深く考えても時間を浪費するだけ。わからなければ講師やクラスマネージャーに聞けばよいという意識で勉強しました。

T.Sさん(23歳)
 

T.Sさん(23歳)
明治大学法学部卒業
【合格校】
横浜国立大学法科大学院(既修)
明治大学法科大学院(既修/未修)
立教大学法科大学院(既修)
◆適 性 試 験/192点
◆学 部 成 績/GPA:2.82
◆受 講 講 座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、法学既修者試験模試 など

※プロフィールは2011年合格時点ものです。

はじめに 

 私は冤罪に苦しむ人の心情を綴った著書を読み、真相解明において重大な役割を担う検事になりたいと考えるようになりました。そこで、遅ればせながら大学4年生の春頃に伊藤塾の説明会に参加し、法律知識が未熟な自分でもやればできると感じさせてもらえたので入塾しました。 

私がとった勉強方法 

基礎的な法知識・法理論の修得について

 法律科目すべてにおいて基礎が何より重要です。私はまず基礎マスターテキストの理解と講師から指示された事項の暗記に力を入れました。これを怠るとおそらく論文対策をしたところで大きく伸びることはないと思います。たたし、テキストの理解についてはあまり神経質にならずわからなければ講師やクラスマネージャーに聞けばよい、という意識で進めてよいと思います。深く考え込んでも大抵は時間を浪費するだけです。
 また、ゼミは大いに活用するべきです。ゼミでは論文の書き方を主に学べます。自分がいかに法律の論文を書けないかを知ることから成長が始まると思います。さらに、論文に対する意識が高まると基礎マスターテキストの読み方や見方が変わり、効率が上がります。

実践段階の学習について

 私は時間のほとんどを論文に割き、択一対策は時間が余った時のみにやるという勉強をしていました。択一ももちろん大切ですが法科大学院入試では論文に大きな比重があります。論文対策としては、とにかく伊藤塾でもらえる問題研究をひたすら繰り返しました。また、問題を解いていく中で理解が曖昧な部分は基礎マスターテキストに戻ることで、問題を解きながら基礎マスターの復習にもつながるのでまさに一石二鳥でした。 

学部成績について

 学部成績は良いに越したことはありません。私は伊藤塾に入塾したのが遅く、大学では部活動に専念していたことから非常に成績が低く、面接でも指摘されました。今1・2年生の人は少しでも成績を上げるため努力を怠らないで欲しいです。私と同じように成績に自信がない人もそれだけで合否が決まるわけではないので深く考えることはありません。

伊藤塾の学習と大学生活との両立、学習フォローについて 

 講義にはなるべく欠席せず、その日受けるようにしましょう。それでも体調が優れない時や予定が入ってしまうこともあると思います。私自身も大学で運動部に所属し、週4~5日練習があったことから体調が優れず講義を欠席することもありました。しかし、伊藤塾は学習フォローが充実しており、その日の講義も翌日からインターネットで配信されます。また、クラスマネージャーがいるのですぐに質問をすることができます。 

入学前準備として 

 入学前には基礎マスターテキストの復習にあてたいと考えています。基本書の通読も行いたいですが、基本書の学習は法科大学院で詳しく行うことなのであまり急がず、伊藤塾での学習をもう一度見直していきたいです。 

最後に 

 私は法曹を真剣に目指したのが大学3年生の冬から4年生の春という非常に遅い時期でした。ただし、いつやるかということは大した問題ではありません。今、法曹になりたいけど自分には無理だろうと勝手に決め付けている人は、その夢を諦めないでほしいです。