大学の夏休みを利用して、科目ごとの全体的な復習をしました
T.A さん(22歳)
【合格校】
中央大学法科大学院(既修)
【受講講座】司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、ロースクール突破小教室、法科大学院別論文対策講座 など
※プロフィールは、2012年合格時点のものです。
はじめに
私は商学部生でありながら法曹を志すこととしたため、着実に基礎を定着させて受験対策を行う機会を得るべく、大学2年生の春に伊藤塾に入塾しました。
私がとった勉強方法
適性試験対策について
最初に過去問を解いたのは大学3年の夏頃で、150点程しか取れませんでしたが、伊藤塾の模試や答練、過去問を説き続けるうちに解法を把握していきました。第1部については構造把握、主張の補強・弱体化などの問題の種類とその基本的な解答方法を意識して解くことが有効だと思います。
法律科目対策について
1年目ではライブ講義に出席しその後に復習、大学の長期の休みを利用して科目ごとの全体的な復習といった流れで学習を行っていました。大学で法律を学ぶ機会が少ない私にとって、基礎マスターテキストを利用した学習は受験対策の方向性を掴む上で大いに役立ったように思えます。特に、大学の授業や試験による制約の無い夏休みや春休みの間の復習は基礎知識の吸収のための重要な期間でした。
2年目の論文マスターの際には予習・講義の視聴・復習を繰り返し、論文マスター答練にも可能な限り出席したものの、この段階での条文番号や定義、論証の暗記を怠りがちだったので中々まともな答案が書けず、苦労した覚えがあります。意識して記憶の時間を設けることの必要性を痛感しました。
短答対策については、主に一問一答の問題集や、法学既習者試験の過去問を6月末から既習者試験本番までの間に解くことで行いました。短答対策は条文間の関係性や要件の把握などにも役立ち、論述対策としての側面もまた有していたと思います。
論文試験対策については問題研究を利用して答案構成・答案例の確認を行い、個別の法科大学院の受験対策はロースクール突破小教室にて行いました。この小教室により、合格答案のレベルを把握できたので、法科大学院の過去問を解く際の良い参考となりました。
最後に
法科大学院受験では、TOEIC、適性試験、パーソナル・ステートメント、法学既修者試験、論文試験といった多方面の対策が必要となります。そこで、今すべきことは何かといった優先順位の把握が特に重要だといえるでしょう。