから、今からならやらない方がよい」と言っていただき、迷走せずに済みました。
K.Iさん
長い間、受験勉強をしてきて学んだことがたくさんあります。人と比べても良いことは1つもないこと。ただ、落ち込むだけでした。受験回数を重ねるにつれ、本当にいつか受かるのかな…と、思うようになりましたが、そのときは、自分がこの資格を目指すのは、誰から強制されたことでもなく、自分が選んだ道なので、嫌ならやめればいい、と自問しました。そのときに、やはり私は社会に貢献したいから長くなっても諦めたくない、という思いで続けてこられたと思います。
T.Yさん
司法書士試験は合格率4%前後の難関試験です。私は複数回受験し、ようやく合格できたのですが、何度も不合格を体験すると「自分には無理なんじゃないか…」と挫折しそうになったときも多々ありました。そうした中、挫折せず合格までたどり着けたのは、将来、司法書士になって働いている自分の姿を忘れなかったからだと思います。試験勉強を続けていると、問題の正誤や模試の順位など目先の結果に目が行きがちですが、そればかり意識すると勉強が無味乾燥なものになってしまいます。今、自分がしていることが、将来、司法書士として働く自分につながることを意識することで勉強も楽しくなり、挫折せず受験を続けることができました。
M.Kさん
・Twitterで講師の方々のいいな、と思った呟きはスクショして気分が落ちた時に見返していました。
・過去問向上委員会は煮詰まった時に見ると、関信敏講師の笑顔につられて自分も気づいたら笑顔になっていたため、おすすめです。
・試験以外のことを考えないよう、合格した年は、Twitterのアカウントを一旦削除し、新しく作ったアカウントで相互だったのは伊藤塾公式と数年前から相互でも一度も話したことがないが、淡々と勉強のことしか呟かれない方2名でした。そうすることで、メンタルが揺らぐことが少なくなり、いいイメージだけに触れられるようにしました。※受験生同士の質問以外のやり取りは害悪でしかないと個人的には思います。
・疑問点は、キーワードをグーグル検索すると、質問箱が引っかかるので、それらを読んで疑問点は解消していました。
【なぜ諦めずに受験を続けられたか】
・何度も何度もそれこそ10000回は辞めたいと思いましたが、会社員が性に合わず、いつかは自分自身を商品にしてマーケティングしながら自営業をしたいと学生時代からぼんやりと考えていたので、具現化のチャンスと思ったため。
・婦人科系の持病があり、体調の波があるので、自分の体調に合わせた働き方が選択できるための手段として合格以外方法はないと思ったため。
・初志貫徹。やると決めたことは今までの人生で成し遂げてきたため、何としてでも成し遂げたかったので。
R.Iさん
自分で決めてはじめた勉強なのに、勉強を続けていて辛いと思うことが何度もありました。また、受験期間中に結婚し家庭を持ったため、今の仕事のままでも良いのではないかと考えることもありました。そのような時は、月並みですが、司法書士をめざした動機を思い出し、司法書士として活躍している自分の姿を想像し、何とか前を向くようにしました。それでも、8回目や9回目の受験で不合格だった時は、自分には合格するだけの能力がないのかもしれない、もうやめようか、と考えました。そのことをカウンセリングで宇津木講師に伝えると、「合格できる実力は十分にあるのだから、ここで諦めてしまうのは本当にもったいない。続けていれば結果は後からついてくるから、合格するまで一緒に頑張ろう。」と励ましていただきました。そのおかげで折れかけた気持ちを立て直すことができ、10回目の受験で合格することができました。
Y.Sさん
やめるという選択肢はありませんでした。合格が目標でしたので、合格するまで勉強するというのは私にとって自然なことでした。受験指導校のカウンセリングはあまり受けませんでした。受験指導校の個別相談などを利用するに当たっては、メンタルなことは相談しない(メンタルはあくまで自分個人のもので、講師といえども私のメンタルなどわかるはずがないと思っていました)、各科目の内容について、自分が考えてもどうしても理解できないことに限って、つとめて具体的な内容にかみ砕いて質問する、学習方法の相談はなるべくしないが個別の技術的なものについては相談する、という方針を立てていました。
また、受験指導校で同じ講座を取っている他の受験生とはあまり会話をしないようにしていました。変人と思われるかもしれませんが、受験生同士の会話が自分の学習方針を貫く妨げになることは、大学受験のときに経験していましたので、自分の勉強にとって雑音になる受験生同士の情報交換などは意図的に避けるようにしていました。必要な情報は講師から得るようにしていました。仲間は試験に合格してから、合格者同士として作ろうと割り切っていました。
A.Sさん
