私が司法書士の学習を続けることができたのは、家族の理解があったからです。勉強に集中するあまり、家事が疎かになることがあっても、「大丈夫だよ」と言ってくれ、代わりに家事をやってくれていました。成績が伸びず悩んでいるときも、励ましてもらいましたし、模試に行くときは、快く送り出してくれました。家族の支えがなければ、決して合格をつかみ取ることはできなかったと思います。心から家族に感謝しています。これからは家族に恩返ししていきたいと思っています。
不安を感じた時や勉強がつらい時は、妻に全て話を聞いてもらいました。私の妻は超が付くほどのプラス思考なので、全て受け止めたうえで、背中を押す言葉を投げかけてもらいました。また人に話すことにより、自分が司法書士を目指した初心を思い出すことができるので、自然とモチベーションアップにつながりました。
直前期では暗くなりそうな気持ちを晴らしてくれたのが、宇津木講師の講座です。偶然なのか宇津木講師の計算なのかわかりませんが、「勉強つらいなぁ」と思っているときに講義で気持ちが軽くなることをおっしゃって頂いたり、やることを減らしてくれる発言をしてくれるので、とても助かりました。
あとは5分休憩のときに、『ソム』という合格率5%のマスターソムリエを目指すというドキュメンタリー映画を見ていました。勉強を頑張っている自分とすごく重なるので、見るだけでモチベーションが上がりました。5分ずつ見たら、ちょうど本試験1週間前に映画の主人公たちの合格発表のところになったので、そこは本試験が終わってから見ることにしました。
合格者の話しで、「一度はじめたことから途中で逃げ出したら、この先子どもに対して何も言えなくなるよ。」と言われ、執念で合格を勝ち取ったという話がありました。
私にも子どもがいたので、正に自分のことと思い、子どもに諦めるなと言えない父親にやりたくない、カッコいい父親の背中を見せるんだと思い、本当に死ぬ気で合格を勝ち取るしかないという強い気持ちを持ち、腹を括ることができました。
不安は勉強をすることでしか解消できません。しかし人間ですから、どうしてもやる気が出ず勉強ができないときもあります。そんな時は思い切って休み、好きなことをして遊びました。
学習を続けていく中で、自分の学習方法が正しいのかどうかわからなくなることがあると思います。そんな時私はカウンセリングで相談していました。
カウンセリングで講師とお話をすると具体的な学習方法のアドバイスはもちろん、他の受験生も私と同じような悩みを持っていることがわかり、自分だけが悩んでいたわけじゃないんだと感じて気持ちが楽になりました。
あとはスマートフォンの待受を伊藤塾長の「やればできる。必ずできる。最後まで絶対に諦めるな。」の言葉にしたり、不合格だった年の合格掲示板の写真にして悔しさを思い出しモチベーションアップに繋げていました。
講師の方がおっしゃっていた「受かるべきタイミングで受かる」という言葉を信じて勉強をしてきました。私は勉強開始から合格まで10年かかりました。仕事の関係で満足に勉強できず、諦めかけていた時期もありましたが、この言葉に救われました。また、直前期に必勝講義をYouTubeで受講しましたが、試験本番に向け、意識を高めることができました。
講師の方々の言葉もさることながら、私の場合は妻の支えによって勉強を継続することができました。合格できたのは、私のわがままを聞いて勉強に専念させてくれ、かつ合格すると最後まで信じてくれていた妻のおかげです。この場をお借りして感謝申し上げます。
兼業受験生だったので、仕事を終えて帰ってきてから勉強をはじめるのは、気力と体力が必要でした。3回目の受験に失敗した頃、体力の限界を感じていました。やる気があっても体力がなければ、勉強どころではなく、仕事を辞めるか、それとも司法書士の夢を諦めるか…というところまで追い込まれました。結局、どちらも諦めきれなかった私は、スポーツジムに行って体力をつけることを思い立ちました。週に1回1時間程度の筋トレを継続したところ、1年半くらい経った頃、直前期に毎週模擬試験を受験することも、疲労でふらふらになっていた頃とは違って、5時間の模擬試験も、その後の復習もきちんとこなせるようになっていました。疲労感でモチベーションが下がってしまうことなく、勉強を続けることができたのは、筋トレのおかげです。筋トレを継続したことによって、体力を手に入れ、やる気も自信も復活させたことが、合格へつながったと思っています。
なぜ勉強を続けることができたのか、この問いに対しては2つの面からお答えします。
まずマイナスの面として。私は、公務員を辞める際に親から反対されていました。やりたいことがあって公務員になったわけではないので辞めたことは私自身全く後悔していません。しかし、どうしても司法書士になりたいと言って反対を押し切ってしまっている以上、合格までやり続けなければならない、学習しなければならないというプレッシャーから勉強を続けました。加えて、私には他にどのように生計を立てていくかその手段が思い浮かびませんでした。
次にプラスの面として。学生時代にやりたいことが見つけられなかった私ですが、祖母の相続の際に司法書士の方の仕事を目にし、その仕事内容に興味を持ち、法律に関することで人の役に立ちたいと思ったことからどうしても資格を取りたかった、それが勉強を続けられた理由かもしれません。
令和3年度の試験に落ちた時は立ち直れないくらい辛かったです。記述ができていないので落ちて当たり前だったのですが、なぜ択一でこんなに上乗せ点があるのに落ちたのだと辛い気持ちでした。なぜ試験に落ちたのかという自己分析よりも不満が先に来ていました。受験を辞めようかとも思いました。でも、それでも勉強を続けられたのは伊藤塾のカウンセリング制度があったからかも知れません。ずっと一人で勉強してきた私にとってこのカウンセリングで自分の悔しく辛い気持ちを吐露していなければ、本当に受験をやめていたかもしれません。そのくらい辛かったです。合格した今だから言えるのですが、折れてもどん底に落ちても、また這い上がればいいと思います。実際、私の心は折れているしどん底でした。ただ、心が折れてどん底から這い上がるにも、勉強を再開するにも、受験を一緒に戦ってくれる相棒はいた方がいいと思います。私にとってはその相棒が伊藤塾さんでした。とても感謝しています。
勉強をはじめて2回目の受験までは勉強時間も全く足りておらず、マイナー科目などはほとんど手付かずの状態でした。これでは合格は程遠いと思い、3回目(伊藤塾でお世話になって1回目)の受験に向けてやっとエンジンがかかったように思います。
それでも3回目は、やっと択一の基準点に手が届いたところで不合格でした。そこで、筆記試験後のイベントで個別に相談させていただき、どうしても1月から3月に仕事が忙しく、思うように勉強時間が取れないのでどうしたらいいのか、と相談したところ、「12月までに本試験レベルまで知識を高めておくと、4月から6月で十分対応できるはず」とアドバイスをいただき、4回目に向けては試験後早々に勉強モードに切り替えられたことが本当に良かったです。
「立ち止まらず前に進む」(山村講師)きちんと理解してから次に進む!ということを意識し過ぎると司法書士の学習は挫折していたと思います。先に進むことで理解できることがあり、何回も繰り返すことで漸く身につくこともあります。膨大に感じる学習範囲も何回も繰り返すことで当初よりは全貌が見えてきます。
「人の嫌がることをする」(山村講師)皆が敬遠することでも積極的に取り組む!という意味ですが、面倒くさい、難しいと感じた単元でもこの言葉を思い出して逃げずにチャレンジすることを徹底しました。その結果、どうしても今は理解できないと感じた時は、付箋を貼って前に進めばよい。1回取り組むという姿勢を習慣づけるために受験期間通じて大事な言葉でした。
入門生の意識の持ち方
私は受験期間を通して、「過度に自分を追い込まない」「本試験の合否を深く考えない」ようにしていました。言い換えれば、「ネガティブ思考の排除」、「下手な楽観はしない」というものです。その代わり、合格レベルに到達するために自分のやるべきことを明確にすること、それらをやりきることだけを考えて淡々と勉強するようにしました。
試験の合否は他の受験生との相対評価なので、どれだけやれば合格できるのかを把握するのは難しいです。ただし、試験範囲を全て学習している人は受験者の半数もいないと思いますし、合否ボーダーに近い受験者数はもっと少ないと思います。そして、私は入門生の立場でしたので、合格率など余計なことは考えず、自分自身が本試験レベルの問題に対応できるようになることだけを考えるようにしました。入門生は不合格の経験がなく、良い意味で怖いもの知らずです。楽観は禁物ですが、講師の方の「基準点レベル」「合格レベル」を目安に自分のやるべきことをやりきることが大事です。
