伊藤塾の講座で自分なりの学習方法が確立し、効率的に法律を学ぶことができました。

Y．N さん（22歳）
 

はじめに

　私は大学２年生のときに伊藤塾に入学しました。法科大学院を受験するにあたり自力で勉強することも考えましたが、勉強の方法が分からず、法科大学院入試に対する不安もあったため、受験指導校に入塾することにしました。伊藤塾に入塾した理由は、伊藤塾に通っていた先輩に勧められたこと、合格実績が良かったことです。
　伊藤塾の講座を受けることで自分なりの学習方法が確立し、効率的に法律を学ぶことができたと思います。

私がとった勉強方法 

法律科目対策について

（１）　基礎的な法知識・法理論の修得について
　基本的な法知識・法理論はすべて基礎マスターで学びました。大学の勉強を除いて、伊藤塾の勉強以外はしませんでした。伊藤塾のテキストに絞って勉強することでテキストを繰り返し勉強することができ、知識の定着につながったと思います。 
　法科大学院入試においては主に重要論点が出題され、発展的な問題が出題されたとしても合否は重要論点をしっかり書くことができるかで決まると聞いたので、重要論点を繰り返し勉強しました。
　また、講義を受けた直後に５分間でその日の講義の重要な部分を復習することを習慣にしていました。後で復習しようと思っていても忘れてしまったり、時間が取れなかったりすることがあったので５分間の復習は必ずするようにしていました。講義が頭に残っている間に復習できるので効率的だと思います。また、どの部分が重要なのかを意識しながら復習できたのも良かったです。 　基礎マスターを一通り受講した後は繰り返しテキストを復習しました。法律の勉強をやり始めた頃は、学習した範囲すべてを理解してから次の範囲に進むようにしていましたが、この方法は効率が悪かったと思います。復習するのに時間がかかり、何度もテキストを繰り返すことができないからです。理解できなかった箇所には印をつけて次に進むようにしてからは復習が捗り短期間で一通り復習できるので記憶も定着するようになりました。また、テキストを繰り返すと、前に学習したときには理解できなかったことが簡単に分かることが何度もあり、法律を理解するという点においても効率的だと思いました。
　（２）　実践段階の学習について
　実践段階の学習においては、知識を一カ所にまとめ入試の直前期に短期間で復習できるものを作ることが大切だと思います。私は、問題研究を使っていました。問題研究は同じ論点について何種類かの論証が載っていることが多いので、自分の書く論証を一つに決めて覚えることが重要だと感じました。また、復習の際に論証がどの部分にあるのか分かりにくいことがあったので付箋で見出しをつければ良かったと後悔しています。入試の直前は問題研究の重要論点を中心に繰り返し解いていました。私は記憶力に自信がないので重要論点に絞って何度も繰り返すという方法をとっていました。この直前期に一番知識が定着したように思います。

適性試験対策について

　適性試験対策は大学３年生の冬に始めました。大学の先輩から適性試験の問題はいくつかの系統に分けることができ、それぞれの解き方やコツがあると聞いたので、まず伊藤塾の適性試験対策講座を受け、問題の系統や解き方を学習してから、過去問や問題集を解くという対策をしました。また、私は問題を解くのが遅かったので問題をたくさんやって慣れることを心掛けました。

学部成績について

　入試直前は伊藤塾での学習に集中したいと思い、３年生の前期までに集中して単位を取得しました。４年生のときには多く勉強時間を取ることができ良かったです。
　また、進路についてロースクールコンサルタントの方に相談に乗っていただきました。それぞれの法科大学院の特性や様々な体験談を知ることができ、入学後のアドバイスもして下さって本当に感謝しています。少しでも進路や学習に不安がある方は一度相談するべきだと思います。

入学前準備として

　まず、基礎マスターの復習をもう一度しようと思います。また、私は判例の知識が乏しいので、判例の勉強をしようと思っています。

最後に

　私が法科大学院に合格できた要因は、最後まで諦めずに勉強を続けたことだと思います。家に伊藤塾から大量にテキストが届いた時には、これをすべてできるのかと呆然となりましたが、諦めずにコツコツやった結果、なんとかやり終えることが出来ました。計画通りにいかないことも多々ありましたが、計画を修正しながら最後までやりきれたことが良かったと思います。伊藤塾の講師、講義とテキストを信じて、基本を重点的に学習すれば大丈夫だと思います。
　最後に、いつもやさしく指導して下さった草島先生、勉強できる環境を与えてくれた両親、一緒に勉強してくれた友人に心より感謝申し上げます。