行政書士の資格を取得していたことはかなりのアドバンテージだったと思います。行政書士でも民法の得点配分が高いので、民法をしっかりと勉強していたことが短期合格のひとつのカギだったと思います。
私はまず司法書士の勉強をして、行政書士、宅地建物取引士を受けました。一般的には逆だと思います。ただ、当たり前かもしれませんが、司法書士の方が難しいので、行政書士や宅地建物取引士は楽に取れました。
私は行政書士の資格をとりましたが、それを活かすことはできませんでした。通信教育で送られてきたテキストと過去問集をやるという、独学だったのですが、半年くらいの勉強ですぐに合格してしまい、「これくらいの勉強でいいのだ。」と勘違いをしたまま司法書士の勉強をはじめたのがいけませんでした。この勘違いが合格までの時間を長引かせたのだと思います。
あまりにも世間知らずで、あまりにも情報不足でした。
合格するための正しい範囲の内容が記されたテキストを読み、出題の傾向に沿った問題を解くことが大切だということがわかったのは、司法書士試験の勉強をはじめてから、数年経っていました。
勉強をはじめる前には、しっかりと情報を集めることが大切だと思います。
宅建の勉強をしている時に、毎日、前日に解いた問題を解き直す様にしていました。そこから進化して、司法書士の勉強の時には、「解ける迄繰り返し、解けたらその問題は捨てる」というものになっていました。
私の場合は、司法書士試験を勉強している中で、行政書士を取得したので、想像になりますが、司法書士試験の勉強は行政書士試験と民法、会社法、憲法の科目が被っているので、行政書士試験の学習経験がある方は司法書士試験の勉強にあまり抵抗なく入れるかもしれません。
また、「司法書士を取ろうと思うけど、まずは行政書士から取ろう」と考えている方もいらっしゃると思いますが、最終的に司法書士を取るつもりなら、はじめから司法書士試験を勉強することをおすすめします。なぜならば、司法書士試験は先に述べた民法、会社法を行政書士試験より深く勉強するため、司法書士試験で基準点を超えられるぐらいの実力がつけば、行政書士試験の民法、会社法はほぼ満点取れます。そうなると、行政書士試験の主要科目である行政法は5割程度の点を取るだけで行政書士試験に合格することができます。私も実際にそのようにして択一の点数だけで行政書士試験の合格点を取ることができました。
司法書士試験の勉強をはじめるまでに、宅地建物取引士、マンション管理士、行政書士の資格取得をしてきましたが、司法書士試験はその試験範囲のボリュームは圧倒的にそれらの資格と比べ多く、そして、時間との闘いとしても極めて厳しいものとなります。午前の試験内容に関しては、それまでの資格試験の延長線として対応ができる面が多くあるかお思いますが、午後の試験に関しては、記述に対しての特別な対応策と、全部ができないことを前提にした攻略法を考えて、対策していく必要があると思っています。しかし、勉強をはじめた当初、そのような違いをあまり分かっていませんでしたが、入門講座の山村講師からの話を聞いていく中で、自然と覚悟をして臨んでいけるようになったような気がしています。
行政書士資格を独学かつ短期間の学習で取得していたので、移動時間などを上手く活用し学習に充てる習慣が役立ちました。民法や会社法は前提知識があるところからのスタートだったため学習開始のハードルも比較的低かったと思います。憲法はその頃から苦手だったのであまり活用できたという感じはしませんが、司法書士試験の憲法は行政書士試験のものより若干易しいかなという感覚がありました。
宅建士を取得したのはずいぶん昔の話です。学習経験を活かせたとは思えないのですが、司法書士試験をはじめるモチベーションにはなりました。
行政書士試験は、司法書士試験と受験科目で重なるところが多いので、自主学習で取得する最初の目標に設定して挑戦しました。この試験の合格が、難関の司法書士試験の学習の下地になったと思います。
学習の過程で、行政書士の資格取得をすすめられ、はじめは躊躇していたのですが、ついでにといった気持ちで受験することにしました。
司法書士を目指しているのに行政書士がとれないわけはないと思っていたのですが、いざやってみると思いのほか知識が通用しないことがわかり、今までの勉強方法に疑問をいだくきっかけとなりました。
特に40字記述式はあいまいな法律知識ではとんちんかんな答えしか書くことができず、条文のどの部分をおさえることが重要なのかなど、テキストや判例の読み方を変える必要を感じた良い機会となったように思えます。
就職前に司法試験の勉強の経験があったこと、演習をしてから必要に応じて参考書に戻ってみる方が自分には合っていると思ったことから、入門講座などは受講せず、演習コースをベースにして、不足していた記述式の講座などを受講しました。
5年ほど前ですが、行政書士試験の資格を取得していたので、憲法や民法の勉強はスムーズに進めることができました。細かいことは覚えていませんでしたが、聞いたことのある単語も多く、勉強を進めていくうちにどんどん思い出せたので、行政書士の勉強をしていてよかったと思いました。
司法書士試験の勉強をしていた時に、行政書士試験も勉強していたのですが、行政書士の試験科目である憲法を深く勉強していたため、司法書士試験の憲法はスムーズに回答することができました。
宅建士は直前模試が散々な結果でしたが、一冊の問題集を繰り返すことと分野別の取捨選択をして合格できたことで、短期間で成績を伸ばすことができる成功体験となりました。また、原則と例外を意識して学習する方法により、理解度を深め、知識を定着できたのではないかと思います。
行政書士の憲法の学習だけで、ほぼ司法書士試験では憲法に時間を使わずに済みました。
・行政書士試験の過去問で民法と会社法の基礎に立ち返れたのは大きかったです。
・憲法は行政書士の方が難しいので、行政書士を受けたことで憲法が得意科目と思えるようになりました。
・基本に立ち返り、問題の解き方や選択肢の消し方など確率できたので、かなり有意義でした。
四回目の受験に失敗した時に、折角、法律の勉強をしたので行政書士試験を受けてみて、これに落ちたら司法書士試験も辞めようと決めました。一般教養の対策で公務員試験の文章理解の問題を100問解いたところ、自分は法律の知識が足りないだけでなく、日本語として文章を読めていないことに気づきました。それからはわかりにくいなと感じたときは文章を分解して理解するように努めました。
宅建→マンション管理士→行政書士→司法書士の順で勉強しました。宅建は独学用の参考書も多数あり、理解しやすかったので、最初に取得しました。宅建とマンション管理士は類似したところが多く、やりやすかったです。
行政書士試験のステップアップとして、行政書士の合格から直ぐに司法書士の勉強をはじめました。憲法や民法はかなりアドバンテージがあったと思います。お試し受験でも憲法と民法だけは高得点でした。
行政書士の勉強のおかげで憲法と民法の学習は頭に入りやすく感じました。
民法の知識はオールマイティです。民法はしっかり勉強しましょう。
基本的には司法試験の学習方法が大きな財産になっていました。過去問を繰り返しやるとか、1日の中でもインプットとアウトプットの時間を交互にやるなど。
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