私はWebで伊藤塾の講座を利用していましたので、実際に受験生の知り合いはほとんどいませんでした。受験中に不安や悩みを相談したいと思ったこともありましたが、受験勉強はとどのつまり自分との闘いです。人との関わりあいも大事とは思っていましたが、とにかく受験勉強に集中することが大事で交流をするのは合格後にしようと決め、SNSでは改正情報などの入手するためだけに利用していました。
私は受験勉強中病気をしたこともあり、何度ももうこれ以上は勉強できないかもしれないと何度も自問自答しました。しかしながら最後に出る答えはいつも否でした。司法試験もあきらめて今度は司法書士試験もあきらめるのだけはしたくなかったのです。   
思いかけずコロナのような感染症が世界中に蔓延し、長引く自粛期間の中で自分の人生のあり方を見つめなおした方も多いと思います。生きていれば自分の努力ではどうにもならないことが多々あります。それでもあのときなぜ頑張らなかったのかと、いつかくる最期のときに後悔することを1つでも少なくしたいと強く思いました。
R.Fさん
講師の方々をはじめとする合格経験者の声は、不安を解消するための一助になりました。合格した先輩方も受験生の時は自分と同じような状況だったのだと考えると、自分もなんとかなるのではないかと希望を持つことができました。それから私は自分を追い込むためにすでに前職を退職していて、もう後がないということもあり受験を続けることができました。もし在職のままだったらもしかしたら勉強を止めてしまっていたかもしれません。
A.Uさん
受験期間中は、何かと家族にも負担をかけることになってしまい、何度か不合格が続くと申し訳ない気持ちでいっぱいでした。自分が勉強することについては、あまり辛いと感じたことはなかったのですが、周りに対しては、こんなにいろんなことを犠牲にして、家族にも迷惑をかけて何年も勉強することが、果たしていいことなのか、と悩みました。それでも我儘を通して勉強を続けたのは、やはりこの資格で仕事をしたいと思う気持ちが強かったからです。思うようにやらせてくれた家族には本当に感謝しています。
T.Kさん
試験に対する不安と緊張は直前期に試験が近づくほど強くなりました。そんな時に心の支えになったのは、小山晃司講師がおっしゃった「合格した時に去年でも一昨年でもなく今年合格することになっていたことの意味がわかる」という言葉でした。私もその意味を体感したいというモチベーションが私を支えてくれたと思います。合格してみると、やはり小山講師のおっしゃった通りでした!私には私の意味がありました。改めて司法書士試験に挑戦、継続して良かったと実感することができました。
N.Sさん
学習を進める中で、問題演習の出来が良くない時は「やっぱり今年は無理かもしれない」とヘコむこともありましたが、心を無にして子どもと遊ぶことで気持ちの切り替えがスパッとでき、翌日にマイナスな感情を持ち越すことはありませんでした。そして、どんな些細なことでも自分を褒めてあげて小さな達成感をたくさん味わうことで、気持ちが前向きになり勉強もはかどりました。
直前期は子どもに対して、なかなか遠くに連れて行ってあげられなかったり構ってあげられない時間があったりと申し訳なく思っていたため「絶対今年合格して、子どもに不自由な思いをさせるのはこれっきりにしよう」という気持ちが頑張る原動力になりました。また、睡眠時間が少なくなると疲労で作業効率が悪くなるため、夜は早めに布団に入り朝型の生活になるよう心がけました。気分転換として、暗記系科目のテキスト読み込みをする際はお気に入りの音楽を聴きながらやるとノリノリで頭に入りやすかったです。
M.Yさん
受験をやめようと思ったことは何回もありました。このまま永遠に受からないのではないかと毎年考えていました。本試験を受け、当日の速報で自己採点をして合格しそうにないとわかると全ての教材を捨てたこともありました。
なぜ勉強を続けられたかは周りに宣言していたので後に引けなかったこと、良かった点がひとつはあったこと、何もやることがなく手持ち無沙汰になっていたことがあります。時間が経つと本屋で立ち読みをしてつい教材を買っていました。
Y.Yさん
環境面として、大学卒業後、司法書士事務所に勤め続けていたので、合格する以外の退路を絶っていました。
補助者は立場としても待遇面でも満足できるものではなかったので、絶対に見返してやると強いハングリー精神を持っていたので合格まで続けることができたと思います。
また、自分以上に自分を信じ続けて応援してくれた家族や友人の支えも非常に大きかったです。
R.Tさん