1つ目は入門講座の時からほぼ同じ講座を隣の席で受講していた仲間の存在です。その方は、昨年の本試験で私が総合点落ちだったことを報告すると泣きながら電話で「来年は絶対に二人で合格しよう。そして、二人で合格体験記のネタにしよう」と言ってくれたことが特に大きかったです。
2つ目は、蛭町講師です。地元が同じということもあってか、ライブで講義を受講していた際に合格したら一緒に飲みにいく約束を早く果たしたかったです。
3つ目は以前勤務していた事務所の同僚の補助者です。私がその事務所を昨年の年末で辞める時に、「次に会うときは、合格祝賀会で同期として」と誓い合って別れました。その方も今年の試験で合格し、約束が守れました。
不安は結局最後まで解消されることはありませんでした。モチベーションの維持については、答練や模試で良い点が取れた時ほどモチベーションが上がる時はありませんでした。毎日の勉強の成果がでた瞬間です。よく模試の点数は気にするなと言う方も多くいますが、気になっちゃいますよ。多いに気にして良いと思います。
毎日勉強がんばってるんですよね?時には喜び、時には落ち込みましょう。淡々と勉強してるだけじゃ息が詰まってしまいます。私事ではありますが、次こそ受かると知人や同僚行政書士に言いまくって、自らの逃げ道をなくしてましたね。プレッシャーに弱い方にはこういったことはおすすめできません。
不合格の悔しさは本試験に合格することでしか晴らせないと以前講師が言っているのを聞いて、そのとおりだと思い不安になったときは、とにかく勉強するしかないと思えるようになりました。
直前期の苦しいときに、山村講師の 相対浮上 という言葉と、成績は直前期に急上昇するとグラフで示されたことが非常に直前期の心の支えになりました。
12回も受験して受験をやめようとは1度も思いませんでした。なぜ続けられたのかと考えると、やはりきちんと就職もせずここまできてしまって、一発逆転ではないですけれど、社会にでるにはこの道しかないと思えたからだと思います。あきらめなければ終わりではないという言葉も続ける支えになりました。
司法書士試験の勉強を諦めた過去があるので、今回は必ずやりきるという気持ちが強かったように思います。しかし、受験期間が2年、3年と続いたときは辛かったですが、仕事も辞めているし、他に目標ができたわけでもなかったので、逃げられない環境にいたのが良かったのかもしれません。勉強方法がわからなくなったときには、講師や前年度の合格者の方に相談しました。もやもやした不安がある時は、人に話すことで何に不安を感じているのかが明確になり、聞いてもらった安心感もあり、またがんばる活力を取り戻せました。疲労やストレスが溜まっていたので、体調が優れない日も何度もありました。そういうときは勉強漬けにはせず、休みました。そして、日々のご褒美も大事だと思い、今週の模試を終えたら買い物行く、カフェで半日のんびりする、ミュージカル鑑賞するなど、月に1~2度気分転換の時間を作りました。
試験が近づく直前期から超直前期は一喜一憂するなと言われても模擬試験で一喜一憂し、せっかく立てた計画はことこどく頓挫し、また立て直すもまた頓挫し、だんだんと日にちが近いづいてくるに従い焦り空回りしていました。特に午後の択一がとにかくうまく行かないことが私の不安と焦りの源泉でした。そこで、伊藤塾の直前期必勝講義、ファイナルチェック講義を活用しました。自宅から渋谷までは少し遠いですが、行くことのできる距離でしたので、実際に足を運んで、生の講師の声を聴き、受験生を見に行きました。Webですと受験生の存在を身近に感じられないのでライブでリアルな受験生の姿をみて頑張ろうと思えました。また、YouTubeの合格体験記を夕食時にみるようにし、これなら自分でもできるはずと、合格者からやる気と勇気をいただいていました。
私の受験勉強期間は7年弱に及び、3年前に会社勤務を続けながら勉強することの難しさを痛感して会社を退職し専業受験生となりました。その際、心の中で決めていたことが3年で結果が出なければ受験を断念するということでした。在職中に2回受験し2回とも択一基準点に届かず、その後は2年続けて記述基準点落ちで今年の受験が最後の挑戦でした。退路を断った以上仕事を言い訳にすることはできません。全てが自分に跳ねかえってきます。今年の本試験に向けての勉強は昨年11月から再開しましたが、日々今年絶対に合格すると言い聞かせて淡々と勉強を続けたように思います。今年ダメだったらという不安は勉強に没頭することで消し去ろうとしました。今年で絶対に決める、来年はないんだと自分に言い聞かせ続けたことが結果的に合格に導いてくれたのではないかと思います。来年もあるという思いが心のどこかに潜んでいたら結果は違っていたかもしれません。
勉強を続けているとつらくなったり、苦しくなることが何度もありました。そうなると、今の目の前のつらさ、苦しさにばかり目がいってしまい挫けそうになる時もありました。
私はそういう時は、何で司法書士になろうと思ったのか、この先自分がどうなりたいのかを考えていました。そうすると、今何でこんなに苦しい思いをしているのか、何のためにこんなにつらい思いをしているのかがはっきりして頑張れました。今がつらくなったら、あえて遠くを見るのもいいと思います。
本試験の問題は、「こんな問題みたことがない、テキストのどこにも出ていない」という思いがしていました。2回目の受験を終えたとき、全く手ごたえがなかったので、もうやめようと思った、というのが本当のところです。しかし、せっかくここまで勉強したのだから、もう一度、今度はしかるべき価格のWEB講座で挑戦してみよう、と考えたところです。そこで出会ったのが、最低ラインであっても合格してしまえばこちらのもの、という考え方、宇津木講師の言葉です。自分は完璧主義なので、テキストの隅から隅まで理解していなければいけない、という姿勢でしたが、こと資格試験においては、そのような考え方を捨て、合格することに特化する、ということが、気持ちを楽にし、勉強を継続することができた要因のひとつではないかと思います。
机に向かって勉強する前に手帳に「令和4年度司法書士試験に合格した。」、「常に品位を保持し法令及び実務に精通して公正かつ誠実にその業務を行った。」とあえて過去形で書くことをルーティーンにしてモチベーションを維持し、勉強に入りやすくしていました。また、テキストや問題集等の間違った箇所、覚えていない箇所に付箋を貼り、正解したときや覚えたときにはがしてペットボトルに入れて、そのペットボトルを見て「俺はこれほどの知識を得たんだ。だから大丈夫だ。」と自分を鼓舞していました。
なんとなく頑張れば合格できるかもしれないと希望をもっていたことが勉強を継続できた理由だと思います。私が、司法試験に合格できるかといえば無理です。何故なら挑戦する前から諦めているから。漠然とした「頑張れば合格できるかも」のイメージすら抱けない以上、途中で挫折します。合格への道筋がつかめなければ無意識にブレーキを掛け、合格は難しい。私は、何年掛かったとしても取るつもりではありましたが、もし、5年10年と芽が出なければ諦めていたかもしれません。早く取得できたのは運が良かっただけです。
伊藤塾の『明日の司法書士講座』で合格後を思い描いたり、伊藤塾長雑感を読み法律を学ぶことの意義を再確認することでモチベーションアップに繋げました。
勉強習慣がついた後は空いた時間は机に向かうことが当たり前になっていたのであまり学習中に不安になることはありませんでしたが、学習をはじめて肩凝りが酷くなったので意識的にストレッチの時間を入れたり、休みの日は1時間以上散歩するようにしました。睡眠を十分に取り適度な運動をしたほうが勉強を無理なく続けられると思います。
お試し受験含めて4回目の受験での合格でしたので早い方ではないですが、自分で取ると決めたので合格するまでやめようと思ったことはありませんでした。また、頑張り過ぎなかったことも良かったかと思います。
趣味や人間関係も絶って勉強に集中する方もいるようですが、私はそれだと短期間であれば頑張れても途中で挫折してしまうと思い、直前期以外は勉強以外の時間も作るようにしていました。1日の勉強時間が少なくなるため、合格までの期間は長くなってしまったのかもしれませんが途中でやめてしまうよりは良かったと思います。
そのうち受かると思っているうちは、不安とかは無縁でした。点数を確実に取ると決めて受かると決めた今年は、逆にこのままずっと受からないのでないかという不安が生まれてしまいました。
解決策として考えても仕方がないので、ノートを作って作業的に処理した分を記載していき、一週間以上先のことは考えずに取り組みました。
結果的に、受かることができたので、この試験は受かるつもりで必死に頑張らないとダメなのだと知ることができました。
私が司法書士の学習を続けられた理由は、モチベーションを維持し続けられたことだと思います。私は社会人受験生なので、別に途中で勉強をやめてもいい訳です。勤務先から受験しろと言われたわけではないし、自分ではじめようと思ってはじめたので、それで会社をクビになるわけでもない。ですが、難関である司法書士試験に「共働き・夫婦でフルタイム、子育て」の状況で挑み合格する、正直なかなかしんどいことだと思いますが、これに敢えて挑戦して合格すればかなりかっこいいんじゃないか?そうです、かっこいいと思われたいという気持ちが私のモチベーションでした。そして、家族も私の勉強をなるべく邪魔しないようにと何かと気を付けてくれていたのがわかりましたので、時間と費用をかけてここまで来たんだから、家族のためにも途中で投げ出すわけにはいかないという気持ちも私にとってとても大切なものです。
途中でやめたくなったことは、一度もありません。必ず有言実行したかったです。山村講師が伝えてくださったように、自分のためだと限界があるけれど、誰かのためであれば限界を超えられます。支えてくれる人、応援してくれる人、「あなたに法律家になってもらいたい」と私の合格を待っていてくれる人がいましたので、絶対に合格すると決めていました。
伊藤塾のYouTubeで、毎週金曜日に伊藤塾長が「受験生の皆さんへ」とメッセージを伝えてくださいます。「他の人と比べない。人それぞれなんだから。憲法にも個人の尊重と書いてあるじゃないですか。」伊藤塾長のこの言葉は、勉強が進めば進むほど、心にしみこんできました。伊藤塾長のお話を聞いて、自分も法律家の視点を持って、世の中で起こっていることを見て、感じて、関われるようになりたいと、ずっと思い続けることができました。
直前期には、毎日「七月の歌」を聞いていました。合格者の方が歌ってくださっている歌で、伊藤塾のnoteやYouTubeで聞けます。どんなに身体が痛くても限界の先へ行くんだ、深い暗闇にも午後4時の黄昏のあまりにもせつない気持ちからも、絶対に起き上がると、心を鼓舞することができました。
また、現役の司法書士の方のSNS等の情報発信を見ると、みなさん「この仕事はいい。この資格を取って良かった。」とおっしゃっています。そういった情報もモチベーション維持の助けになりました。
就職せずに受験勉強をしていたので、無職という自分の状況、親のすねをかじって勉強している現状から早く抜け出したいと思っていました。試験から逃げて就活しようにも、新卒採用も使えない状態だったので、退路もないぞと思ってやりきりました。
私は受験勉強や仕事のストレス解消として好きなアーティストの曲を聴いたり、漫画・アニメ・啓発本を読んだりしていました。特に、受験勉強中はテーマソング(笑)のようなものを決めそれを繰り返し聴いたり、好きな漫画のキャラクターのセリフを思い出すことで、モチベーションを保っていました。また、司法書士試験とは直接関係のない過去の小さな成功体験をいくつか思い出して、「あの時あれができたのだから、この試験にもきっと自分は合格できる」と自分を奮い立たせていました。
私は一度試験を中断して一般企業の法務部に転職したのですが、転職後に夫の海外転勤が決まり、「もう一度試験を受けてみろ」という天からのお告げかなと思い、再受験を決めました。なので、自分の生活環境の変化を悲観するだけでなく、その時その時の自分にとってのベストの選択肢は何かを考え、怖がらずに実行したことが、結果的に合格に結びついたのだと思います。
やはり、山村講師がずっとおっしゃられていた「合格への執念」。これに尽きると思います。なんとしても司法書士になりたい。大学入学時に打ち立てた「在学中の行政書士・司法書士試験の合格」という目標を絶対に叶えたい。そういった強い思いがあったからこそ、キツい勉強も乗り越えられたのだと思います。
私のモチベーションの保ち方のひとつは歌でした。1回目の受験の時に試験会場の教室に入るギリギリに聞いていた曲があり、勉強している中で凹んだり、嫌になったり、辞めたいと思ったときにその曲を聴くことによって、本試験時の緊張感、自分の合格したい気持ちが蘇ってきて、ここで諦めてはダメだという思いに変えることができました。また、自分の周囲には同じ受験生がいなかったので、Twitterで受験生仲間とつながることによって、皆頑張ってるから自分も頑張ろうと思うことができました。
2022年度の一発勝負でしたので、何も考えずに集中できました。仮に合格しなくても学習したことは今後に役立つと考えたことも続けられた要因です。
記述対策はパズル感覚で楽しめました。記述での高得点は細かい雛形の記憶や正確な添付別紙の学習等、短期間の学習では難しいと考え、不動産では枠を外さないこと、登記の目的、登記原因と日付を正解すること、商業では役員変更を間違えないこと等に注力したことで、細かい記憶の必要性から若干解放され、気楽に学習できたと思います。正しい勉強法ではないと思いますので、おすすめはできませんし、結果論にすぎませんが、記述基準点プラスアルファを目指す短期学習法としてはありだと思います。
私の場合は、一日の勉強時間を具体的に時間で決めていたため、その時間が来たらどの科目の勉強を行うと体に覚えこませていました。勉強をルーティン化することで勉強をはじめることに対するストレスやモチベーションの低下を防ぐことができるかと思います。
細かく戦略を立てることも大事かと思いますが、「3つの基準点を突破する」「上乗せ点をどこで取る」、「上位から約5%」等と考えすぎると途方もなく思えてしまうことがあったので、私の場合は、基準点突破のラインだけを意識しつつ、後は合計点を210点付近に持っていけば受かる試験という考え方で臨んでいました。(令和4年度は例外でしたが・・・。)
考え方だけの問題かもしれませんが、私の場合はそう捉えることで単純化できスッキリしたような気がしています。
どのように学習を進めていけばよいか迷う場面が何度かありましたが、そのたび、各講座の最終回等で、タイミングよく今後の学習指針等が示され、迷いが解消されるということがありました。自分で必要以上に迷わなくとも、自然に導かれていくカリキュラムになっているようなので、それに委ねて進めていきました。
また、公開模試では、それなりの点数を取れていたため、気が緩みそうになる時がありましたが、直前期に送られてきた講師陣の応援メッセージが書かれたはがきに、「油断・慢心が最大の敵」との記載あり、継続の力になりました。
今年3回目の受験でしたが、家族にも勉強時間を確保するために迷惑をかけていましたので、最短で合格することだけを考えていました。去年4点足りず不合格だったときは、目の前が真っ白になりましたが、家族の支えもあり何とか続けることができました。また、山村講師も講義の中でおっしゃってましたが、合格後の自分の姿を想像しながらイメージを膨らませることが、モチベーションアップに効果あったと思います。合格祝賀会に参加する自分の姿は100回位は想像したかと・・(笑)
受験生仲間がどんどん合格、就職していったので、何の根拠もなく自分もいずれ合格できるだろうと厚かましく思っていました。大学生の甥が公認会計士の勉強をはじめて早いタイミングで高い点数を獲得したことも良い刺激となりました。
また昨年末に入院をしてある手術をし、その後辛い治療をすることになる可能性もあったのですが、結果的に無治療で済んだため、健康で勉強ができることの有り難みを痛感し、それまでよりも勉強に身が入るようになりました。この勉強ができること自体が当たり前のことではないこと、周囲の支えがあってのことであることに今更ながら気づけたことが、最大のモチベーションアップ要因です。
法律に携わる仕事で人に役立つことがしたいと明確な目標を持っていたのと、諦めない心と思います。また、勉強が嫌になることもありましたが、この歳になっても勉強する環境を与えてくれた家族に必ず恩返ししたいという強い気持ちがありました。勉強していることを、何もかも犠牲にして頑張っているなどと捉えず、自分がやりたいことを達成するために、勉強することができていると前向きに捉えて乗り越えてきました。
周りのごく親しい人にしか司法書士を目指していることも伝えてなかったので、「合格したらこうやって報告する」とか、「合格したら趣味を思いっきりやる」など、合格後のやりたいことリストを作って貼り出すことで、モチベーション維持をしていました。
辞めたいと思ったことは何度もありました。同じことを繰り返している気分になって諦めかけたこと、だらだらしてしまっていたことなど数え切れません。ただそのたびに家族に応援してもらい家族のためにと思えたり、ユーチューブなどの講師の方の励ましや司法書士の仕事のすばらしさに触れることができて、なんとか何とか合格まで持ってくることができたという心境です。本当に辞めたくなった人は、ユーチューブなどで刺激を受けるのは効果的だと思います。