司法書士の学習をはじめて3年目からは、家族が病気になり、無職では経済的にも無理で、就職しました。入院手術等及び仕事で忙しい毎日で勉強に身が入らないことが多かったです。ですが、「細々でも継続していればいつかは受かるかも」との気持ちで受験だけはしていました。受験を止めたらそこで完全に諦めてしまいそうだったので、とりあえず受験だけはしていました。家族も「せっかく勉強したので諦めるにはもったいない」と応援してくれていたので諦めず勉強しました。家族の病気も回復し、仕事にも余裕ができたので近年は休日は朝から勉強をし、平日は仕事の後や休憩中に休日中に間違った場所や苦手な分野の復習をしました。私には、限られた時間の中で勉強をする方が良かった気がします。
M.Hさん
私は僅差で落ちて一度断念した後、ブランクを作って勉強を再開したため、とても苦労しましたので、もう二度と断念しないと思っていました。また、再開と同時に司法書士事務所に補助者として勤務したのですが、予想以上に司法書士の地位が高く、驚きました。不動産業界と金融業界の司法書士に対する信頼は、絶大なものがあります。そして、現実問題として、弁護士、司法書士、公認会計士、税理士の4資格は別格です。司法書士は、頑張って取得するに値する資格だということが、最後まで目指した理由でした。
H.Kさん
とにかく『司法書士になるんだ』とその強い意志のみです。勉強につかれたときは、気分転換にスポーツをやったり、友人と飲みにいったりしてストレスをためないようにしていました。
Y.Yさん
私は、1年を通して集中して勉強する気力は自分にはないと思ったので、試験の6ヶ月前くらいにストレスを感じない程度に勉強を開始して、3ヶ月前からはしっかり集中して勉強するようにして、1ヶ月前からは必死という感じで、メリハリをつけて勉強しました。勉強の気分が乗らないときは、いろんなタイプの筆記具を買って、どれが速く書けるか試してみたりして気分転換していました。自分にとってストレスが少ない勉強方法を探すと、勉強を続けやすいのではないかと思います。
K.Yさん
学習することを習慣化できたことが一番の要因です。歯磨きをするような感覚(勉強しないと気持ちが悪い)になれば、勉強することが自体が当たり前になると思います。
また、習慣化するためには学習環境も整えることが重要です。私の場合、自分に最も心地の良い学習用の机や椅子を新調するなど物的な整備に加え、会社で受験することを公表して、模試や直前期に休みやすい状況を作りました。
Y.Kさん
もともとどの地域にどのような司法書士事務所を開業したいという思いがあり、勉強をはじめているので、勉強をやめようと思ったことは一度もありませんでした。明確な目標を持ってから望めば心が折れることはないのではないかと思います。
しかし、膨大な勉強時間を作り出す必要があるので、まわりの理解が必要です。私のように時間を作り出すために仕事をやめてしまうと金銭的な問題も出てきます。2回目の受験後はほとんど貯金がありませんでした。それでもついてきてくれた妻には感謝しています。
S.Sさん
私の場合、最後の方はあと1.5点とかあと1点と言う状態になっていて、諦めるに諦めきれなかった言うのが本音の所です。それでも、「もう諦めよう」と何回も思いました。そのため後半は発表後、年内はホントに何も勉強しない状態で、年が明けて2月くらいからやると言うような状態でした。改めて何故続けられたかのと考えると、「あともう少しで合格」と言うことと、「数ヶ月の十分な休養をとる」ことが結果として続けられた理由だと思います。
K.Hさん
本試験が終わるともう止めようかな、と思うのです。ただ数点、数問足りない結果を見ると、もうちょっと、と思って学習をはじめていました。途中でも止めようかなと思うことはあるのですが、勉強はじめますと周りに言っちゃったせいでやめられない部分もあったかと思います。
Y.Mさん
学習を続けることができた要因としては、大きく二つあります。
ひとつは、周囲の人達の理解があったことです。自分一人だけでは合格はなかったと思います。学習できる環境作りに協力してくれていることに目を向けてからは勉強ストレスが少し緩和されました。
もうひとつは、悔しさです。掲げた目標に対し、自分の努力次第でどうにでもなることについては、最後までやり切るという性分でしたので、昨年の受験の際には非常に悔しい思いをしたことが忘れられず、今年こそはという思いと、ここまで覚えて努力してきた時間をなかったことにすることは耐え難かった思いもありました。プライベートの時間でも、試験勉強のことが気になって頭から離れず、あまり息抜きができない状態だったので、あえて息抜きをしなくてもいいのかなと考えはじめたら気が楽になりました。
S.Sさん
勉強していけばいくほど不足している部分が見えてきて、とても不安かつ孤独でした。試験に落ちた年もSNSで合格報告している人たちを見てとても落ち込み、悔しかったのを覚えています。
でも、周りで応援してくれる家族がいたので、合格するまで勉強を続けることができました。また、勉強はほとんど自宅でしていましたが、嫌になりそうになっても勉強中飼い犬が隣に座って一緒にいてくれたのも頑張れたひとつの要因だったと思います。