私は、公務員として働きながら数年間、勉強を続けてきましたが、受験に専念するため令和4年3月末で退職しました。勉強が辛いと感じることは多々ありましたが、勉強に専念することができている環境は決して当たり前のものではなく、非常に恵まれたものであるということを反芻していました。退職して退路を断つことも、人によっては必要なことなのかもしれません。私自身は、退路を断つことで合格を勝ち取れたと思っています。
やる気のでない日もありましたが、講師のYouTubeやnote等をみて、モチベーション維持に努めていました。
一番は資格を目指す際に、受かるまで続ける、と自分の中で決めていたからだと思います。これだけは絶対に曲げない、と思って勉強をはじめたので、「勉強したくない」とは思うことはあっても「司法書士になれなくても良い」と思うことはありませんでした。また、周りに応援してくださる方もいたので、それも気持ちを維持するうえでは大きかったと思います。
司法書士の勉強している期間において、司法書士の業務を補助者として手伝うこともしておりました。実務に携わっていたため、司法書士の勉強することが直に自分の仕事に結びついていました。そのため、勉強すること自体は特段苦しいものではありませんでした。
しかし、なかなか覚えられない条文や項目があり、何度も何度も繰り返しやっていく作業はとても苦しいものではありましたが、伊藤塾各講師の講義等で励まされて続けられたのではないかと思います。
合格までに何年もかかってしまうかもしれない、いつまで経っても合格しないかもしれない、という不安は常にあり、受験を続けるかぎり解消されないと思います。モチベーションの維持や不安の解消のための対策は採りませんでした。強いて言えば、本試験中に体調不良にならないよう神社にお願いしたくらいです。
宇津木講師が講義で言っていましたが、淡々と勉強を進めるしかないのだと思います。
まず、3年弱の勉強期間(2回の受験)の中で、勉強をやめようと思ったことは一度もありません。それはなぜかと考えたのですが、勉強開始当初から、やめるという選択肢が頭の中になかったからだと思います。前提として必ず合格する(できる)という強い気持ちを持って、後はどういうプロセスで合格まで辿り着くのかというところに主眼を置いていたように思います。とはいえ不安は常に付き纏っていましたが、それを解消できるのは、結局のところ自分がどれだけ納得できるぐらい勉強できたかだと思います。
山村講師が講義の合間におっしゃる激励の言葉や、直前期の過ごし方、ご自身の体験談はとても良かったです。
年明けから徐々に本試験モードにメンタルを鍛えておくことなど、精神面でも山村講師の言葉は支えになりました。YouTubeライブ等で拝見した合格者の方の体験談も非常に参考になりました。付箋の使い方、答案構成の仕方、本試験当日の持ち物、解答の順番など、良いと思ったものは積極的に取り入れました。
模試はプレ模試を含めて3回受けました。他校の模試は受験していません。一度も合格の判定は出ませんでしたが、山村講師の「模試を受ける目的は、5時間続けて試験を受けることを体験すること、時間配分の練習をすることにある」「入門生は直前期が一番伸びる」の言葉を信じ、勉強を続けていきました。
3年かかりましたが、1回目午後択一1問足らず(午前30 午後23)、2回目 記述で足らず( 午前30, 午後27、 記述30点 201点) とじわじわ上がっている実感はあり、1回目は登記法の択一、2回目は記述式と課題が明確だったので続けられました。(答練、模試の結果もそれなりに上昇。点数、順位もあえて一喜一憂して動機付けとしました。)
2回目の受験以後、行政書士で後見人の仕事をはじめ、現実の実務の世界と勉強内容がリンクする部分も出てきてモチベーション維持になりました。また自分の合同会社(家族のアパート管理)設立登記を自分でやってみたりしました。
2回目受験時には試験当日朝3時に子どもが既往のてんかん発作、救急車同乗し入院、病院から受験会場に行き、試験終わったらそのまま病院に付き添いで戻りました。実力不足でしたがこのままやめたら言い訳にしかねないと思い、3回目も挑めました。義母の病気(膵臓ガン余命数ヶ月宣告)娘の来年の中学受験もありなんとか家族にいい報告をしたいと思ったのも動機付けになりました。時間のある時には棋士、アスリート、ボクサーの勝負論的な本も読みました。
3回目の試験後は試験勉強そのものはする気がおきず、伊藤塾の相続等法改正の講座を受けたり他の心理カウンセラーの講座を受講したり 哲学(ニーチェ等)、の本を読んだりモヤモヤがとまらず迷走しました。落ちていたら再開できたか微妙で紙一重だったと思います。(結果は午前32、午後31, 記述50.5 合計239.5) でも余裕もなく運も作用したと思います。
普段の気分転換としては借りている15坪の家庭菜園で体を動かし(良い収穫の為コツコツ作業の重要性認識、日光を浴びる)、映画で泣いて、お笑い動画で笑って発散という感じでした。(錦鯉のM-1優勝はまさのりさんと同い年なので励まされました)コロナ下で友人との飲み会参加ゼロが逆に良かったのかもしれません。
勉強はじめた頃は5年で合格する目標を立てていました。しかし、5年目の時は総合点5点足らず、不合格となり、諦められず勉強を継続しました。6年目は午後択一21問という最低点数で基準点に満たず不合格となりました。この時、もう司法書士は諦めようかと思いましたが、両親や周りの友人から激励されて勉強を継続しました。勉強すること自体は好きだったので、それも継続できた理由だと思います。
なぜ司法書士試験の学習を続けることができたのか、と問われたのであれば、答えは「こうやって司法書士の学習を続けることができるだけでも、ありがたいこと」だと常に考えていたからだと思います。なぜなら、私なんかより、もっと、もっと能力があるのにもかかわらず様々な事情により学習を続けることができなくなってしまった人たちも大勢いるに違いないと思っていたからです。それでも令和2年度の民法改正と重なってコロナ問題により試験の延期があったときは、学習するのに、やっぱり精神的にきつく感じました。そのときのおかげかもしれませんが令和3年度、4年度は、そこまで学習がきつく感じることはありませんでした。
令和2年度の試験が延期されたときも「どうせ試験がいつになるかわからない」ということから開き直って、少しゆっくり勉強しようと考えました。それからは自作の問題文をつくって遊んでみたり、記述の答案構成用紙を書く際に色鉛筆を使って色々と試してみたりと、振りかえってみれば、この時も苦しい中にも楽しいことを見つけることができたのは、とても良かったと思っています。実は、この自作の問題文のほとんどは「対話式」の問題で、かつ「あり得ない」ような状況設定をしていました。普通、対話式問題と言えば「教授と学生」や「司法書士と補助者」で設定されている場合が多いとは思いますが、私の自作の問題文の場合は、例えば「コンビニの店長と、アルバイト店員(法学部学生)」や「ニセ弁護士と相談者」といった設定にします。あとは問題に、基本的な論点と、よく間違えがちなものを組み合わせながら問題文をつくっていきます。ここで大事なのは「ニセ弁護士と相談者」という一見バカげた設定であっても真剣に問題文づくりに取り組むということです。そうすると不思議なことに、あんな苦しかった学習が、とても楽しいものに変わってきます。例えば、問題文を読んでいる時に今までであれば「これ、どっちだっけ?」と思った時は強い苦痛を感じましたが、この勉強法をはじめてから「また良いネタができた」と思えるようになりました。
それからテキストを何度も見返しながら問題文をつくるので、自然と周辺知識が広がっていきます。ただ理由は述べませんが、この勉強方法は絶対に直前期には、やってはいけないと思います。それから試験会場や模試で、記述の問題の際に蛍光マーカーを使っている人を多く見かけますが、色鉛筆を使うと記述の問題で答案構成用紙をつくるのが一段と楽しくなると思います。法人の吸収合併や会社分割を、色鉛筆を使ってイラストで表現するとわかりやすいし楽しいです。筆記用具も色々と試してみると面白いです。ただしイラストは本試験までに簡略化する必要があります。つまり学習を継続するのには、自分の中に、ちょっとした「ユーモアを持つ」ことが効果的なのではないかと思うのです。だからと言って別に他人を笑わせたり、そのユーモアを公開する必要などは全くなく、自分の中だけで楽しめるユーモアさえ持てば、日々の学習の中にも、ちょっとした楽しいことを見つけることができるようになると思います。自分の中で楽しんでいるだけなら、誰からもバカにされることだってありません。
そういえば例年、司法書士の本試験は日本大学経済学部の校舎で受けていましたが、今回は受験票に「早稲田大学」と記載されていました。これを見て「やった、試験会場はバカボンのパパの母校の隣だ!」と思ってみたら、本試験の日が来るのが楽しみになってきました。案外バカボンのパパは凄いのです。あの東洋哲学の古典『老子』のバカボンのパパによる訳本が実際に出版されています。とてもわかりやすく、かつ楽しく老子の哲学をまなぶことができます。バカボンのパパを通して老子の哲学を学べば、今まで一喜一憂していたことが、どうでも良くなります。そして令和4年7月4日の朝、試験会場に着いたとき「感謝」の気持ちが自ずから沸いてきました。そして、こうやって試験に挑戦する機会があるだけでありがたいと思いました。また今まで支えてきてくれた人たちや見守ってくれた人たち、みんなに本当に「感謝」と思いました。そう思ったら、試験に落ちるとか受かるとか、その他の余計なことは一切考えなくなっていました。
「令和4年度司法書士試験合格」と書いた紙を常に自分のそばに置き、絶対今年合格するという意識付けをしていました。その結果、「合格のために今できることは何か」「合格するには今何が足りないのか」を常に考えて勉強に取り組むことができました。
昨年(令和3年度)は、午前34問でしたが、午後択一が21点と基準点に届かず不合格。それも自己採点では、午後択一23問だと思ったのですが、開示請求で答案用紙を確認してみるとまさかのマークミスと○×の読み間違えというミスをやってしまったのです。記述は、採点されなかったのですが、某受験指導校の再現答案では51点だったので、午後択一が基準点を取れていればおそらく合格点に届いていたのではないか思うと大変悔しい思いをしました。長い間苦労をかけてきた家族に申し訳ないと思いながらも、あと一歩と思い、次の受験で最後にする決意をして今年度の試験に臨みました。
勉強を継続できた理由は、合格後の司法書士としての明確なビジョンがあったからだと思います。私は福祉の専門家である社会福祉士と司法の専門家である司法書士の双方の資格を取得して、後見等の業務により手厚く取り組みたいという展望があったため、その実現に必要な司法書士の勉強に熱意を絶やさず取り組めていました。他にも、講義やYouTube等での講師の方々の熱い言葉や応援メッセージが、自然と勉強に対しての前向きな気持ちの形成につながっていたと合格後の今では感じます。
私は色んな人に助けてもらって勉強を続けることができたので、その方達の信頼と愛情に応えたいと思ったからです。孤独で辛い受験生活に心が折れそうになったら、ここで頑張らないと、一体いつ頑張るのかと自分を奮い立たせていました。
今の仕事のやりがい、待遇等に不満があり、もっと社会的にも意義のある仕事がしたいと思っていました。年齢が年齢だけに、「もう後がない」「来年はない」という気持ちを持ち続けるようにしました。勉強が辛いとか、さぼりたくなった時には、「あと1年、不満を持ちながら生きていかなければならない。それで良いのか?」「来年また受験しようと思ったら、それでお終い」と自分に言い聞かせ、自らを奮い立たせました。
実は長い受験生活の間、一度だけ、テキスト類を全て縛って、ゴミに出してしまおうとしたことがあります。講座を受講しても、それをしっかりとこなせる時間の確保が難しい状況の中、ただ回数だけ重ねてしまい、得点はなかなか安定しなかった時期が数年続き、もう受験をやめてしまおう!と思いました。でも、ある人(受験仲間)が、諦めずに続けていれば必ず合格に辿り着ける、今やめてしまうのは本当に勿体ない、と励ましてくれたことが支えになり、思いとどまりました。あの時の励ましと決断がなければ、合格はなかったと思います。
単純ですが、どうしても司法書士になりたかったからです。それ以上にやりたいことが見つからなかったので、勉強をする他ありませんでした。とはいえ毎日机に向かい自制する日々は疲れ果ててしまうこともあります。罪悪感なく休むために、余暇を勉強につなげるようにしました。刑法の勉強を兼ねてニュースを観る、憲法の漫画で判例を学ぶ、民訴の小説を寝る前に読む、などです。今年の憲法や民訴は未出分野が出ましたが、運良く読んでいた書籍から答えを捻り出すことができました。とてもラッキーでした。
2年間で合格するつもりではじめた受験勉強でしたが、結局5年間近くかかってしまいました。その間何度も、辛い、やめたい、もう無理なのではないかという気分に襲われました。でも、何としてでも合格して、その先の人生に繋げなければ将来必ず後悔する、という気持ちが強かったため、頑張れたと思います。また、辛いだけではなく、辛さの後には楽しさもあるということにも気づけたのも大きな理由です。辛い辛いと思って続けていたら、いつの間にか勉強することが楽しくて、やめられなくなっていました。
不安で「受験をやめよう」と思ったことがあったかどうか、思い当たることを思い出せません。司法書士試験を受けるという目標を持ったので、日々、空いた時間などを見つけて淡々と勉強していた気がします。父の認知症がひどくなり昼夜逆転してたびたびの寝不足に苦しみましたが、日課というか習慣というか、まあやるしかないかと思いながら、ドラマの録画とのながら勉強を続けてきた感じでした。
モチベーションのアップというのも、まあ仕事のようなものだからと淡々と勉強を続けていた感じです。
行政書士登録をしているので、行政書士の仲間が居ます。行政書士一本で専門分野を持った先生、司法書士と兼任している先生、いろんな方が応援してくれました。行政書士登録した時は全く知らない世界で戸惑いがありましたが、先輩の先生々がいろいろ教えてくれました。司法書士も同じだと確信しています。 先輩の先生方と交流を持てばやっていけると思っています。合格すればまた仲間が増える、そう思い続けています。
自分なりには一生懸命やってるつもりでも司法書士試験に落ち続け精神的にも疲れ切ってしまい、試験を受けるのを辞めた時期があります。受験を辞めてすっきりするかと思いましたが、受験が長くなればなるほど時間もお金もかかり人間関係など犠牲にしているものも大きいせいか試験に対する思い入れも強くなっていることに気づきました。そして合格後を考えるとやりがいを感じるとともにやはり私は諦められないのだなと確信して再度挑戦しました。
とにかく、早く勉強することを習慣化することが大切だと思います。モチベーションの問題ではなく、ある種「仕事」と思って勉強する感覚かもしれません。自分の生活リズムを見極め、勉強できる時間を見定め、その時間は当然のように勉強をはじめるようにする。振りかえってみると、このような感覚です。今年の受験が最後と決めていましたが、応援してくれる妻や周囲の方のためにも意地でも合格するつもりで、友人の誘いも会社の飲み会も断り、とにかく勉強時間を捻出することを考えて毎日を過ごしました。しかし、一方で昨年の本試験後、9月頃から勉強を再開していましたが、勉強に新鮮味が感じられず、なかなか集中して勉強ができませんでした。昨年の不合格から、翌年は必ず合格しようとするあまり、休むことをあまりせずにずっと勉強をしなければと思い込んでいました。4月の約1ヶ月間は勉強をはじめて一番のスランプでした。勉強に全然身が入らず、本当に焦りましたが、合格したい気持ちは常にあったため、休めばいずれ気力も回復すると信じて、好きな記述の問題を解くなど最低限できることをして、それ以外は好きなテレビを見たり、勉強以外のことをしてゆっくり過ごすなどしました。すると自然と勉強に打ち込めるようになっていきました。兼業受験生のため、ストレス発散は必要だと感じたため、今年は直前期も含めて月に一度はドライブやディズニーランドへ遊びに行くなど定期的にリフレッシュをしていました。
司法書士というのは、自分にとっては大きすぎる壁でした。家族の協力も必要になりました。ですから、覚悟は相当なものでした。勉強中も家族に申し訳ない。はやく合格しなければという気持ちでいっぱいでした。必死に勉強したので、途中で諦めるという選択肢を選ぶことはできませんでしたし、ここまで努力した者を諦める勇気も私にはありませんでした。不安の解消は、講義中の講師からの応援メッセージでした。あとは模試の結果が成績に表れたとき。自分の努力が数字でみることができてとてもうれしかったのがモチベーションアップにつながりました。
蛭町講師の「勉強をなぜするかと言うと、今の自分を意図的に変えるためにするのだ。」と言う言葉に救われました。なぜ、こんな辛い勉強を会社を辞めてまでしなくてはいけないのかと何度も思いました。そんな時は、蛭町講師のこの言葉に励まされました。