R.Tさん
年間の勉強の途中、モチベーションの維持や勉強方法、自分の能力等に対して不安を覚えましたが、あまり深く考えず、難しいことはせずシンプルで基本的な知識の正確な修得と過去問を淡々とこなしていきました。また、合格したら何をしようかとか、どんな司法書士になりたいかなど具体的に考えワクワクしました。
ストレスがたまるときは図書館やカフェに行って勉強するなど、場所を変えることで気分転換にもなります。決して短い受験期間ではないので楽な気持ちで勉強できるよう心がけていきました。
Y.Sさん
家族や周りの方の理解があり、続けることができました。前職を退職してまではじめた勉強でしたが心配されることやマイナスなことを言われることもなくただ応援してくれました。司法書士の登記の勉強は複雑で難しく本当に自分にこのお仕事ができるのかと考えることもありましたが、最後は合格したと伝えて家族や友人が喜ぶ顔を想像しました。また、受験中は司法書士の方の5分〜10分程のYouTubeを見ていました。色々な方の受験時代のお話しを聞くことで、誰しもが孤独で辛い時期を経験したり成績に伸び悩む時期があり、自分だけが通る道ではないことを知り、落ち込んでいる場合ではないと思いました。
T.Kさん
学習の「量」を意識して、進捗状況が見えるようにしていたことと、期間を短く区切って目標を定め計画を立て、その目標と計画を大きく狂わせることがないように、たとえ少しの時間でも、必ず毎日学習することを「習慣化」することに努めたことで、大きなスランプに陥ることもなく、学習を継続することができたのではないかと思います。
M.Mさん
成績がなかなか伸びない時やミスを重ねて予想よりも低い点数になった時は落ち込むことがありました。しかし、その時こそ初心にかえって司法書士を目指したきっかけを思い出していました。私が司法書士を目指したきっかけは上記記載の通り自身の経験からなので当時の家族の表情や起きた出来事を思い浮かべて再度頑張ろうという気持ちを作り出していました。
また、私は性格上携帯を触る癖があったので、勉強時間が少なくなることを避けるために、合格するまではSNSの利用を控えていました。その代わりに勉強計画ノートを使って毎日やるべき内容や時間にノルマを設けて、それが達成できたかどうかを就寝前に確認していました。記録すればするほど記載内容が増えていき、ノートがボロボロになっていくため、それがモチベーション維持につながっていました。
M.Tさん
司法書士になれたらどんなに素敵だろう、と想像したり、司法書士バッジの画像を見て想像したりしてモチベーションを保ちました。
また過去の合格者の方々の合格体験記を読み、自分が合格できたら…と想像したりもしました。
また「諦めなければ必ず合格できる」と自分に言い聞かせていました。
どうしてもモチベーションが保てない時は、集中できなくてもとりあえず勉強しました。
モチベーションが低い時はテキストを読んでも全然頭に入って来ないので、ひたすら過去問を解き、モチベーションが戻るのを待ちました。科目を変えたりたまに記述を解いたりして気分転換するのも良かったです。
N.Hさん
一度勉強をはじめてしまったからです。途中で勉強をやめてしまうと、それはつまり今までの時間を無駄にしてしまうと感じたからです。この試験は皆さん同じようにたくさんのことを犠牲にして頑張っていらっしゃると思います。その犠牲にしてきたことを、どうしても正当化したかった、ただそれだけで最後まで頑張りました。
負けず嫌いな性格なのかもしれません。この試験に合格さえできるのであれば合格後はもう勉強しなくていい、その代わりこの試験に合格するまでは頑張る。この気持ちのみです。
  T.Sさん
続けられた理由はやはり法律を勉強することが楽しかったからだと思います。後は仕事をしていくうえでいろいろな場面で将来、法律の知識を活かしてやっていく姿が想像できたからだと思います。
途中何度か挫折しそうになりましたが、そのたびに成績表を見るとあと少し頑張ってみようと思えることができたからだと思います。数年前、6月に盲腸で入院した際にはなんて運がないんだと思ったけど、できる所までやってみようと開き直ってやってみたら意外と点数が取れていたということもあり、諦めない気持ちは大事と思いました。
O.Tさん
試験に落ちてから受けようと決意するたびに、今年こそは絶対合格するぞという気持ちはありました。気持ちだけでは試験に受からないのが司法書士試験だと強く思います。この試験は決して易しくありません。努力しても報われないこともあります。しかしながら、司法書士になるんだという覚悟を持って勉強を続けることができるならば、きっと合格することができると思います。この信念を持っていたから学習を続けることができたように感じます。