模試や答練の結果など、何度もくじけてしまう場面はありましたが、弱音を吐いても支えて応援してくれる存在がいたおかげで、なんとか歯を食いしばって勉強を続けることができました。家族や周囲の人たちには感謝しかありません。
伊藤塾の講師の方々をはじめ、SNSでの発信やアドバイスには何度も奮起させられました。3回目の受験後に受験からの撤退も考えましたが、諦めたらその後後悔してけっきょく再度受験に戻ってくるような気がしました。悪く言えばサンクコストから撤退を決断することもできませんでした。周囲の理解や励ましによってあと1年頑張ることにしました。
誰から言われたことでもなく、この挑戦は自分自身で決めたことであり、受験を決意した当初から、合格するまで絶対に諦めないと決めていたからです。山村講師の言葉を借りるとすれば、まさに、合格への執念です。この試験に必要な力は、法律知識等の学力が50%、極度の緊張感の中でも自分の力を出し切る現場対応力が50%と考えるとすれば、やはり直前期は、試験当日のイメージトレーニング等を通してあらゆる事態を想定して、事前に模試等で様々なシミュレーションをして、自分の力を全て出し切ることができれば、それだけで十分だと考えていました。
受験年の年末ごろまでは模試等を受ける機会もなく問題演習の手応えのみが理解度の指標で、オンライン講義での受講だったこともあり周りの様子が全くわからないことが不安でした。さらに伊藤塾の模試やほかの受験指導校の模試でも直前期の途中までは記述を採点してもらえる水準にすらなく焦りもありました。しかし、講義の中で山村講師が「合格者の方でも明確に合格できる力がついたと思っている方は少なく、勉強を続けているうちに気が付いたら合格しているものだ」とおっしゃっていたことや、一発合格者の方の実力が上がっていく曲線グラフを思い浮かべることでまだ合格に近づいている途中だと思うことができました。
先ずは、この試験は難関で相当のボリュームの勉強量が必要であり、ちょっとやそっとの勉強では合格へできない、と認識することでした。逆に言うと、合格に必要な勉強量を積み上げれば合格圏内まではたどり着ける、というよく考えれば当たり前のことを忘れない、ということでした。そんな中、宇津木講師がたまに言われた、”それぞれ置かれた環境も違うし、当然それに合わせて勉強時間も違う、やる気がある時もあればでない時もある、その中で、淡々と仕事のように1時間でも過去問1問でも勉強する。”このコメントには大変元気づけられました。会社員だった私にはよく理解でき、仕事はすぐに結果はでないけれど、それに向かって取り組めばその分前進する、また、この試験勉強の”忘れる”ことを少しでも避けるためにはとても貴重なアドバイスでした。
受験指導校の講義を受講していたのが大きいと思います。司法書士の受験はなんといっても科目数が多く、1年目は新しい科目ばかりなのでその修得に時間がかかりいっぱいいっぱいです。受験指導校の講義はそうした初学者にあわせて講義をしてくださいますし、勉強のペースを作ってくれます。また、もうやめたくなる気持ちになってしまうこともありましたが都度講師の励ましがあり、また受験仲間同士で話をすることで、気持ちを保つことができました。近くに同じような境遇の仲間を作るというのがひとつのポイントでもあったのではないかと思います。
1年目に1.5点足りなかったので、不安というか恐怖が時々襲ってきました。またギリギリで落ちたらどうしようと。ですが、自分でもわかっていたのですが、1年目はギリギリの実力でした。運が良ければ合格できていた実力はあったと思います。そして、2年目は運に左右されない実力をつけることを目標にしていました。実際模試でも択一は毎回かなり良い成績で安心できるものでした。記述は色々落とし穴があるので、一度のミスが命取りで、それは怖かったです。ですが、模試で色々な間違え方をして、やるだけやったという自信はつけられたと思います。息抜きも大切ですが、息抜きにもYouTubeで司法書士関係の動画を見て楽しんでいました。
私は17年ほど前に一度司法書士試験を完全にあきらめました。その後、まさか再び自分がこの試験に挑戦するとは思いもしませんでした。なぜやめずに受験を続けたか、というのとは違うのですが、なぜ復活して2回の受験で合格できたか、それは今回は本気だったからです。20年前に勉強はじめた時は、ふにゃふにゃした甘い気持ちだったと思います。今回年齢も重ねて、自分が一生懸命何かに取り組んでやり遂げたというものをつくりたいと思ったり、理由はひとつではないですが、やめるわけがないという気持ちでした。17年前諦めた時の気持ちを覚えているのですが、「試験は落ちたら勉強した時間が全て無駄になるからいやだ」と思っていました。自分としてとても未熟な考えですが、今回はそんなことは考えず、合格できる力を徹底的に付けるよう勉強すると考えておりました。あと1年目は誰にも言わずに勉強したのですが、2年目は母親や親しい友達には伝えました。そうすることで、今年こそ絶対に合格報告がしたい!という気持ちになり、背水の陣という心構えになることができたと思います。
勉強してわからず不安になり、不安を解消するために勉強し、またわからないことが出てきて不安になり…という繰り返しでした。問題を繰り返し解いてできるようになっても、「覚えているだけでは?」と不安になりました。しかし、蛭町講師が講義の中でおっしゃっておられた「覚えてもいい。まずはそこから始まる」という言葉を聞いて、「そうだ、覚えていてもいいんだ、無から有は生まれない」と開き直ることができました。勉強したくない日は同じく蛭町講師が講義でお話された「試験会場に自信満々の自分を連れていくことが大事。1日5分でもいいから毎日勉強してごらんなさい。かなり自信になりますよ」との言葉を思い出し、本当に5分、10分だけでも勉強しました。
私の場合、とにかく今回のチャレンジは最後までやり切るといった執念にも似た気持ちだったように思います。チャレンジを続けたくても続けられない事情が起こることもあるのですが、私は幸いなことに家族、友人に色々叱咤激励、アドバイス等をもらえる環境にあったので続けることができました。特に、主人は今年コロナの関係で在宅勤務が多かったこともあり、家事を手伝ってもらったり、いい意味で監視をしてもらったりと本当に助けてもらいました。また、合格者や受験仲間が周りにいる環境にも恵まれて、アドバイスをもらったり、実務の話を聞いたりしてモチベーションを維持できたのも大きかったです。
司法書士の資格に限らず、資格を取ってもその仕事でやっていけるのかという点は色んな情報があり不安になります。正直、私はその点が勉強のモチベーションに影響していました。今の仕事は安定してるし、多くの時間や労力を割いて勉強する価値があるんだろうか.…と。
コロナ禍で自分と向き合う時間が増え、これからを考えたとき、ダメかもしれないけどチャレンジの方を選びたいという思いが強くなりました。ダメだったらその時また考えよう、でもやってみないとわからないし、やってみるためには資格取得しないと何もできないし、今自分ができることをひとつずつやっていこう。この考えからまた不安になったり、また浮上したりを繰り返していました。ずっと強い気持ちを持っていたわけではなく、悩みながら勉強していたし、それはこれからの仕事でも同じかなと思っています。右往左往しながら進む自分も認めてあげる気持ちが持てるように今も練習中です。
合格年は退職して退路を絶ったことで、やるしかないという気持ちになっていました。でも決してストイックには勉強できなくて、終始マイペースに勉強していました。
二つのイメージを大切にしました。ひとつは、受かったときの自分を想像することです。当時ほぼ収入がなく、欲しいものも手に入らない、行きたいところへも行けない状態でした。ですが、この試験に受かれば収入を得られる!社会のためにもなれる!そんなプラスのイメージを大切にしました。
もうひとつは、落ちたときの自分を想像することです。私はほぼ無職状態で受験期間を過ごしました。この期間は、受かれば受験時代です。ですが、落ちてそこで諦めれば何もせずに過ごした人と同じです。もちろん、知識は残るので、本当に何もせずに過ごした人よりは、充実した時間になりますが、やはり私は形にしっかり残したいという思いがありました。試験が終わり、あと1問で合格だったとき・・・あとひとつ添付書類を書けていれば・・・あの時もっと勉強していれば・・・あの時もう一問でも解いていれば・・・。と、やり直したい気持ちがあとから出てきてもやり直すことはできません。でも、もし今がやり直したいという願いが叶って試験前に戻ることができているのだとしたら、そんなチャンスをもらえていたのだとしたら、一瞬たりとも無駄にできません。そんなことを考えながら勉強に取り組んでいました。
1年目は惨憺たる成績だったのですが、不思議とやめようと思ったことはありません。必ず合格して今までとは違った人生が送りたいという思いが強かったからかもしれません。成績が良いときも悪いときも家族に話をすることで、色々な不安が消えていきました。とにかくはじめたからにはやりきるしかないのだと。家族には本当に感謝しています。
1回目の模試の時だったと思いますが、高橋講師が「必ず上がり続けると信じる!」とおっしゃっていて、とにかく信じるしかないと思いました。本試験前はSNSはあまり見なかったので、今になれば時間を取られることもあるので、短い時間で利用する方がいいのかもしれません。
この司法書士試験の勉強を続けることができたのは、1つは大学時代からの夢であった法律に携わる仕事がしたいという思い、もう1つは妻が無条件に私を信じ、そして支えてくれたことだと思います。
もう少し寝たい、今日は帰ってから酒でも飲んでゆっくりしたい。そう思うたびに、司法書士として働いている自分を想像したり、また支えてくれている妻のことを思い、弱い自分を振り払っていました。
また、受験仲間のいない私にとっては、講義内での山村講師のお言葉により多くの勇気をいただきました。甘えを見透かしたような数々の厳しいお言葉、日々の勉強を継続できたとても大きな原動力でした。
伊藤塾長の他の人と比べることに意味はないというお話を聞いて、結局、すごい能力をもった他人にはなれないのだから自分が最善と信じた方法を続けていくしかないと思い、あまり迷うことがなくなりました。それに焦りは禁物だと思います。焦りだすと全然頭に入ってこなくなりますから、ぐっとこらえてゆっくり確実に勉強しようと何度も思い返しました。自分が正気に戻れたり、やる気が回復するような言葉をふせんに書いて机に貼っておいて、行き詰ったら見るようにするのも自分には効果的でした。また、たまには強制的に休みを作るのも大事だと思います。
モチベーションを保つために、私は令和4年度司法書士試験に必ず合格すると家族や友人等、周囲の人にその決心を伝えました。合格すると宣言した以上、頑張るしかなくなる状況にすることで、気持ちが緩んでしまうことはなかったです。プレッシャーや不安に負けそうな時はありましたが、勉強することでしかその気持ちを払拭することはできないと思いひたすらテキストと向き合っていました。振り返るとだいぶ追い込まれた精神状態だったと思いますが、それぐらい全力で取り組んだからこそ短期での合格を果たせたのだと思います。
私は午前午後とも基準点に達してから合格までに5回かかってしまいました。自分でも何がいけないのかわからず、ただインプット、アウトプットを繰り返すのみではやる気がどんどん落ちてしまうので、モチベーションアップ法として子どもと一緒に運動(水泳、スポーツクライミング)を続けてきました。体を動かすことは集中力や記憶力を養うためにとても良いと読み、勉強で結果が出ていない時も、自分が楽しめる運動で脳に達成感と血流を得ていました。また長く机に向かう時の腰痛対策として、スタンディングデスクや書見台を用いて立って勉強し、とにかく健康に過ごすことで、悲観せずに自分の意識をいつか必ず勝てる!と保ってきたように思います。体力、筋力は仕事をするうえでも重要だと思うので、今後も運動は続けてゆきたいです。
周りの同級生が就職して行く中で、自分だけ受験指導校に通い働くこともせずに勉強をしている日々は相当辛かったです。淡々と毎日勉強して本試験を迎えていくだけでした。不安はずっとありましたし、ストレスもとにかく溜まる一方でした。ここに解消方法はないと思います。受験生にとっての心の安らぎは模試の点数でしかないと思います。模試の点数なんて、本試験には関係ないという方が多いですが、自分がやってきたことが間違いではなかったと証明できることがその点数でしかないので、そこで結果を出すことだけを考えてモチベーションを保っていました。受験を辞めようと思ったところで、ここまで続けてしまって後には引けないという考えになっていました。辞めずに続けられたのは、これまでの時間がもったいないからという理由でした。
司法書士試験の勉強を続けるモチベーションは自分にはこれしかないからにつきます。現在は派遣社員で収入が不安定であり年齢も若くないため、これしかないと思い勉強を続けてきました。一度司法書士試験の勉強から離れたときに、行政書士の資格を活かして就職活動をしたことがありましたが上手くいかず、司法書士試験の勉強に戻ってきました。復帰してからは最初に勉強したころよりも覚悟をもって勉強することができたので、現状を打破したいという思いが一番大きかったようです。
結果的に、合格まで4年かかってしまいましたが、受験を重ねるごとに点数が上がっていくのを実感していたため、このまま続ければいつかは必ず合格できると確信していたので、途中で挫折することなく勉強を続けることができました。
独学は孤独でつらいものですが、自分を信じ続けることができれば、いつかは成功にたどり着けるはずです。でも、孤独で不安になったときには、受験指導校講師のYouTube動画や、同じ受験生のSNSなどを見て、モチベーションを維持することも時には必要なのかもしれません。
自分のためにはじめた勉強ではなかったため、諦めることはできませんでした。子どもに、示さなければならない、ってことだけをひたすら考えていました。でも、正直、めちゃくちゃ辛いです。しんどくてくじけそうになります。そんな時は、好きな音楽やモチベーションをあげてくれる音楽を、イヤホンつけて音量最大でガンガンきいて奮い立たせました。また、zoom自習室で、医学部受験生と一緒に勉強して、15時間勉強とか、徹夜したこともありました。
学習をしていて不安をどのように解消したかについては、特にカウンセリングで、話を聞いてもらうことにより、自分に何が必要か客観的に助言してもらったことが、とても助かりました。自分1人で試験勉強をしていると、この時期に何をすればよいのか迷ったりすることがあり、的確に助言していただいたことにより、自信をもって、試験勉強を続けることができました。それにより、今までできなかったことができるようになったためモチベーションアップにもつながりました。
私は30歳を越えてから、学習をはじめました。司法書士をはじめるまでにいろいろな資格を検討しましたが、数字には弱く、法律を読むことが苦痛ではなかったため、結果的に選んだ司法書士という資格ですが、学習自体にはそれほど苦痛を感じず、おもしろくはかんじられていたため、向いてなくはないなと思っていました。しかし、やはり不合格が続くと、毎年12月までは学習を再開するのか悩みました。受験回数が増えれば増えるほど、試験への恐怖が募ったためです。私は残念ながら,この恐怖がなくなることは合格する年までなかったですが、何歳まででも続けられる仕事であるというのは,やはり魅力的であり、諦めきれなかったというのが本音です。
勉強をしていくとどうしても様々な不安に駆られることが多々ありました。将来のことやお金のこと、考えただけでしんどくなっていき勉強が手につかなくなることも。そういう時私は家族と話をするようにしていました。家族に話を聞いてもらったりすることで徐々にではありますが不安は解消されていったように思います。ほんとうにこの合格は家族の支えなしにはできなかったように感じます。これからは貰った恩を返せるようにしていきたいです。
勉強をしていく中での不安は幸運なことに面倒見の良い合格者に出会うことができ、その方に相談させていただき解消することができました。モチベーションアップはプリンを食べることでした。毎日食べると太るし体に良くないかもしれないと思い、プリンを冷蔵庫に常備するのですが、普段はプリンを見るだけにし、本当に食べたくて食べる資格があると感じた時に食べていました。私はお試しを入れて7回受験しましたが、回数を重ねるごとに母から受験勉強を辞めるように言われました。でも47歳になっており、ここで辞めたら何も残らないとの気持ちで辞めることはできませんでした。また家族は子どもも含め応援してくれました。受験回数が増えると自分がすり減っていくのがわかり辛かったです。
合格することを自分が疑わないことが必要だと思います。来年でいいかと思いがちな試験だと思いますが、完璧に仕上げることは誰もできていないと思いますので、できる範囲で最後まで合格を諦めていなかったので、合格につながったと思います。
勉強をしはじめたころは、自分のためだけに合格を目指していたように思います。しかし、受験期間が徐々に長くなるにつれて、自分のためだけでなく、応援してくれている家族のためにも、いつも気にかけてくれる友人のためにもと、資格取得のモチベーションが変化していました。なぜ司法書士を目指すのか、理由は人それぞれあると思います。ただ、どんな理由であれ、揺るがない強い気持ちがあれば、つらい受験勉強も長く続けられるはずです。もしつらくなった時、受験をやめたいと思った時は、なぜ自分は司法書士試験に合格したいのか、もう一度考え直すといいと思います。
補助者として仕事をしていたため諦めるという選択肢はありませんでしたが、それでも今年も受からなかったらどうしようという不安はありました。特に1-3月がモチベーションを保つのが難しかったのですが、伊藤塾の答練を教室で受けることが刺激となり、勉強を続けることができました。また、伊藤塾のnote記事を読み、受験生が陥りやすいことや持つべき心構えなど、時期ごとに的確なアドバイスを得ることができました。
40代で会社を辞めて専業で勉強していたので自分にとっては「合格するまで受験し続ける」という選択肢しかありませんでした。他の選択肢を断っていたからどんなにつらい時でも勉強を続けられたと思っています。あと司法書士を目指すという決断を家族が全面的に応援してくれたことも大きかったと思います。勉強時間を確保するため子どもと遊ぶ時間と家事を手伝う時間が大幅に減りましたが、妻は文句ひとつ言わずに支えてくれました。本当に感謝しかありません。
伊藤塾のYouTube等で合格者の方の生の声を聞いて、皆さんが同じような不安や迷いを抱えていることが分かったので、それだけで安心することができました。結局は自分も含めて他の受験生も同じ悩みを抱えているのであれば、悩むだけ無駄だと考え、悩む時間があれば勉強しようと切り替えました。
8回の受験でありました。結果として、最初は司法書士試験の《深淵性》を十二分に理解していなかったのでしょう。予定としては、60代前半、つまり3回受験くらいでの合格を考えていました。3~5回くらいが、苦しかったと、後から振りかえって思います。科目の多さに圧倒され、過去問の分厚さに圧倒され、勉強をすれども、すれども、砂地獄に足を踏み入れたように感じ、何度、夜、うなされて飛び起きたか、しれないほどでした。
ただ、令和に入り、すこしずつ、合格ラインが私の眼前に見えるようになって、今少し、何が足りないのかを自らに問い続ける3年間でありました。その際、各受験指導校の講師の方々が、SNSで発信される情報も参考にさせていただきながら、それらを取捨選択して、自分にふさわしいも思われる事象を学習に取り入れる試みを重ねていっていました。自らを客観視することが、学習の修正につながり、合格に近づけてくれたように思っています。
私が司法書士の勉強を続けることができたのは、家族、特に夫の支えがあったからです。私は学習をはじめてからしばらくして妊娠の悪阻が重たくて、その後も出産育児でいっぱいいっぱいで全然勉強が進まずに結局中断、勉強に対して中途半端な状態でモヤモヤしながら過ごす日々でした。そんな中、夫がもう一度挑戦してみたらと声を掛けてくれたことがきっかけで今度は受かるまで勉強すると決意し、再度入門講座の勉強を開始しました。また、なかなか結果が出せずに長期間の受験生期間となってしまいましたが、合格するまで勉強できる環境を整えてくれ、どんな時も夫が陰ながら応援して支えてくれました。本当に感謝してもしきれません。
山村講師の右肩上がりのイメージで、北谷講師の80%の知識が100%の知識になった時に点が取れるといった言葉を信じ、学習を続けました。途中で受験をやめよう考えたことは何度もありましたが、「掲げた目標を諦めると一生中途半端な人生を送ることになる」と考え、やめずに受験を続けました。
複数回受験で合格したので、不合格のたびに自分は合格できないのではないかと思いました。しかし、受験をやめようとは思いませんでした。なぜなら、受験のたびに点数が上がっていたので、次は合格点に届くのではないかと無理やり希望的観測をしていて、無理やり自分を奮い立たせて司法書士試験の学習を継続していました。少しでもポジティブな要素があるのであるならば、それに縋り、希望を捨てずに諦めないことが大切なのではないかと思います。もし、成績が伸び悩んでいる方がいるならば、必ずポジティブな要素がひとつはあると思うので、少しでも前向きに勉強に取り組んでいただければと思います。
最初はフワッとした動機で勉強を開始しましたが、補助者として働きはじめ、行政書士として登録し、現在はこの業界にどっぷりと頭まで使った状態です。なので今年結果として合格することができましたが、恐らく司法書士試験を受験することがルーティンワーク化していた近年の状態からすれば、受験するという行為をやめるという選択肢は不合格であり続けていたならなかったと思われます。最初の頃は、先にも述べたように受験をするということで、他者との心の持ちようの差別化を図って優越感を得ていただけだったのですが、この仕事に長年関わり、本当に多くの方々とつながって、まわりまわって自分にかえってくる日常を過ごしていますと、応援して下る方々のためにも絶対に途中でやめることはできませんでした。
本試験を3、4回受験して、一度も基準点にすら到達しなかったときは、自分には全く適性のない試験で、受験をやめようと思った時期もありました。しかし、長年、補助者として実務に携わっている中で、自己完結できない点に関して、とても歯がゆく、情けない気持ちは心の中にずっとありました。
コロナ渦に入り、自分と向き合う時間が増え、司法書士試験に真正面から向き合っていない自分に気づき、試験を突破するために生活の全てを犠牲にして、「働きながらなので2~3年で」という無理のない学習ペースで目標を立てられたことが大きかったと思います。
不安に思ったり、結果が伴わず落ち込むことはありましたが、人より記憶力が良いわけでも理解力があるわけでもない自分は努力し続けるしかないと思ってひたすら続けました。途中で諦めてしまえば今まで勉強してきたこと、勉強してきた時間が全く無意味になってしまうので、受験をやめようと思ったことはありませんが、落ち込んだ時は、講師の方々や合格者の方の「続ければ合格できる」という言葉を信じて続けることができました。
私は、2015年本試験から2022年本試験まで合計8回本試験を受験しました。その中で、2015年本試験、2016年本試験はお試し受験だったものの、2017年本試験以降は模試で度々合格判定を取り、真剣に合格するつもりで受験していました。しかし、2017年本試験から2019年本試験までは午後の部の択一で基準点に届かず記述式の採点を受けられないという事態になりました。それで、2019年10月に本試験に不合格になった時は真剣に一度司法書士試験の勉強から撤退することを考えました。ところが、同年12月に、私の出身高校の先輩で行政書士の先輩でもある御方から、「司法書士試験に合格して登記申請ができるようになれ」と、行政書士会の忘年会の席上で励まして頂いたことにより元気づけられて、再び司法書士試験の勉強をすることになりました。
その後、2020年本試験と2021年本試験は2年連続総合点落ちでしたが、それまでの3年間の本試験での惨敗とは違い手応えは感じていました。そして今年は、午後の択一を強化し、又苦手だった不動産登記法の記述式の前提登記の学習をしっかりやって、自分の弱点を克服し、今年の本試験では余裕を持って合格できました。私が、なぜ諦めずに司法書士試験の学習を続けることができたかと言うと、周囲の方々の温かい励ましがあったからです。
定年退職後。再任用されるのも嫌でしたし、外郭団体に就職をするのも嫌でした。そのため、それらの仕事に就くことを断ってしまったので、無職となるか、それとも勉強して合格するかの2択しかなかったので、勉強を続けるしかありませんでした。ただ、退職後すぐの試験で不合格だったときは、このまま勉強しても合格しない可能性もあることを自覚しました。しかし、他にすることもなかったので、とりあえず一年間だけは続けようと決めました。あとは、一日の日課を決めて、毎日同じことを繰り返していると不安感もなく、ただ合格に向けて前進しているような気になりました。試験後は、合格したような気になっていたことと、もし不合格になっても来年再度受験するかどうか未定だったため、とりあえず合格発表までに受験できる宅地建物取引士を受験することとし、司法書士の勉強の比重を軽くしました。先のことを考えず、まず1年単位で考えることもひとつの手かもしれません。
最後まで「1年間で必ず合格する」という決意を維持することによって、学習を継続することができたものと感じています。途中には多くの不安もありましたが、そうした自信を持つことによって(=不安を隠すことによって)継続できたと感じています。また、模試の順位も、あくまで参考だとは認識していましたが、順位が上がることでモチベーションを高めることができました。
2022年度 司法書士試験 合格者が語る
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